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新歓応援2020 コロナに負けるな

共に頑張れる仲間がいるから人として成長できる 大阪市立大学漕艇部⑥

ピープル 2020/04/08

昨年、インカレに出場し、初めて全国の舞台で艇を漕いだ柏木美咲さん(かしわぎ・みさき 法学部3回生)は、一緒に艇に乗った4回生の先輩からたくさんのことを教わった。
続いて開催された全日本新人選手権大会では、同期と一緒に出漕。
インカレで吸収したことを伝え、どうしたら艇が速く進むかを考え続けた。

教わったことを言語にして人に伝えることは、自分がきちんと理解していないとできないこと。伝えるために自分を見直す大切さを学んだ。

ボートとの出会いを尋ねると、新勧でボート部を訪れたことと話す。
友人の付き合いでボート部の新勧に様子を見に行っただけのつもりが、1回目で取り込まれてしまったそうだ。

柏木さんは中学高校とソフトテニスをやっていたので、大学では違うスポーツをやりたいと考えていた。

初めてボートに乗って楽しかったというよりも、ボート部に集まる人たちの仲の良さ、しんどい練習をしているはずのなにキラキラしている様子に、「いい集団だなぁ」と思ったことが大きいそうだ。

また、ボート競技は自分がそれまでやっていたソフトテニスとは違い、いきなり全国の舞台に立つことが可能だと知った。
「この集団の中で強くなって、全国の強豪と戦いたい」と入部を決めた。

 

パワーだけがすべてじゃない
ボートの魅力について、柏木さんは自分たちよりも強い、また大きくパワーでは劣るところとも勝負ができることと話す。
もちろんパワーは必要で、あればあるほど艇を速く進める要素にはなる。
しかし、柏木さんがこれまで経験してきたボートは、クルーボートで、一人で漕ぐわけではない。
動きがそろわなければ艇は進まず、逆に言えば小さなこと、「そんなところまで」を揃え、こだわるだけで艇がぐんぐん伸びることもある。

また、「これだけの練習量ならばどこにも負けてないぞ」と言えるほどの練習ができれば、レースで強気になることもできる。
そうした要素ひとつひとつが魅力になっている。

 

ボートで磨いた人間力

ボートのレースの距離は2000mだが、そのための練習は2000m漕ぐだけではない。
2000mで最高のパフォーマンスをするために、できる練習はすべてやる。

今まで経験してきたスポーツの中で群を抜いてしんどいし、もう何度諦めようと思ったかわからないと柏木さん。
何よりボートを楽しめなくなりそうな時もあった。
しかし周りで頑張っている仲間を見ると、自分だけが折れるわけにはいかないと思い、それを繰り返すうちにいろいろなことを粘り強く取り組むことができるようになった。

たくさんの人達に応援してもらい、ともに頑張れる素晴らしい仲間に囲まれているからこそ、人としての成長があるのだと実感しているそうだ。

ともに頑張れる仲間が誇り

大阪市大ボート部の魅力は、本気で頑張れる人が集まっていること。
日本一という目標はどれだけ頑張っても達成できるという保証はないが、それでも本気で目指して、本気で取り組めるというのは容易いことではない。

だからこそその姿はとてもカッコよく、しんどい時でも「自分も頑張らないと」と思える。本気で考え、本気で練習して、本気で遊ぶということが、とてつもなく楽しくて最高なものであることを教えてもらった。
「市大ボート部であることを誇りに思います」と話してくれた。

柏木さんの今年の目標は、インカレ最終日にある。
昨年は準決勝で敗退した。
出せる力は出し切ったと思える一方で、最終日に残ったクルーとの明らかな力の差を感じたそうだ。
「今年は筋力、体力、技術すべてを見直し、決勝の舞台に並べるように頑張ります」と意気込んだ。

 

柏木さんからのPRコメント

大阪市大ボート部は、みんなで練習し、ご飯を食べたり掃除をしたりして生活しているので、部員みんながとても仲が良いことが魅力だと思います。
苦しいことも楽しいことも、たくさんのことを共有するので、お互いに信頼しあえ、ほんとうの家族のように感じます。
もちろんぶつかることもありますが、それもまた私たちを強くつなぎます。
私が1年生の春にこの部活に入りたいな、一緒に頑張れたらいいなと思ったこの集団の中は、本気で頑張る人の集まった、温かく、笑顔の絶えない最高の場所でした。

つづく

HP http://ocurc.org/
公式Twitter;@OCURC2017
新勧Twitter;@ocurc_shinkan

 

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