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トップアスリートも実践する「おだしファースト」

体調を整える「飲むおだし」レシピ

フード 2022/08/01

 “おだしファースト”とは
「おだしファースト」とは、食事の際に、ミニカップ1杯程度のおだしを最初(ファースト)に飲むこと。
そもそも“おだし”とは、天然の素材からうま味を抽出させた液体のことで、「うま味」の成分としては「グルタミン酸」「イノシン酸」などが知られています。
近年の研究結果によると、日本人にとって身近な「かつおだし」は、その成分から「疲労感軽減」「抗疲労効果」などが期待されています。
*味の素㈱・福岡女子大学「だしが気分・感情に及ぼす影響」の調査結果

2003年より日本代表選手およびその候補選手を対象に「食」と「アミノ酸」によるコンディショニングサポート活動「ビクトリープロジェクト®」(VP)を展開している味の素㈱が、東京2020オリンピック競技大会等で、多くのアスリートを支えた“おだしファースト”の秘密を初公開しました。
同社は東京2020オリンピック競技大会の日本代表選手団「TEAM JAPAN」が最高のコンディションで試合に向かうための戦略的な栄養サポートの拠点「JOC G-Road Station」でも”おだしファースト“を実践しました。
多数のアスリートが試合前の緊張をほぐしたほか、疲労で食欲が出ない胃腸をサポートし、おいしい&楽しい食事時間のきっかけ作りとなりました。

飲むおだし

“おだしファースト”を実践したアスリートの声
東京2020大会の「JOC G-Road Station」では、実に利用者の90%以上が“おだしファースト”を実践。
かつおだしを使用した“飲むおだし”を飲むことで、日本人に馴染みのある味わいが気分をほっとさせるだけでなく、緊張や疲労を癒すほか、だしに含まれるグルタミン酸が、消化吸収を助ける“食欲のスイッチ“の役割を果たしました。
“おだしファースト”を実践した日本代表選手団のアスリートからは、「ホッとするし、庶民の味で落ち着いた。食べる前に飲むことで、馴染みのある味で、気持ちがスーッと楽になった気がした。食欲も湧いてきました。」や「ひと口目から『うまっ!』って感じて、何かお腹がすいてきました。」「あー、落ち着くー。食べる前に『おだし』を飲むと癒されますねー。 すごく美味しいです。しっかり食べるぞー!」などの声が続々と寄せられました。

「おだし」の予備知識

「だし」とは
魚貝や肉、野菜など味の出る素材を水につけたり煮出したりしてうま味成分を引き出した汁のこと。日本料理の「だし」、西洋料理の「ブイヨン」「フォン」、中華料理の「湯(タン)」と、おいしい料理にはだしが使われています。だしは味の基本となり、だしがあるから料理はおいしくなります。そして、だしの味を作っているのが「うま味」です。
 

「うま味」とは
食べ物のおいしさの中心となる味は「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」の5つ。
中でもうま味は、おいしさを決める大切な要素のひとつです。
そして、うま味成分の中でも大事な役割を果たすのが、アミノ酸の一種である「グルタミン酸」。
たとえば、食べ頃の食材のおいしさにはグルタミン酸の量が関係しているものがたくさんあります。だしは、この「グルタミン酸」と、もう一つのうま味成分「イノシン酸」が一緒になり、うま味の強さが数倍になります。
植物性の素材からとれる「グルタミン酸」と、動物性の素材からとれる「イノシン酸」。
この両方を組み合わせることで、『うま味の相乗効果』が生まれます。

 

「うま味物質」の新有用性
うま味物質は、うま味を食べ物に付与するだけでなく、風味を増すことで食べ物をおいしくし、嗜好性を高めて食欲を誘発させます。
また、最近の研究では、生物が生存していく上で必要な食物の選択、摂取、消化・吸収と代謝などの調節に根本的に関わる重要な役割を果たしていることがわかり、人の生活の質(QOL)をより良くする物質として、さらなる未知の有用性発見が期待されています。

 

うま味は消化を助ける
1990年代、ロシア科学アカデミーから、うま味物質を用いた消化促進に関する知見が相次いで報告されました。
グルタミン酸を含むうま味物質を添加すると胃液分泌を促すこと、また消化能力の低下した慢性萎縮性胃炎の患者では、グルタミン酸ナトリウムを添加した食事をとることによって胃酸分泌能力が改善されることを見出しています。
近年、グルタミン酸の胃液分泌作用は、内臓感覚を介するものであることが明らかになりました。
また、最近のヒトの研究から、グルタミン酸は摂取した栄養素に依存して、胃から腸への食物の転送を調節することで、消化効率を上げている可能性が示されつつあります。

 

うま味は脂肪の蓄積を抑える
グルタミン酸は、過度な脂肪摂取による肥満形成を予防できる知見が得られつつあります。
現在、先端的な脳科学研究手法を用いて、うま味物質を介する味覚や内臓感覚による脳でのエネルギー代謝調節機構の全貌を明らかにしようとしています。

 

簡単に作れる“おだしファースト”ちょい足しアレンジご紹介!
~家庭にある調味料等をちょい足しするだけでいろいろな味わいに~

『おだしファースト』に最適な「飲むおだし」
<作り方>
顆粒タイプのだしの素やスープの素を、商品パッケージに記載のスープ等の基準濃度になるように「飲むおだし」を作ります。
*お好みで濃度を調整してください。

「ほんだし®」の飲むおだし・・・顆粒0.3g+お湯50ml
「ほんだし® こんぶだし」の飲むおだし・・・顆粒0.3g+お湯50ml
「丸鶏がらスープ」の飲むおだし・・・顆粒0.8g+お湯50ml
「味の素KKコンソメ」の飲むおだし・・・顆粒約0.9g+お湯50ml

 

食欲のない時期にもぴったりな飲むおだしレシピ
ー便利なチューブ調味料等を活用ー
*「飲むおだし」に極少量からお好みの量を加えてください 」

■「ほんだし®」の飲むおだし
+梅肉 爽やかな味わい。だし茶漬けにもアレンジ可能。
+おろし生姜 じんわり温まる優しい味わい。
+ゆず胡椒 ゆず胡椒の風味で食力増進。
■「ほんだし® こんぶだし」の飲むおだし
+梅肉 阿部詩選手お気に入りのアレンジ。梅のクエン酸で夏バテにもぴったり。
+おろし生姜 こんぶだしの味が際立つ組み合わせ。
■「丸鶏がらスープ」の飲むおだし
+レモン果汁 爽やかなエスニック系の味わいに。
+塩こんぶ うま味の相乗効果でコクのある深い味わいに。
+おろし生姜 冷えた身体を温めるような味わい。
■「味の素KKコンソメ」の飲むおだし
+レモン果汁 コンソメの風味が一変!爽やかな風味が食欲増進。
+塩こんぶ うま味の想像効果で非常に深い味わいに。

 

 

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