我慢しないで!日常生活に月経の影響を受けている女性は約7割

月経は毎月来る必要があるのだろうか⁈
ドキッとしませんか?
初潮を迎えてから月経は毎月来るのが当たり前、ほとんどの日本女性はそう思っていると思います。
しかし、最近の婦人科セミナーに参加すると、その考えは古く誤った認識なのかもしれないと気付きます。
バイエル薬品株式会社が5月31日、「女性が輝くための月経マネジメントの重要性を考える"増加する現代女性の子宮内膜症、そのリスクと新たなアプローチについて“~月経マネジメントと子宮内膜症に関連する意識調査結果の発表~」と題し婦人科領域プレスセミナーを開催しました。
百枝幹雄先生(聖路加国際病院女性総合診療部部長)は、講演の中で10代の月経困難症(辛い生理痛)は子宮内膜症のリスクが高く、7割は子宮内膜症という結果が出ていると話しました。
また、パネルディスカッションに登壇した医師でタレントの友利新さんは、自身も14歳で子宮内膜症になった経験について話し、生理痛は異常なことで、早期受診・早期治療が必要だと知って欲しいと啓発を行っています。
月経マネジメントは月経困難症への対策だけでなく、女性のキャリアデザインの実現、さらにスポーツ女子にとってはパフォーマンスを発揮するうえでのメリットが大きいです。
WebマガジンRanRunでは、月経に悩む女子のために、大事なポイントをわかりやすく紹介していきたいと考えています。
一緒に考え、悩みを解決し、輝かしい活躍のできる女性への一歩として、ぜひお仲間にも紹介していただきたいと思います。
月経は妊娠するための準備である。
10代前半から初潮を迎え、初産の平均年齢が30歳近くになった現代、学生生活やキャリアを積み始める時期(妊娠する予定の無い時期)の月経は、無駄に子宮を働かせていることになるのではないだろうか。
タイトルにもあるように、バイエル薬品が実施した「一般女性を対象とした子宮内膜症および月経マネジメントに関する意識調査・実態調査」(2018年2月)では、日常生活で月経の影響を受けている女性は約7割という結果が出ています。
イライラ感、やる気が起きない、集中できない、効率性の低下など社会生活になんらかの影響が出ていることがわかりました。
RanRunが実施したスポーツ女子へのアンケートでも、月経が近くなるとイライラする、食欲が抑えられなくなるなどの月経前症候群の悩み、生理痛が辛くて立っていられなくなる、出血量が多い、レバー状のかたまりがあって不安だなどの悩みが寄せられています。
自分にとっては毎月の状態であっても、月経(生理)が辛いというのは不自然なことという認識を持って欲しいと友利さんは話していました。
生理が辛いと感じている人は、原因を知り、生活を改善するために、先ずは婦人科を受診してみましょう。
RanRun yukiyanagi