失敗してもサポートしてくれる仲間がいる 大阪市立大学漕艇部⑨

ボート部マネージャーの仕事を担当して1年、どのような成長を感じているか文学部2回生の竹西あかね(たけにし・あかね)さんに、話を聞いた。
「マネージャーの仕事はいろいろありますが、漕手の健康やパフォーマンスにも大きく関わっていて、その一つに食事の管理があります」
食材の栄養やバランスの大切さ、身体にどう働きかけるのかを調べてアドバイスしたりすることで、結果的に自分にとってもプラスになる情報を得ることも多い。
アドバイスの伝え方がちょっと雑な部分もあり、漕手からよくつっこまれているという竹西さん。
「ここはもっと成長しないといけないポイントですね」と笑う。
どの仕事に関してもそうだが、できることが増えるという点からすれば日々成長していると実感できることも多い。
「でも、もっと経験を積んで誰かに認められた時や、より大きなことを乗り越えた時に、私も成長したな、と強く実感できると思います!」と語る。
先輩に一目ぼれ⁈
竹西さんがボート部のマネージャーになったきっかけについて聞いてみた。
入学手続きの日に、ドキドキしながら一人で大学に行った竹西さんに、声をかけてくれたのがボート部のマネージャーだった。
優しくて大人な先輩と話していると安心感があったそうだ。
先輩に会いたくて、何度もボート部の新勧に出向いた。
その先輩を通してボート部を知っていくうちに、マネージャーも選択肢のひとつになっていった。
部員全員が真剣に取り組んでいる部活なので、正直自分に務まるのか不安要素しかなかったという竹西さん。
入部を決めるまではかなり迷ったそうだが、最後はその先輩が言ってくれた一言に背中を押されて入部を決めた。
背中を押してくれた一言とは
「失敗してもそれをサポートしてくれる先輩や同期、後輩がたくさんいるっていうのがボート部の強み」
それが入部を迷っていた竹西さんの背中を押してくれた、先輩からの言葉だ。
その言葉に嘘はなく、失敗した時は先輩がフォローしてくれ、わからないことは同期が一緒になって考えてくれる。
いつも「ひとりじゃない」と思わせてくれる心強い仲間がたくさんいて、それがボート部マネージャーの大きな魅力のひとつになっている。
「そして何よりボート競技を間近で見られるのはマネージャーの特権です!」
ボートは身近なスポーツではない分、今までにない疾走感や達成感を自分たちマネージャーも一緒に味わわせてもらえることも嬉しいと話してくれた。
ボート部の魅力は雰囲気がいいこと
新歓の時から感じていたこととして、先輩後輩、漕手マネージャー、男女問わず本当に仲がいいと話す。
この雰囲気が好きでボート部に入った同期も多く、やはり一番の魅力のようだ。
竹西さんたち新2回生は、回生のLINEグループで都合の合う人を募り、みんなで遊びに行くことも多い。
男子漕手のみなさんはとても愉快で、しょうもないことでいつも楽しそうにしているのだとか。
女子漕手も羨ましいくらいとても仲がよいそうだ。
しかし、いざ練習となるとみんな真面目に本気で取り組む。
オンオフがしっかりしていて、楽しむ時は楽しむ、やる時はやる、ができる部活だ。
マネージャーの仕事で成長したこと
竹西さんは、部費やエッセン代などお金の管理をする財務という役職と、漕手のエルゴ値の管理などをするデータ分析チームに入っている。
特にお金に関しては責任を持って管理することを心がけるようになった。
どちらの仕事でもPCでエクセルを使うため、エクセルを少し使えるようになってきたかなとPCスキルアップの機会もあることを紹介してくれた。
マネージャーとして2年目を迎えた竹西さんの今年の目標は、マネージャーとしてもっと周りを見て行動できるようになることだ。
「いろんなことに気付いて、部員にも積極的に声をかけたい」と言い、「あとタイムをノーミスでとれるようになります」と笑った。
「広い視野を持って、部の力になれるように頑張ります!」と意気込む。
竹西さんからのPRコメント
新歓パンフレットにも書いたのですが、私は何かに「夢中になれるってカッコいい」と思っています!
ボート部は決して楽ではないですが、しんどさも楽しんでボートに夢中になっている部員はみんなカッコいいです。
大学生になって、たくさんの自由と、時間と、選択肢があって、それをどう使うのか、何を選ぶのかも自分次第ですが、ぜひボートに夢中になってもらえたら嬉しいです。
最高の仲間とか、頑張ったと胸を張って言えることとか、ボート部でだからこそ残せるものがたくさんあります。
まだマネージャー歴1年ですが、私はそう確信しています。
つづく
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