味の素(株)が2003年から展開している日本代表選手およびその候補選手を対象に「食」と「アミノ酸」によるコンディショニングサポート活動「ビクトリープロジェクト®」(VP)。
パリ2024オリンピックでは、日本代表選手団「TEAM JAPAN」への栄養サポート拠点「JOC G-Road
Station」の運営に協力。
「パワーボール®」「勝ち飯®」弁当といった独自の食事・補食もデリバリー。
食事サポートの様子のレポートが届きました。
JOC G-RoadStation
リオ2016オリンピックからJOCが開始した栄養サポート拠点で、味の素社が全面協力しています。
選手村の食事を補完するために、近隣で通いやすく、食べ続けやすい、食べなれた「和軽食」を提供。
TEAM JAPANなら誰でも利用できるので、連日大好評です。
■提供メニュー(主食以外は日替わり提供)
・主食 : 白米、だし茶漬け(だし、梅干し、ふりかけ、ごま等も用意)
・主菜 : 低脂質うま味そぼろ(塩、醤油、カレー、麻婆、ガリバタ味) ※真空パック
・副菜 : 切干大根煮、鶏と大豆のうま煮、野菜の炊き合わせ、ひじきの五目煮、筑前煮 ※真空パック
・汁物 : うま味スープパリスペシャル、エネルギー豚汁(通称エネとん)、具たっぷり味噌汁
■目玉は「勝ち飯®」うま味スープパリスペシャル
凱旋門近くにあるフレンチレストラン“Restaurant PAGES”オーナーシェフの手島竜司氏とVPが、パリ2024オリンピックのために共同開発した「勝ち飯®」うま味スープパリスペシャル。
経産鶏を10時間じっくり煮出したフォン・ド・ボライユに、「味の素®」を加えた特製スープは、飲むだけでうま味がexplosé(はじける)美味しさ!
チキン&ベジタブルギョーザとのマリアージュにより、どんどん食が進みます。
大舞台を前にしたアスリートにとって必要な栄養素(ビタミン、たんぱく質)を摂れて、脂質と塩分は限りなく少ない設計なので、安心して食べてもらえる「ご馳走スープ」になっています。
■選手村や競技会場へ「パワーボール®」 &「勝ち飯®」弁当デリバリー
試合の合間の補食と して、TEAMJAPANから絶大な支持を得ているのが「パワーボール®」と呼ばれる小分けのおにぎり。
「ほんだし®」や「丸鶏がらスープ」「味の素KKコンソメ」をご飯に混ぜるだけで、だしとうま味がきいた美味しいおにぎりに。
50g程度の小分けのおにぎりなので、無理なく食べられることもポイント。
海苔や具材はない分、消化に優しく、アスリートにぴったりのおにぎりです。
多い日には朝3時半から仕込み、一日300個以上を提供、選手の一番近くで戦いを見守りました。
また、競泳やアーティスティックスイミングは、決勝の開始時間が遅く、選手村に戻るころには深夜を回ってしまうことも。
そんなときでもしっかり栄養を摂ってほしい、そんな思いでVPは「勝ち飯®」弁当を用意しました。
選手村近隣の調理拠点で毎日お弁当を作り、競技会場へお届けしています。
<編集後記>
試合の合間の補食と して、TEAM JAPANから絶大な支持を得ているのが「パワーボール®」と呼ばれる小分けのおにぎり。
「ほんだし®」や「丸鶏がらスープ」「味の素KKコンソメ」をご飯に混ぜるだけで、だしとうま味がきいた美味しいおにぎりに。
50g程度の小分けのおにぎりなので、無理なく食べられることもポイント。
海苔や具材はない分、消化に優しく、アスリートにぴったりのおにぎりです。
多い日には朝3時半から仕込み、一日300個以上を提供、選手の一番近くで戦いを見守りました。
パリ選手村近隣に居を構える和軽食拠『JOC G-Road Station』。
沢山のアスリートやスタッフの方々が、開店前から行列を作る超人気店。
「いらっしゃいませ!」気持ちの良い挨拶が開店の合図。
店内にいるスタッフは明るくて笑顔が似合う好青年ばかりで、とても入りやすい雰囲気だ。
現場を取り仕切る、日に焼けた肌に映える白い歯、青いポロシャツに赤いハーフパンツの”店長”も例に漏れず、セーリングに青春時代を注いだ健康的な爽やかスポーツマンだ。
お店の雰囲気を簡単に説明するため、下記、”店長”と選手の一部やりとりの様子。
選手:「店長お若いですよね、全然年取らないですね!」
店長:「そうですか?ありがとうございます。」
選手:「店長、今日もイケてますね。絶対モテるでしょう?」
店長:「そうですね。ありがとうございます。」
微笑む店長。 …。 …。 …。 静まる会場。
その受け答えには一ミリの嫌味もない。
「店長、全然否定しないじゃん!!」、突っ込む選手と周りのスタッフ一同。
笑いが弾け、さらに明るくなる店内。
“必要な栄養を必要な時に”をモットーに運営されているが、ここはただ食事を摂りに来る場所ではなくて、選手達が食を通じて、身体と特に心をリフレッシュしに来る”オアシス”なのだと改めて気付いた。
拠点というより、拠り所というニュアンスの方が近い。
人は生きていくために、”よりどころ”が必要である。
例え大会中という短い期間だけかもしれないが、選手達の心の拠り所は、この『JOC G-Road Station』に、そして何よりもここにいるスタッフの下にあるんだな。とその人気と盛況の理由に確信めいたものを感じた。
–安心を得られる場所– だからここはいつもポジティブなエネルギーに包まれているんだ。とも思った。
今日も、「お疲れさま」、「お帰りなさい」、「ありがとう」、「いってらっしゃい」と元気な声が飛び交い活気と笑顔に溢れる店内。
ここで働くメンバーの合言葉は”挨拶にスランプなし!” 目を見て挨拶を交わせば活力は自然と湧き出てくるのだ。