腸内環境を整えてパフォーマンスを高めよう

緊張するとお腹が痛くなる人がいます。腸は神経細胞が集中しているため、ストレスから下痢になったり便秘になったりするのです。スポーツ・健康産業総合展示会「SPORTRC2016」が開催された8月2日、清流舎代表取締役COO小川朗氏による「アスリートのための自律神経と腸内環境の話」を聴いてきました。
小川氏によると一流選手は、交感神経と副交感神経のバランスが安定しているといいます。つまり、予選を通過できない選手はそのバランスが悪いということになります。
以前、「よい睡眠」の話で、副交感神経がうまく働かないと、疲労が溜まってしまうとお伝えしましたね。(https://ranrun.jp/healthcare/bodycare-03)
交感神経は、体が活発に活動している時に働きます。交感神経の働きを高める物質には、興奮した時に分泌されるアドレナリン、モチベーションを上げるドーパミン、ピンチの時に気持ちを奮い立たせるセロトニンなどがあります。いずれも試合で最高のパフォーマンスをするには、大切な物質であることが想像つきますね。そのセロトニンの原料となるのが、トリプトファンという物質ですが、トリプトファンは腸内細菌が少ないと増えないのだそうです。
どうやら腸内細菌がカギのようですね。腸内細菌は、大きく「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つにわけることができます。この善玉菌を増やすことが大切になってきます。
善玉菌の代表格は、ビフィズス菌や乳酸菌です。パッとヨーグルトを思いついた人も多いのではないでしょうか。他にもキムチ、ぬか漬けのような発酵食品、味噌や納豆のような大豆製品、ゴボウなど食物繊維の豊富な野菜もいいそうです。
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副交感神経はリラックスする時に働きます。働きを高める物質にはメラトニンがあり、睡眠や疲労回復につながります。セロトニンが増えるとメラトニンも増えることがわかっているそうなので、やはり疲労回復のためにも腸内環境を整え、善玉菌を増やすことが大切になります。
最後に、小川氏が自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスをとる5つのルーティンを紹介してくれました。
①夜は早く寝る
②朝食はしっかりとる
③車でスピードを出しすぎない
④緊張する場面では水を飲む
⑤呼吸法を上手く使う
ぜひ、参考にしてできるところから実践してみてくださいね。