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ポジティブな自分をキープしよう!

敗戦を引きずらないープラス志向脳の作り方
ヘルスケア 2017/06/15

最近のRanRunの人気記事は、なんだと思いますか?

メンタルケアの中でも、「試合前の集中力を高める」という記事です。

競技においても、就活においても、ネガティブ脳を作らずにポジティブな自分をキープすることが、集中力を高め、自分らしいパフォーマンスを発揮するためには必要です。

 

内側からより美しく、心も身体もすこやかに輝くための食とライフスタイルを発信するエリカ・アンギャルさんのFacebook から、今回は、ポジティブな自分でいるためにできることについて、エリカのメッセージをご紹介したいと思います。

あなた個人だけでなく、チーム全体をポジティブに引っ張っていく参考にしてはいかがでしょう。

 

不平不満がネガティブ思考脳を作りだす⁉

あなたは、自分が日々どれくらい不満を漏らしているか、じっくり考えたことはありますか?

普段の何気ない会話の中で、実に1分に1度の割合で不満を漏らしているという調査結果があります。(出典1)

 

「月曜かぁ、最悪…」
「あー、嫌な天気」
「Wi-Fi全然つながらな〜い!」
「ここのサービス酷かったな」

「マジ電車混み過ぎなんですけど!!」

こんな風に私たちは不満を漏らします。

なぜなら、そうすることが気持ちいいから。

 

でも、ジャンクフードやタバコなどと同じく、不平不満もクセになると体には良くないのです。

実は、文句を言うなどの行動パターンを繰り返していると、ニューロン(神経細胞)が枝分かれして互いにつながり、情報伝達のスピードが早くスムーズになります

繰り返し文句を言い続けていると、脳がそれに順応していきます。そして、時間が経つにつれ、身の回りで起こること何に対しても、ポジティブでいるよりネガティブでいる方が楽になり、文句を言うことがデフォルトの行動パターンとなってしまいます

 

しかし、だからといってこの脳の働きを責めることはできません。なぜなら、それが有史以前からの脳の自然な働きだからです。生き残るために、自然とポジティブなことよりネガティブなことに注意が向くようになっているのです。

 

文句を言い続けることへの大問題は他にもあります。

脳の他の領域にもダメージを及ぼす可能性があるということです。

ずっと文句を言っていると、長期的な記憶や問題解決、知的思考に不可欠な脳の領域である海馬を縮小させるという研究結果があります(出典2)。
もっとも大きな影響は、文句を言う時に体がストレスホルモンのコルチゾールを放出させるということです。

度重なる不平不満による過剰なコルチゾールの分泌は、免疫機能を低下させ、高コレステロール、糖尿病、心臓病、肥満のリスクを高めることにもつながります。

 

また、脳卒中のリスクも上がります。そして、コルチゾール値が高い状態が続くと、お腹回りの脂肪が増えたり、肌が薄くなり、敏感肌になったりするという影響も出てくると言われています。

 

過剰なコルチゾールは脳の収縮の原因となり、結果としてニューロン同士の結束が弱まり、前頭前皮質も収縮することになります。(出典3)

前頭前皮質は、集中力や意思決定、判断力、社会的相互作用などに関わる領域です。さらには、うつ状態やアルツハイマーなど、メンタルヘルスに深刻な状態に進行することもあります。

 

真の心の強さとは 心を磨きスッピンにする

風邪のように不満も「うつる」もの

他にも大きな問題があります。それは、不満はあなたにだけ影響するわけではないということです。不平不満は波及効果があり、あなたの周囲の人にも影響が及ぶのです。

脳というのは無意識のうちに周囲の人達の気分を真似る傾向があります。このプロセスはニューロンのミラーリングというものです。
(ミラーリングに関しての過去の関連記事はこちら )

ですので、周囲の誰かが悲しんでいたり落ち込んでいたりすると自分も悲しくなってきたり、逆にハッピーでポジティブな人が周りにいると、自分も自然とポジティブになったりするのです。

 

これに対して、しょっちゅう文句を言っている人が近くにいると、あなたも自動的にそれに影響されてしまいます。そういう人が周囲にいたら、一緒にいる時は少し気を付けて過ごすようにしましょう。

愚痴り屋さんは、一緒に愚痴ってくれる仲間が大好きですから、可能な場合は、あなたの心身の健康のためにも、そこから少し距離を置くことをお勧めします。

 

では、文句を言いたくなった時にできる対策をいくつかご紹介しましょう。

一つ目は、感謝の対象に意識を注ぐことです。

つまり、文句を言いたくなった時に、あなたが感謝していること・ものに対して意識を向けるのです。感謝していることに考えを巡らせることで、ストレスホルモンであるコルチゾールが23%減少するという研究結果もあります。(出典4)

 

この研究では、日頃から感謝する習慣を養うようにしていると、気分やエネルギーが改善され、それによりコルチゾール値が大幅に下がり、不安感が減るということも分かっています。

ネガティブで悲観的な考えが浮かんだ時には、このことを思い出してギアチェンジし、何かポジティブなことを考えるようにしましょう。

 

あなたの脳は時間と共にゆっくりと確実にポジティブに再構築され、ポジティブに考える方が自然な生き方となってきます。

 

他には、ネガティブな事をポジティブな事に置き換えるという対策があります。

ある種の不平不満は、アイスブレークになったり絆を深める体験となったりします。天気や交通機関についての不満を共有することで会話を始めやすくなりますし、会議中に終始押し黙っているだけというシチュエーションも避けられます。ラポール(親密さ)を築く一つの手段と捉えることができます。
もちろんポジティブな話題から話を始めることもできます。

例えば、「ようやく暖かくなってきましたね」、「ここの一押しメニュー食べたことあります?美味しいですよ!」などなど。

文句を言うことで、ネガティブ思考のスパイラルに陥り、さらにはそれが自動的にいつもの自分になってしまうということもあるのです。

ですから、ネガティブサイクルを打ち破り、あなたが感謝していることに目を向け、ネガティブな事をポジティブな事に置き換えましょう

気分がよくなり、さらにポジティブになれますし、周りの人たちもあなたと同じようにポジティブになりますよ!

 

Lots of Love, Erica

 

エリカのメッセージは、禅宗の考え方とも近いですね。
宇野全智先生の「真の心の強さとは 心を磨きスッピンにする」も参考にしてみてください。

私が頑張る、本当の目的

出典1:Tugend, A. (2013, May 03). Complaining Is Hard to Avoid, but Try to Do It With a Purpose. Retrieved February 28, 2017, fromhttp://www.nytimes.com/…/the-satisfaction-and-annoyance-of-…
出典2:Sapolsky, R. M. (2000). Glucocorticoids and Hippocampal Atrophy in Neuropsychiatric Disorders. Archives of General Psychiatry,57(10), 925.http://dx.doi.org/10.1001/archpsyc.57.10.925
出典3:Wiedenmayer, C. P., Bansal, R., Anderson, G. M., Zhu, H., Amat, J., Whiteman, R., & Peterson, B. S. (2006). Cortisol Levels and Hippocampus Volumes in Healthy Preadolescent Children. Biological Psychiatry,60(8), 856-861. http://dx.doi.org/10.1016/j.biopsych.2006.02.011
出典4:Eid, M., & Larsen, R. J. (2008). The science of subjective well-being. New York: Guilford Press.

 

<引用>
エリカ・アンギャル
Facebookページ:http://www.facebook.com/ericaangyal

 

<プロフィール>
Erica Angyal(エリカ・アンギャル)
栄養コンサルタント。内側からより美しく、心も身体もすこやかに輝くための食とライフスタイルを発信中。
http://www.erica-angyal.com
1969年オーストラリア・シドニー生まれ。シドニー工科大学卒業、健康科学学士。ネイチャーケアカレッジ卒業(栄養学)。オーストラリア伝統的医薬学会(ATMS)会員。血液型と体質の個人差を研究するThe Institute for Human Individuality(IfHI)のフェロー(研究員)の資格を持つ。オーストラリアで医師とともに、アレルギーや自己免疫疾患、心臓病や糖尿病などの生活習慣病や、 肌コンディションに悩む患者の治療に従事する。 1985年に初来日し、大分の高校に1年間の交換留学。2004年から8年間、ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントとして、世界一の美女を目指すファイナリストたちに「美しくなる食生活」を指南。日本在住は今年で計18年目。伝統的な和食と日本文化をこよなく愛す。

 

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