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味の素(株)「ビクトリープロジェクト®」活動報告会

金メダリストからのメッセージ 「食べることの大切さ」

フード 2021/09/13

「どんなことを将来成し遂げたいかなど、食卓の中で話していただけたらなと思います」とメッセージの言葉を送ったのは、柔道女子金メダリストの阿部詩選手(日本体育大学)。
味の素株式会社(以下、味の素)が2021年9月9日(木)、味の素グループ高輪研修センターにて、味の素(株)「ビクトリープロジェクト®」東京2020オリンピック競技大会におけるアスリートサポート活動報告会を実施した。
ゲストとして登壇した柔道の阿部一二三、詩選手、ビデオ出演した空手の喜友名涼選手が、自身たちが受けた「食」のサポート報告とともに、スポーツに励む子供たちへメッセージを送った。

 

空手 形 金メダリスト 喜友名 涼 選手(ビデオ出演)

疲労回復やコンディションを調整するための食事を準備していただき、万全の状態でオリンピック本番当日に臨むことができたと話す喜友名選手。
大会に向けてどういう体に仕上げたいのか、食事面での改善点を指摘してもらい、どのタイミングで摂るのが効率良いかという相談をしていた。
上手く調整することができただけではなく、大会に向かう前に元気に送り出してくれたことが一番の力になったとコメントした。

 

スポーツを頑張る子供たちにメッセージ

自分が動かす身体はとても重要です。
自分自身が摂り入れたものが身体になります。
勝ち飯というのが勝負の中だけでなく、生活の中でも大事になるので、皆さんも自分の勝ち飯を作っていただきたい。
子供の時から高い意識をもって挑める時代ですので、どうすればベストな勝負ができるのか考えて、勝ち飯を大切にしていただけたらなと思います。

 

 

柔道 金メダリスト 阿部 一二三選手、詩選手へのサポート

同じ柔道家でもサポート内容は異なる。
それぞれに合わせて「アミノ酸のはたらき」をフル活用した栄養戦略を展開した。
兄の一二三選手は厳しい減量が必要だったことから、減量最終期にはエネルギー摂取・水分摂取を大幅制限。
一方、妹の詩選手は長期の減量が不要だったため、いかに強く健康な体を作るかを求めた。
東京大会前にあったグランドスラムの前後で、その他気が付いたことなど何度もリモートでミーティングを行ったという。

 

 

サポートを行った栗原秀文氏(味の素株式会社オリンピック・パラリンピック推進室ビクトリープロジェクトチーム チームリーダー)から「栄養は戦略だ」と言われた詩選手は、「詳しく栄養の話を聞き、自分がもっと強くなれるチャンスが見つかった気がした」と話した。
試合時には補食として、Power Ball®やアミノバイタル®アスリートケーキを食べていた。
このアミノバイタル®には飲むタイミングや量をすべて付箋に書いて貼っていたそうだ。

「飲むおだし」について、一二三選手は「最初はできれば今すぐにご飯を食べたい状態だったのですが、しっかりとおなかを温めてから食べるということで。でも試合前にリラックスするという意味合いでは、すごく落ち着いた気持ちになれた」とコメント。

自分の好きなものとして昆布だしを飲む習慣があった詩選手は「食欲がないときでも出汁を先に飲むと食べることができたので、こういうことだったのかなと思った」と話した。

 

 

その後の回復食にもそれぞれ特徴がある。
一二三選手は白いご飯だが、詩選手は白いご飯が苦手なため、出汁炊きご飯を食べていたそうだ。
汁物も夏なのに鍋がある。
豚の生姜焼きも低脂質でうま味をかなり効かせていた。

オリンピックでの阿部兄弟は「アミノ酸のはたらき」を武器にしたことで、さらなる強みへと繋がったようだ。

 

阿部一二三 選手からのメッセージ

 

スポーツをするにあたって、食べることはすごく大事です。
体をしっかりと作れば練習にもつながってくると思います。
食べることが嫌いだったりする子もいると思いますが、しっかりご飯を食べて栄養を付けて練習や勉強を頑張ってほしいなと思います。

 

阿部 詩選手からのメッセージ

 

私たちの家族もそうですが、食卓の時間を有意義な時間にしてもらいたいです。
だんだん歳が上がってくるにつれ、食卓で集まって話すことがなくなってくると思います。
小さい頃にしっかりお父さんお母さんと、どんなことを将来成し遂げたいかなど食卓の中で話していただけたらなと思います。

 

取材 RanRun学生スタッフ 小林七葉(昭和女子大学)

 

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