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バイエル薬品婦人科領域プレスセミナー②

水泳選手に多い⁈ 子宮内膜症について知っておこう。

ヘルスケア 2018/06/18

「キャリアデザインの実現は、子宮内膜症を治療してあったからと実感しました」医師・タレントとして活躍する友利新氏は、「女性が輝くための月経マネジメントの重要性を考える"増加する現代女性の子宮内膜症、そのリスクと新たなアプローチについて“~月経マネジメントと子宮内膜症に関連する意識調査結果の発表~」(バイエル薬品株式会社・2018年5月31日開催婦人科領域プレスセミナー)そう語りました。若年層の重い生理痛は子宮内膜症のリスクが高いそうです。自分は平気でも、周りに生理痛で悩んでいる友達がいたら、体質だと決めつけずに、「受診する勇気」を持つことの大切さを伝えましょう。

 

子宮内膜症とは、どのような病気?

子宮の内側は、子宮内膜という粘膜に覆われています。その子宮内膜とよく似た組織が、子宮以外の場所にできてしまう病気です。

子宮内膜は、生理の時に子宮から剥がれ、月経血と一緒に流れます。

その月経血が体の外に流れずに、逆流して子宮以外の場所に流れ込んでしまうことがあります。

すると、月経血に含まれていた子宮内膜の組織が、他の場所に移植され増殖します。

その組織は、子宮内膜と同じように生理の時に剥がれ出血し、炎症を起こすのです。

子宮以外の場所でも出血を起こすのですから、痛みを伴うわけです。

 

参照「生理のミカタ」

 

子宮内膜症が進行するとどうなるの?

セミナーの中で百枝幹雄先生(聖路加国際病院女性総合診療部)が、図表を使い説明をしてくれました。

 

10代から20代前半(約12年)

症状は月経困難症で、2~3カ月に一度はつらい生理痛がある。

15~25歳で発症するので、もともと生理痛が強いと思われている。

 

20代から30代(約3~6年)

症状は月経困難症で、2~3カ月に一度はつらい生理痛がある。

2~3年前に比べると、痛みが強い感じがする。

 

20代後半から30代(約3~8年)

症状は月経困難症や卵巣腫瘍・排便痛・性交痛

全く症状がない人もいるが、画像診断が可能になる。

 

30代から40代

凍結骨盤の状態。周囲の他臓器に症状が出始め、大きな手術が必要になる。

 

 

初期の子宮内膜症は、外来では見つけにくいと百枝先生は話していました。

10代の月経困難症の7割は子宮内膜症という結果が出ており、若年層の生理痛はリスクが高いことがわかります。

 

女性のライフステージと子宮内膜症

昔の女性は、一生のうちに来る生理の回数は約50回でした。

ところが、現代の女性は初潮が始まる年齢が早まり、出産の回数が減り、閉経の年齢が高くなったことで、一生のうちに来る生理の回数は約450回に増大。

生理の回数が増えたことで、子宮内膜症のような病気に罹る女性が増えたといいます。

 

生理痛を我慢して病気を見逃したために、30歳近くなりそろそろ子どもが欲しいと思った時に、子宮内膜症に気づき妊娠ではなく治療をしなければならなくなる。

そのような悲しい現実を迎える女性も少なくないそうです。

早期受診・早期治療が大事!

百枝先生は、「気が付く機会を作ること」「周囲が知識を持つこと」が大切なので、正しい情報を広げて欲しいと話をされました。

 

スポーツ女子と婦人科疾患の関係は、競技の特性によって異なります。

百枝先生によると、原因はわからないが、「水泳やシンクロナイズドスイミングの選手に子宮内膜症のリスクが高い」というデータがあるそうです。

 

生理痛が辛いと我慢している仲間がいたら、どうか婦人科医に相談することを勧めてあげてください。

いいパフォーマンスをするためにも、将来の夢を実現するためにも、その勇気がとても大切です。

 

 

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