• 金. 12月 13th, 2024

豆乳に含まれる「たんぱく質」がからだを温めてくれる!冷えが気になる貴方に「豆乳」のすすめ

からだの冷え対策には食習慣を意識することが大切です。
人間の身体の熱をつくるのに欠かせない存在が「たんぱく質」。
たんぱく質を摂取すると、消化し分解されるときに熱を生み出し、その熱で身体を温めてくれます。
たんぱく質を摂取することは、筋肉の合成にも役立ちます。
筋肉量が増えれば熱量も増えてきますので、冷え性対策に有効です。

冬の冷え対策に豆乳がおすすめ

豆乳は植物性たんぱく質を多く含んでいます。
手軽にたんぱく質を摂取できるのが嬉しいですね。
ゆっくり消化吸収していくので腹持ちが良く、その分体温維持効果が高いともいえます。
朝に一杯の豆乳を飲むことで、手軽に冷え性対策ができます。

身体を温める上で欠かせない豆乳の栄養素
豆乳に豊富に含まれている「パントテン酸」は水溶性のビタミンB群の一種で、糖質、脂質、たんぱく質によるエネルギー代謝に関わっています。
また、豆乳に含まれるビタミンEには血行促進作用、ビタミンB1にはエネルギー代謝に重要な役割を持ちます。
その他、ペプチドは脂質の代謝をアップ、サポニンは毛細血管の血流改善、レシチンは血行促進など、体を温める上で欠かせない栄養素が豆乳にはたくさん入っているのです。

冷え性で悩む人に特にオススメ!豆乳を温めたり鍋で摂り入れるメリット
胃腸も温まり、消化吸収が良くなるため栄養効率がアップします。
漢方では白い食材(豆乳、牛乳、豆腐など)は陰性食品に分類されますが、陰性食品は熱を加えるか陽性食品と組み合わせることで、中間に持っていくことができると考えられています。
また、豆乳は豆なのでビタミンB1が豊富です。
鍋に入れたネギのアリシンがビタミンB1の吸収を助け、エネルギー代謝を良くしてくれるので、疲労回復などにもつながります。
また温めることで豆乳の香りを楽しむことができます。
豆乳を温めても、成分は壊れません。


そのほかにもたくさん!豆乳を摂り入れるメリット

  • 不足しがちな植物性たんぱく質がとりやすい!
    大豆製品の中でも豆乳は飲料として手軽に飲むことができ、無調整豆乳は料理にも使え汎用性が高い!
  • 植物性たんぱく質以外にも栄養素が豊富。
    オリゴ糖や食物繊維、ビタミンE、カリウム、マグネシウム、イソフラボンと健康な体の維持には欠かせない栄養素がたくさん入っており、必要な栄養素をまとめて摂れるメリットがある。
  • コレステロール調整作用があり、高血圧や動脈硬化の予防にも。
    豆乳はノンコレステロールなので、コレステロールが気になる人も安心して飲むことができる。また、コレステロール調整作用もあるので、高血圧や動脈硬化の予防も期待できる。
  • 良質なたんぱく質が空腹感を満たし、暴飲暴食を防げる。
    ダイエット時は、間食のお菓子を豆乳に置き換えると効果的。

解説 イシハラクリニック 石原新菜先生

2006年帝京大学医学部卒業。同大学病院で2年間の研修医を経て、現在は父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。
クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。
主な著書「おいしくて体に効くお酢レシピ(扶桑社)」他多数


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