サッカー長友佑都選手 ヨガと出会って精神面も強くなった

ヨガに体幹トレーニング・ストレッチ・マインドフルネスを組み合わせ、オリジナルのヨガを実践しているサッカー日本代表の長友佑都選手(インテル・ミラノ所属)が、日本で初めてとなるヨガの入門書『長友佑都のヨガ友』(飛鳥新社)を12月9日上梓、出版記念記者会見を行いました。
長友選手はケガや肩の脱臼に苦しんでいたといいます。筋トレは必要ですが、やり過ぎると体が硬くなりケガをしやすくなると話していました。ヨガと出会って2年。体がしなやかに柔らかくなってからは、ケガが少なくなり、精神面でも強くなったのだそうです。
ヨガ友は、従来の体幹トレーニングやストレッチ、マインドフルネスの要素とヨガの要素を組み合わせた、長友選手オリジナルのヨガです。
毎日、実践することでプレーにも精神面にも効果を感じ、一緒に実践してみた日本代表のメンバーにも好評だったといいます。
長友選手はインテルの練習場でも練習の前後に必ずヨガを実践していて、それを見ていたインテルの選手も一緒にやることもあるのだそうです。
写真は、アラウンド・ザ・ワールドという動きです。肩甲骨や関節の可動域が広がり上半身が柔らかくなります。
長友選手は、「サッカーも上半身が大事です。上半身がしなやかになれば足もついてくると思います」と話していました。
ヨガでメンタルが変わった
記者会見で長友選手が何度も口にしたのが、ヨガを始めてポジティブになったということです。ヨガを始める前の長友選手は、不安を抱えネガティブ思考になることが多かったといいます。ネガティブ思考はプレーにも影響してしまいます。
ヨガを始めてからメンタルが安定し、ポジティブ思考に変わりました。ぶれない心を手に入れ「毎日、やるべきことを続けられるようになった」といいます。
長友選手は、毎日、寝る前に5分瞑想をするそうです。この日課がメンタルの安定をもたらしたといいます。
大事な試合の前の晩や当日の朝、少しの時間、瞑想だけでもやってみると、「動じない強い心」を持てるようになるようです。
今回、ヨガ友を出版することにしたのは、アスリートだけでなく一般の人にも効果があるヨガ友を広く伝えたいと思ったからといいます。固まった体をほぐすことで精神的にもリラックスすることができるため、サラリーマンや座っている時間の長い人にも、試して欲しいと話していました。
疲労回復のメソッドももちろんあります。
長友選手は「ヨガ友は瞑想、体幹トレーニングなど全てをミックスしています。1日5分でもいいので、試してみてください」と読者へメッセージを送りました。
『長友佑都のヨガ友』(45分DVD映像付き)
肩こり、腰痛、目疲れ、頭痛、不眠、胃腸の疲れ、全身疲労、自律神経の乱れなど、さまざまな体の不調を改善するためのヨガプログラムを開発し、紹介しています。
長友選手が実践しているヨガ「ヨガ友」が連続写真でわかりやすく紹介されています。
長友佑都(ながとも・ゆうと)
1986年愛媛県生まれ。身長170㎝、体重68kg。
明治大学サッカー部を経て2008年FC東京でプロデビュー。
2008年北京五輪、2010年南アフリカW杯出場
2010年イタリア・セリエA ACチェゼーナ移籍
2011年1月 インテル・ミラノ入団
2014年ブラジルW杯出場
RanRun yukiyanagi