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人生最後のトップで戦うチャンスを掴みたい 大阪市立大学漕艇部⑤

ピープル 2020/04/04

友達に誘われて行ったボート部の新勧で、先輩たちの部活に懸ける強い気持ちや、どれだけ高いレベルで戦っているかという話を聞き、「自分もここで活躍したい、全国で戦いたい」と思ったと話すのは、大阪市立大学漕艇部(以下ボート部)の女子選手 繁 美雪(しげ・みゆき 商学部3回生)さん。

大学に入ったら何かしら部活に入ろうと考え、経験済みのスポーツか、カレッジスポーツをしたいと思っていたそうだ。

ボート部の新勧で話を聞き、「今まで、全国レベルでは戦えたことがなかった自分に訪れた人生最後のトップで戦うチャンスを今掴まなければ」と思ったのだ。

体験で乗ったボードが何より楽しかったことも入部に踏み切った大きな理由だと話す。

 

ボート競が持つたくさんの魅力

繁さんにボートの魅力について語ってもらった。
一つ目は、クルーと動きが合っていくにつれてどんどん艇の動きが変わっていき、疾走感が増していく爽快さ。
普段感じることのできないこの感覚は、病みつきになってしまう。

2つ目は技術の奥が深いところ。
体が大きくパワーがあることに越したことはないが、それだけではダメで、どれだけ自分たちのことを理解し、改善できるかがボート競技には必要だと言う。
よく考えこまれた技術があれば、時には自分より体が大きな相手にも勝つことができるのは魅力だ。

 

ボートを通して成長したこと

繁さんが1番「自分が成長した」と感じるのは、根気強さ。
今までとは比にならないぐらい体力的に厳しい日々ではあるが、時間はうまく使えばたくさんあると話す。
部活、勉強、アルバイトの全てにしっかり取り組むことができている。

ただ両立させるだけではなく、(特に部活、勉強を)全力で全てやり切っている。
これが叶った根底には、常に少し先の未来、ずっと先の未来の自分に1番今何が必要かを考えて動くようにしている、ということがある。

将来の自分の夢のため、少し先の成果のためと思えば、今はどれだけしんどくても頑張れる。
それは練習でも同じだと繁さんは言う。

その他にも、他人と考えを共有し、同じ方向を見るための自分の考えの言語化や、自分自身に足りていない事を考える自己分析など、多くの成長をこの部で得ることができた。

「まだまだ成長します」と頼もしい。

 

部の魅力は全体が一丸となって目標に向かって挑戦できること
選手は目標を見据え、今自分たちができる最善を導き出し実行する。
それを根気強く継続し、着実に実力をつけていく。

マネージャーは1人1人が役職を持ち、日々さらに何か部に貢献できることはないかを考え出していく。

「選手、マネージャー双方が部を強くしていく」という意識が強いことが、この部の魅力だと繁さん。

性格も年齢も出身地も立場もバラバラの人たちが、こんなにも一丸となれるというのはそうそう簡単には経験できないことと話す。

 

2019年全日本新人選手権女子ダブルスカル6位入賞 マネージャーと共に

 

 

クリーン係を担当

繁さんは艇庫(艇を置いたり、部活動を行う場所)の環境を管理するクリーン係を担当している。
綺麗にすることは、ただ綺麗になって良かったというだけでなく、ホコリがなくなり体調を崩すリスクを減らせる、物の管理がしやすくなり長く使える、様々な作業効率が向上するなど多くの利点が存在すると話す。

日々艇庫の環境整備を意識しなければならないクリーン係になったことで、多くの気づきを得たそうだ。

そんな繁さんの今年の目標は、「自分にも他人にも負けない!常に先を見据えた行動をとる!そして強くなる」。

 

繁さんからのPRコメント

大阪市立大学ボート部は日本一を目標に掲げて日々練習を行なっております。
そして部員一人一人がその目標を意識しながら部への貢献を考えています。
全員で一つの目標に向かうからこそ部員同士の仲もとても良く、アットホームな雰囲気です。
練習中は切磋琢磨し、オフ中は和やかに過ごすことができる仲間たちがいます。
こんな仲間と共に大学4年を駆け抜けることができることに誇りを持っています。

つづく

 

HP http://ocurc.org/
公式Twitter;@OCURC2017
新勧Twitter;@ocurc_shinkan

 

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