花映さん監修「ヨーグルトのホエー漬け腸活ピクルス」

早くも猛暑が続く2022年夏。夏バテ対策に、しっかり体調管理をしなければなりませんね。
ヨーグルト研究家として活躍する花映さん監修のビフィズス菌入りヨーグルトを使った夏の腸活レシピをご紹介します。今回は、水切りヨーグルトを使った時にできるホエー(乳清)の活用した爽やかヨーグルトのホエー漬け腸活ピクルスです。
ヨーグルト研究家 花映 さん
東京農業大学卒業。中学生の頃にヨーグルトの魅力に気付き、「ヨーグルト専門店」を開くことが夢に。大学卒業後、香料・色素メーカーに就職するが、夢の実現のため、飲食業界に転職。会社員として働きながら日々ヨーグルトの研究を行い、月に1、2回「ヨーグルト専門店 Dear Mechnikov」をオープンしている。 |
水切りヨーグルトを作ったときに出るホエーの有効活用法
夏にオススメ☆爽やかヨーグルトのホエー漬け腸活ピクルス
ヨーグルトを水切りした時に出るホエー(乳清)を使って、夏野菜の腸活ピクルスを作ることができます。
パプリカ、きゅうり、なすなどの夏野菜を5~6センチくらいのスティック状にカットし、塩で軽く揉み、20~30分置いておきます。
(さっと湯通しすると軽い殺菌効果があり、味が染みやすくなります)
ホエー(150~200ml)にはちみつ(大さじ1~2)と塩(小さじ1/2程度)※を加え、塩もみしたお野菜を漬け冷蔵庫で一晩おきます。
お酢で作るよりもおだやかな酸味なので、酸っぱいのが苦手、という方にもおすすめです!
※はちみつと塩はお好みの味に分量を調整してください。
<MEMO>
ヨーグルトは安定剤などを使っていないので、スプーンですくったあとのくぼみや振動、凍結などにより、表面に水分がたまることがあります。
浮いている水分はホエー(乳清)といって、乳たんぱく質や乳糖、ミネラル、ビタミンなどの栄養を含んでいますので、捨てずに活用しましょう!
ビフィズス菌が体にいい理由
<脳と腸の関係>
あなたは、こんな経験ありませんか?
◆緊張するとお腹が痛くなる
◆便秘が続くと気分が落ち込む
近年では、脳と腸が互いに影響を与えており、相関関係があることがわかっています。 過去の研究では、うつ病患者の便に存在していたビフィズス菌数はうつ病でない人と比べて明らかに少ないことが判明するなど、腸内細菌も深く関係しています。 認知症予防効果が期待できる菌株(ビフィズス菌MCC1274)も存在し、脳腸相関に関する研究が進んでいます。 |
<ビフィズス菌入りヨーグルト>
ビフィズス菌は乳酸だけでなく、“短鎖脂肪酸”を作り出します。 強い殺菌作用で悪玉菌の繁殖を抑えることができ、乳酸だけで作ったヨーグルト比べて、ビフィズス菌入りのヨーグルトは整腸作用が高いことがわかっています。 また、短鎖脂肪酸は、余分な脂肪の蓄積を抑える働きや、基礎代謝を高める事で太りにくい体に導いてくれることも作用があることもわかっています。 ビフィズス菌入りヨーグルトは、便秘の改善や免疫力の向上だけでなく、ダイエット効果も期待できます。 |