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新歓応援2020 コロナに負けるな

風を切りながら進むあの疾走感がたまらない!大阪市立大学漕艇部①

ピープル 2020/03/29

ボートの魅力を尋ねると「語りだしたらキリがありませんが」と笑うのは、大阪市立大学漕艇部(以下ボート部)男子主将 喜寅麿紳(きとら・まろのしん)さん(工学部機械工学科新4回生)。

RanRunのインターン生も初めてボート競技を取材に行くと、「こんな学生生活を送っている人たちがいるなんて」と必ず感動の言葉をもらす。
今回、大阪市立大学ボート部の12人のメンバーに取材し、連載でボートの魅力、部の魅力などをお伝えする。

第1回は、男子主将の喜寅麿紳さんだ。

 

現在、大阪市立大学ボート部は新2回生から4回生まで総勢74名で活動している。
新コロナウィルスの影響で、現在は(4月23日まで)活動停止を余儀なくされているが、通常は艇庫と呼ばれる練習場所で練習している。
新人期間は週4日(土日含む)、上回生は週6日の練習で徐々に体力をつけていく。

大学から練習所に帰り、みんなと一緒にご飯を食べるのが日課だが、それがもう本当に「家」「家族」のような場所になっていると喜寅さん。

練習所に帰れば「おかえり」、練習が終われば「おつかれ」、夕食時の「いただきます」「ごちそうさまでした」まで全ての場面に仲間がいる。

その仲間と共に勝利を目指して努力したり、時には喧嘩したり、ふざけあったり。
おそらく日々過ごす中で記憶に残らないような日もあると思うが、ここでは毎日が思い出になる。
そんな時間を共に過ごせる仲間がいることがとても魅力的だと喜寅さんは言う。

 

ボートとの出会い

入学して直ぐの新入生対象の部活紹介で、何やらいかつい練習器具(エルゴ)を担いできて、ボート部の先輩方が目の前で引き始めた。
そこで初めてボート部を知った喜寅さんだったが、その時は他の部活に惹かれたそうだ。
そのままそちらの部に入部するつもりでいたところ、友達からボート部の練習見学に誘われ、流れで友達と一緒に仮入部して軽い気持ちで参加。

そこから初めての水上練習。
今まで地に足を着けていたのに、そこにはプカプカ浮かぶボートと周りに水。
当たり前だが、自分が水の上にいることが衝撃だったと笑う。

結局、その日から「本入部」に変更し、ボート人生がスタートした。

 

ボートの魅力

どのスポーツにもスポーツマンシップなるものがあるが、その中でボートには掛け声の中に「ありがとう」という言葉がある。
動作を終える時に必ずその「ありがとう」という掛け声が入るそうだ。
「そんな競技おそらくボートだけですよ!」と喜寅さん。
とても紳士的で、感謝を忘れずに競技をすることを思い出させてくれる。

また、ボートは非日常を味わえる。
地面を踏んで進むのではなく、水面を滑りながら進む。
「水上を風を切りながら進むあの疾走感がたまらないですね。癖になります!」と語る。

 

ボートを通し成長したこと

それまでは細かいことに気がつく、俗にいう、まめなタイプではなかったという喜寅さん。
あまり自分の意見を積極的に発言していくようなタイプでもなかったそうだ。

しかしボート競技はその特性から、他の人と息を合わせないと速くならない。
オールと艇を使って誰が一番速いかを決める競技なので、自分の身一つでぶつかっていくコンタクトプレーもないと話し、いかに自分が道具や水と仲良くなれるかに神経を使わなければならないと説明する。

「嫌でも、他人との意見の擦り合わせや自分の感覚を発信することが大切になりました」

また、自分の体の動かし方が道具にどのような影響を与えるのか、艇にどう反映されるのかを細かく感じないといけない。
この2点を競技を通して成長したことと挙げる喜寅さんは、主将という周りを見る役職に就いている。

主将として決断の大切さを感じている喜寅さん。
全てとはいかないが、自分の指示で動くこの集団を束ねるためには、自分が言ったことに自身が責任を持たなくてはならない。

優柔不断だった自分が決断を早くし、その決断を貫くためにはどのようにするのがベターなのかを考える。
常にベストな決断をすることはできないが、「ベターにしていくには」を常に考えるようになったそうだ。

男子選手の今年の目標は、「インカレ」「エイト」「優勝」

スローガンは、「しこう」(思考、志向、試行、至高、嗜好)

喜寅主将からPRコメント

人が成長するためには仲間の存在が不可欠だと思います。
さらにその仲間と共に何かを成し遂げられれば、もっともっと成長できる。
そして、その成長の過程で立ちはだかる壁を協力して乗り越えた時。
小さな目標を達成できた時。
悲しみも喜びも共有できる仲間が大切です。
確実にあなたの人生を明るくしてくれます。
そんな仲間がたくさんいるのは、このボート部ぐらいでしょう。
競技経験、運動経験問わず活躍できる、大学から始める人がほとんどのボートという競技を通して、一人でも多くのかけがえのない仲間に出会ってみませんか?!

 

<2020年度年間スケジュール>

4月 西日本選手権
5月 神戸戦 三商戦
6月 関西選手権
9月 全日本大学選手権
10月 全日本新人選手権
11月 加古川レガッタ
1月 マシンローイング大会

<イベントスケジュール>

3月−4月 新人勧誘
5月 確定新勧(1回生歓迎会)
12月 納会
1月 初漕ぎ
2月 追いコン(4回生卒部会)

 

HP http://ocurc.org/
公式Twitter;@OCURC2017
新勧Twitter;@ocurc_shinkan

 

 

 

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