生地から作る達成感!初パン作りに競技者としての共通点を発見

生地作りに時間をかけ力を込めてこねることで、美味しいパンが焼きあがります。競技をするうえでの基礎トレーニングに似ていると思いました。
こんにちは、法政大学ボート部の曽根さやかです。RanRunの学生スタッフと一緒に、ホームメイドクッキングさんの教室で、パン作りを体験取材してきました。
私自身ケーキやクッキーは作りますが、パン作りは初めて。
新しいことに挑戦でき、有意義な時間を過ごすことができました。
今回のメニューは、インスタントコーヒーを使った「カフェナッツロール」と「コーヒーミニ食パン」です。
実際にパンを作るなかで、生地作りの段階が一番苦戦しました。
生地の材料を混ぜ、こねながらひとつにまとめていきます。
生地をボールに叩き付けてこねるのですが、なかなか難しく力のいる作業でした。
「よく叩きましょう!その方が美味しくできますよ」と講師の先生。
叩いてこねることで、コシのあるパンになるそうです。
生地作りには集中力も必要で、美味しく作りたい一心でしばらくこねていると、「皆さん、無口になってしまいましたね」と講師が笑っていました。
生地を寝かせ発酵するのを待つ間に、講師から教室の中を案内していただきました。
発酵前に比べ、生地が2.5倍くらいに膨らみました。
発酵段階での膨らみに、イースト菌の反応にとても感動しました。
時間を置けば置くほど大きく膨らみ続ける様子が、菌が働き続けている証だと感じました。
私はボート競技を大学の部活で行っています。
どの競技にも共通することだと思いますが、基礎は大切です。
基礎ができたうえで技術を積んで強くなっていくと私は思います。
ボート競技にも、体力であったり動作であったり、水上で艇を速く進めるためには陸上でのトレーニングが欠かせません。
今回、パンの生地を作りながら、生地に時間をかけてこねていくことで、弾力のあるパンが出来あがることがわかりました。
競技をやっている者として、共通するものを感じました。
いよいよ成型です。
今回、二種類のパンを作るため、まず生地を二種類の形に分けて成型します。
生地には力いっぱい気持ちを込めたので、今度は完成図を想像しながら見栄えを気にしました。
コーヒーの良い香りが生地から漂う中、ナッツやチョコチップを生地に乗せたり、手のひらで丸くこねたりして焼きに入りました。
15~20分程度で焼き上がるのを待つ間に、アイシングを作ります。
パンが焼きあがりました!
最後の仕上げにアイシングをかけたら完成です。
完成~!!
生地から作った達成感とそれぞれの個性が出て、見比べたり自分の作った出来栄えに満足したり会話が弾みました。
普段体験しないことに挑戦したことで精神的にもリフレッシュでき、また新しい友達もできたので、とても楽しかったです。
私達と別のテーブルでは、主婦の方々もパンを作っていて、コミュニティの広がりを感じました。
この日は平日の昼間だったこともあり、主婦層の参加者が多かったのですが、平日の夕方や土日は、会社帰りの方や学生の参加が多くなるそうです。
今回は体験コースからパンの夏メニューを作らせていただいたので、秋のメニューにも挑戦してみたいと思いました。
また和菓子のコースや、クッキングコースもあるので、そちらにも挑戦してみたいです。
法政大学3年 曽根さやか