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ボート2018日本代表候補公開練習

ボート榊原春奈選手 ボートを通して自分の新たな一面を発見!

ピープル 2018/05/16

ボートの第40回全日本軽量級選手権と2018年ジャパンカップ国際レガッタが5月17~20日、戸田オリンピックボートコース(埼玉県戸田市)で開催される。日本ナショナルチームは、ジャパンカップの結果によってアジア大会出場選手が選考され、世界選手権ならびにU23世界選手権の選手選考の評価レースでもある。前日となる5月16日、日本代表候補選手がメディアに向けた公開練習を行った。オープン女子シングルスカルの榊原春奈(さかきばら・はるな)選手 (トヨタ自動車所属 早稲田大学卒)とナショナルチームを率いるギザビエ・ドルフマンNational Sports Director(Rowing)に話を聞いた。

 

神様に恵まれた身長!

榊原選手は、18歳(早稲田大学1年時)でロンドンオリンピック(2012年)に出場している。現在は24歳、競技歴は10年目を迎えた。
アジア大会は金メダル獲得を目指すだけでなく、スピードにこだわり、他国の選手とも勝負できる自信を付ける大会にしたいと意気込む。
「やり残したことがないように2020年(東京五輪)に向かって頑張りたい」とコメント。

リオオリンピックに出場した大石綾美選手は「神様に恵まれたセンス」、冨田千愛選は「神様に恵まれた体力」、榊原選手自身は「神様に恵まれた身長」が特長と語る。

183㎝の長身で明るく歯切れ良い話し方からは、かつて運動が苦手なガリ勉系の文化部女子だった姿はイメージできない。

 

「ボート大好き! 練習大好き! 試合大好き!」というほど、ボートに夢中。

練習メニューによっては20㎞漕ぐ時もある。
課題に集中しながら漕ぐのが嬉しくて、ご機嫌で漕いでいるそうだ。

試合前などに聴く音楽について尋ねると、ヒップホップを聴いたり、バラードを聴いたり色々と言い、「自分は普段からテンションが高いので、試合前などは落ち着いた曲を聴くようにしています。アゲアゲの曲なんか聴いたら興奮しちゃうから」と笑って答えてくれた。

普段はヒップホップを聴くことが多く、測定の前とかレースの前はクラシックなどを聴いて気持ちを落ち着かせているそうだ。

 

ボートを通して自分の新たな一面を発見!
ボートをやる前の榊原さんは、運動が苦手でがり勉系の文化部だったのだとか。
その頃は、自分とは感覚が違うと思う人とは自然と距離を置いていた。
ボートはクルーとのコミュニケーションが大事。今は自分とは感覚が違うと思う人ともコミュニケーションを取れるようになった。

コミュニケーションを取るコツについて、「相手が自分と違うと思ったら、その違いを面白いと感じるようにするとよい」と教えてくれた。

学生へのメッセージをお願いすると、「自部の好きなことに精一杯取り組んでください!」とコメントしてくれた。

 

ギザビエ・ドルフマンNational Sports Director(Rowing)(フランス シドニーオリンピック金メダリスト)は、ジャパンカップは冬場に積み上げてきたトレーニングの成果をチェックする場と位置付ける。

候補者一人一人の評価は終わっているので、これからはダブルスカルなどロングボートのクルーを評価していくそうだ。

日本チームは強くなるためのよいトレーニングができており、昨年はワールドカップ・世界選手権でもよい結果を出すことができた。

オリンピックのトップレベルにはまだ足りていないので、そこに対してチャレンジし続けることになると語った。

 

この日は、第40回全日本軽量級選手権と2018年ジャパンカップ国際レガッタにエントリーしている大学ボート部も練習を行っていた。

 

練習後の仙台大学ボート部のメンバーに出会った。

艇の手入れをしていた男子部員に意気込みを尋ねると、「先ずは予選を突破すること」「レースごとに成長していけるよう頑張るのみです」とコメントをくれた。

 

RanRun yukiyanag

 

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