スポーツ女子の体作りを考える

女性の活躍というけれど、女性の身体的特徴として最高のパフォーマンスができるのは、月のうち3分の1の期間しかないという話を聞きました。
月経期間や月経前後の不調期間を考えると、一般的な女性で1カ月の3分の2はなんらかの不調を抱えながらパフォーマンスをしていることになります。
だからといってパフォーマンスを下げたくはないですね。
競技をするうえで、自分の身体の特徴を知り、パフォーマンスが下がらない対処をし、試合の時に最高のパフォーマンスができるような体作り、自己管理をすることが大切です。
女子の身体的特徴について、保健体育の授業で習ったことはありますが、今の自分の生活に意識して活用していますか?
男女の体格差が大きくなってくるのは14歳頃からと言われています。
身長も体重も男子の方が大きくなっていきますね。
女子は初潮が始まるころから、脂肪がつきやすくなり丸い体形になってきます。
身体の脂肪の割合が男子に比べ増えるので、脂肪以外の筋や骨などの身体組成の割合は男子より低くなるわけです。
スポーツにおけるパフォーマンスに男女差が生まれる要因ですね。
そこで女子アスリートの体作りとして、体脂肪を減らし筋力を上げるというトレーニングや食事制限をするようになります。
しかし、RanRunでもこれまでご紹介してきましたが、激しいトレーニングや食事制限は、女子の身体への負担が大きくなります。
「無月経」「月経不順」や「骨粗しょう症」などのリスクも伴います。
身体への負担を少なく、質のいい体作りをしてパフォーマンスを上げる研究もされています。
そういった情報を収集し、トップアスリートでなくても、最高のパフォーマンスをできる体作りをしたいですね。
あなたが取り組む競技はなんですか?どんな筋力が必要ですか?
そのために、どのような体作りをしていますか?
女子は下半身の方が、筋肉がつきやすいそうです。
しかし、競技によっては上半身の筋力アップが必要なものも多いですね。
表現力が求められる競技では、女子は身体の線の美しさが武器にもなるので、脂肪をつけておきたい場合もあります。
また、筋肉にも質の違いがあることをご存知ですか?
瞬発力を求められる競技、継続力を求められる競技など、競技によってつけたい筋肉の質も異なってきます。
硬い筋肉がいい競技、柔らかい筋肉がいい競技など様々です。
あなたに必要な筋肉はどのような質の筋肉でしょう。
体脂肪を減らす、筋肉量を上げる、筋肉の質を整えるなどは、トレーニングだけではなく、それに適した栄養摂取によっても整えることができます。
自分の身体的な課題を書き出してみてください。
- どこに筋肉をつけたいか
- どんな筋肉をつけたいか
- 体脂肪はどのくらいが自己ベストか
- 月経前のトラブルはないか
- 月経中の悩みはなにか
- 肌のトラブルはないか
- 生活のリズムで悩んでいることはないか
などなど、考えてみてください。
食事で改善できることも、見えてくるはずですよ。
RanRunでは、専門家やアスリートを交えたセミナーや座談会などのイベントを企画し、スポーツ女子のお悩み解決をサポートしたいと考えています。
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