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[睡眠の悩みに関する調査】東京保健医療大学調べ

テレワークが増えた人の7割以上が睡眠の悩み

ヘルスケア 2021/12/17

あなたは、よく眠れていますか?睡眠の悩みを抱えてはいませんか?
学校法人 青葉学園が運営する東京医療保健大学(本部:東京都品川区、理事長:田村哲夫、学長:亀山周二) が、20~60代の男女を対象に「睡眠に関する調査」を実施。
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが増えた人のうち、7割以上が「睡眠の悩みが増えた」と回答しました。

新型コロナウイルスにより、ほとんどの人が日常生活に大きな影響を受けました。
今回の調査で、特に在宅勤務が増えた人の睡眠の悩みの増加が顕著であるという結果が出たそうです。
また、その原因として「日常生活におけるストレスの増加」や「身体を動かす機会の減少」などが挙がりました。

さらに多くの人が睡眠の悩みを感じていながら、睡眠の質を上げるために対策を行っている人は27.0%という結果になりました。
睡眠の質を上げるために何をすれば良いかわからないという人が多いのです。

 

「睡眠に関する調査」東京医療保健大学調べ
調査期間 :2020年11月27日(金)~11月29日(日)
調査対象者 :20~60代の男女
調査対象地域:全国
その他 :性年代別均等割付
有効回答数 :400人

 

睡眠の悩み第1位は「睡眠が浅い」

1)あなたは自身の睡眠に満足していますか?
⇒67.5%が自身の睡眠に不満と課題

図1

 

2)具体的に、どのような睡眠の悩みがありますか?
⇒睡眠が浅い、疲れが取れない、寝付けないが上位に。

 

 

図2

 

3)自身の睡眠の悩みはどのようなことが原因だと思いますか?
⇒年齢に関係なく「ストレス」が原因と考えている人が多い。

図3

 

新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが増えた人の7割が睡眠の悩み

4)新型コロナウイルスの影響で、睡眠の悩みは増加しましたか?
⇒全体では睡眠の悩みが増加した人は37.8%だが、在宅ワークが増えた人の70.2%が睡眠の悩みが増えたと回答。

図4

図5

 

 

5)新型コロナウイルスの影響で、どのような睡眠の悩みが増えましたか?
⇒4)で睡眠の悩みが増えたと回答した人の47.0%が「寝ても疲れが取れない」と回答

図6

6)新型コロナウイルスの影響で、睡眠の悩みが増えたのはどのようなことが原因だと思いますか?
⇒4)で睡眠の悩みが増えたと回答した人の47.7%が「日常生活でストレスを感じることが増えた」と回答

図7

 

睡眠の質向上のために実践していること第1位は「規則正しい生活を心がける」

7)睡眠の質向上のために、何か対策を行っていますか?
⇒67.6%が自身の睡眠に満足していない(図1)にも関わらず、73.0%の人が対策を行っていない

図8

「何をすればよいのかわからない」と回答した人が最も多いという結果に

図9

 

東京医療保健大学 田野将尊先生 コメント

睡眠の質を高めるためには、生活リズムや睡眠環境を整える必要がありますが、多忙な毎日の中で実践するのは難しいという声もあります。
睡眠に悩みを抱えている方は、自宅で短時間に行える「からだとこころのリラックス」方法を試してみてはいかがでしょうか?
「からだのリラックス」には、呼吸法や自立訓練法、漸進的筋弛緩法などがあり、これらは副交感神経を優位にすることで穏やかな睡眠へとつながる効果があります。
また、一日の終わりに、些細な事で構いませんので自分が今日一日頑張れたことや、自分を褒められることを思い返してみてください。
自分に優しくなれると、人にも優しくなれます。
穏やかな気持ちで「こころのリラックス」ができると、ストレスの軽減や疲労回復、健やかな睡眠を期待することができますよ。

<プロフィール>

田野将尊
東京医療保健大学 立川看護学部 看護学科 准教授
修士(リハビリテーション) / 看護師 / 保健師

【研究テーマ】
・統合失調症者の実行機能
・精神科急性期病棟における地域生活支援
・精神科病院における連携

 

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