同志社女子大フィギュアスケート 努力続ければ結果はついてくる

「できた!」という達成感と、「もっと難しいことにチャレンジしたい」という気持ちがどんどん出てくることがフィギュアスケートの魅力と語るのは、同志社女子大学フィギュアスケート部主将の堂本めぐみさん(3年)。主将、主務、会計を1人でこなし部を引っ張る堂本さんに、フィギュアスケートのこと、学生生活など話を聞いた。
フィギュアスケートとの出会い
幼少期に水泳と体操を習い始めた堂本さんは、7歳の時に家族でスケートリンクに行ったことがきっかけでスケート教室に入った。陸の上では体験することのできないツルツル滑る感覚がとにかく楽しかったそうだ。できることが増えるにつれ、もっともっと上達したいとスケートにのめり込んでいった。小学校高学年になり、スケート一本に絞った。
フィギュアスケートの魅力とやりがい
フィギュアスケートは、簡単なものから難易度の高いものまで様々な技がある。
「できた!」という達成感を感じる機会が多く、さらに「もっと難しいことにチャレンジしたい!」という気持ちがどんどん出てくるところにフィギュアスケートの魅力があると堂本さん。
また、自分の演技を観てくれた人たちから「感動した」「よかったよ」など声をかけられた時に、とてもやりがいを感じるという。
フィギュアスケート部の活動
ウィンタースポーツならではの悩みもあるようだ。シーズンである冬場は、大学のある京都のスケートリンクで練習することができるが、夏場は営業していないため大阪や滋賀のスケートリンクに通う。部活の練習は、同志社大学と合同で月に4回。しかし、スケート経験者は、プロのコーチから指導を受け、専用のリンクを貸し切りで週に3~5回ほど練習している。
年間スケジュールを教えてもらった。
4月 新歓
8月 サマーカップ
9月 同志社大学・同志社女子大学合同夏合宿
10月近畿ブロック大会、西日本インカレ
11月 関西インカレ
12月 京都府民大会
1月 全日本インカレ、 国民体育大会
2月 同志社大学・同志社女子大学合同冬合宿、 新人戦・フリー大会
3月 オール京都
主将としての活動
今年度、スケート経験の無い後輩が4名入部した。堂本さんは、1番先輩ということもあり、1人で4人に教えている。それぞれレベルが異なるため、堂本さんはひとりひとりにあった練習方法で教えるようにしているそうだ。
自分の練習もしなければならないため時間の使い方が難しいが、「後輩がどんどん上達していく姿を見るのはとても嬉しい」といい、他者に教えることで再発見することも多く、やりがいを感じているようだ。
フィギュアスケートというと華やかなコスチュームが思い浮かぶ人も多いだろう。
堂本さんは、コスチュームをネットで購入したり、中学高校時代に着用したものを着まわすなどして、節約をしているそうだ。
スケートの経費を自分で稼ぐために、堂本さんは練習の合間にアルバイトをしている。
ハードな日々に泣きたくなる時もあるそうだが、周囲の応援や励ましの言葉に支えられ、頑張ることができているという。
フィギュアスケートを通して成長したこと
幼い頃からフィギュアスケートを続けてきたことで、最後まで絶対諦めないという忍耐力がついた。ケガによるブランクなどで調子が悪いことはしょっちゅうあるが、諦めず努力し続けることで、いつかは結果がついてくると感じている。
また、小学生の時から毎日の練習とともに勉強も両立して頑張ってきたことで集中力もついた。そのおかげで大学受験も乗り越えることができ、今も大好きな英語の勉強と両立することができていると教えてくれた。
今後の目標
堂本さん個人の目標は、1月末に長野県で開催される「第72回国民体育大会冬季大会 スケート競技会」で満足のいく演技をすることと、来シーズンの西日本学生フィギュアスケート選手権大会を通過し、全日本学生選手権に出場することを挙げる。
主将としては、後輩をしっかり指導して同志社女子大学フィギュアスケート部を強くすること、そして新入部員を増やすことと話す。
大学フィギュアスケート部をおススメ
フィギュアスケートはテレビの中の世界だと思っている人が多いかもしれませんが、大学から始めた人でも、1年後には一回転ジャンプやスピンができるようになります。大学生の試合や、府民大会等に自分の踊りたい曲で出場することができます。
また、練習や試合で様々な大学の人と交流があるので、たくさん友達ができます!
気軽にスケートを始めてみてはいかがでしょうか?
モチベーションを上げる曲
テイラースウィフト / Shake it off