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東京医療保健大学 恩塚監督 今のバスケット界に広めたいマインドセット発表会③

バスケを楽しむ  渡嘉敷来夢選手×東京医療保健大女子バスケ部

ヘルスケア 2021/05/29

ピンチは成果が出る場面、ケガは成長できるきっかけ
ENEOS サンフラワーズ 渡嘉敷来夢選手×東京医療保健大学 恩塚亨監督 対談

東京医療保健大学が2021年3月24日(木)、「東京医療保健大学 恩塚監督 今のバスケット界に広めた いマインドセット発表会 ~成長に繋げるマインドセットとは~」を開催、そのなかでENEOSサンフラワーズ 渡嘉敷来夢選手と同大学女子バスケットボール部恩塚亨監督がオンラインで対談をしました。
対談では、恩塚監督がインタビュアーとなり、渡嘉敷選手が常に意識しているという「チームの皆にエネルギーを与えられるような存在でいること」について話を聞きました。

 

常にポジティブでいること

試合中の心構えについて渡嘉敷選手は、ピンチはやってきた成果が出る場面だと思い、成功するイメージや乗り越えた自分を想像してプレーしているといいます。
怪我についても、誰でも経験できることではないから成長できるきっかけと捉えているのだそうです。
また、ミスをした際は全力で謝り、次に繋げることを意識して「ごめん、次は切り替える!」と言い、受け取る側も心配にならないようにしているそうです。
チームメンバーに対しても常にポジティブな声かけをしており、昨年の皇后杯の際は優勝したものの、得点で負けている時間が多かったため、「絶対に大丈夫」と声をかけていたと話しました。

メンバーのミスに対しても明るく接することを意識。
Wリーグ決勝に負けたことについて、悔しい気持ちはもちろんあったけれど、相手を認めることで自分もステップアップしようと考えたという渡嘉敷選手。
それに対し、恩塚監督が「相手を讃えながら自分を作っているマインドは素晴らしいですね。少しでもこのマインドが広まる機会になったら」と締めました。

 

トークショー「バスケットボールを楽しむためには」

発表会の最後に行ったトークショーでは、「バスケットボールを楽しむためには」をテーマに、東京医療保健大学女子バスケットボール部から恩塚亨監督、玉城耕二アシスタントコーチ、柳田尚子トレーナー、木村亜美選手、崎原成美選手、赤木里帆選手、加治屋千遥選手、オンラインで渡嘉敷来夢選手、佐藤晃一氏(日本バスケットボール協会 スポーツパフォーマンス部会 部会長)が参加しました。

バスケットボールが楽しいと感じる時について、バスケ部の選手から「なりたい自分になるためにワクワク感を持ってチャレンジしている時」などの声があがりました。
それを受けて、渡嘉敷選手から楽しく感じられていない時は、上手くいかないことを受け入れて改善していくことも大切というアドバイスがありました。

恩塚監督が指導法を変えたことについて、選手たちは気づいていたそうで、「愛情を持って指導してもらえている」と感じ、その気持ちに応えようと練習に取り組んでいたことを明かしました。

当時、恩塚監督から指導法を変えることを聞いた玉城アシスタントコーチは、選手やチームにどのような変化があるか予想ができなかったといいます。
しかし、疲労が溜まっているはずのインカレ前日に、コンパクトに指導を終えようとすると、選手からもう1回やりたいという声が上がり、選手の持つポテンシャルを実感したそうです。

渡嘉敷選手は、理想のコーチ像として、自分が良くなるきっかけを与えてくれる人、一方的ではなく一緒になってチームのために戦える人がいいですねと話しました。

 

バスケットボールを楽しむためには健康管理も大事
柳田トレーナーは、練習時間を90分に制限し、短い時間の中でも濃い練習ができるようにしていたそうです。
佐藤氏は、五感を研ぎ澄ませ、体の感覚を意識的に持つことが大切だと話しました。

 

バスケットボールを楽しむコツ

最後にテーマであるバスケットボールを楽しむためのコツについて、渡嘉敷選手は、「常に目標を持ってポジティブに過ごすと、バスケットボールが好きになり、なりたい自分が生まれてきます」とコメントしました。

 

東京医療保健大学女子バスケットボール部

インカレで4連覇を果たした大学女子バスケの強豪校(女子バスケ部は2006年創部)。
卒業生にはバスケットボール選手の津村ゆり子、藤本愛妃、岡田英里がいる。

【主な成績】

2017年インカレ 優勝
2018年インカレ 優勝
2019年新人戦  優勝
2019年 インカレ  優勝
2020年インカレ 優勝

Instagram:thcu_bc      Twitter:@THcuBc

 

 

恩塚 亨監督

2006年に東京医療保健大学の女子バスケットボール部を立ち上げ、創設11年でインカレ日本一に導く。
日本代表チームにも自ら希望し自費参加で帯同し、代表チームをデータ面からサポート(ビデオ分析)。
功績が認められ、2008年オリンピック最終予選から正式に女子日本代表のアナリストを務める。
現・女子日本代表アシスタントコーチ。

 

 

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