部の運営を通して自身の成長を実感 一橋大学端艇部⑤

一橋ボート部で代表幹事を務める見角真悠さん(商学部4年)の今年の目標は2つ。
1つ目に最低限の目標として挙げたのは、代表幹事としての使命でもあるが、HUBC(一橋ボート部)を存続させ次の世代に引き渡すこと。
今年で創部135年になるHUBCは、たくさんの先輩達が高い目標に向かって必死に紡いできた歴史がある。
未来の部員のためにも、代表幹事という立場として責任を持ってこの使命を全うしたいと話す。
そしてもう一つの目標は、日本一になること。
これは全部員が目指しているところでもあり、やはり自分の大学の艇が一位でゴールする瞬間を見たいのだ。
直接目標に貢献することはできなくても、自分にできることはたくさんあると言う見角さん。
「チームの一員としてできることに全力を捧げ、日本一でゴールする瞬間を見たいと思います」
入部の動機が部の魅力
見角さんは、もともと選手として入部した。
入部を決めた動機として、未経験から日本一を獲るという「挑戦」と合宿生活で得る家族のような「仲間」を挙げる。
ボート未経験者が日本一を獲るという挑戦に、4年間を捧げることができるということに魅力を感じた。
大学生活は何かひとつのことに打ち込みたいと考えていた見角さんにとって、「こんな壮大なことに挑戦したら、きっと大学生活が充実する」とワクワクしたそうだ。
さらに、合宿生活を通して家族みたいな仲間ができると聞いた。
新歓で会った先輩達は本当に素敵な人ばかりで、「アットホームで素敵な人ばかりのこの部活なら、信頼できる仲間ができる」と確信した。
入部の動機は、そのまま見角さんにとっての部の魅力になった。
一橋ボート部は、本気で日本一に挑戦している。
未経験者ばかりのチームだからこそ、4年間という短い期間で日本一を達成するには周りと同じことをしていてはいけない。
そんな挑戦者マインドが、選手、マネージャー含めた全部員にある。
「チーム一丸となって挑戦する経験は、人生においてかけがえのない財産になると思います」
そして信頼できる仲間ができた。
合宿生活で仲を深められるということもあるが、それ以上に同じ目標を目指し、時にはぶつかりながらも一緒に成長する仲間ができることがこの部活の魅力だと感じているそうだ。
ボートの魅力は奥の深さ
見角さんは、ボートの魅力について「一見単純そうに見えるのにとても奥が深い」と話す。
ぱっと見るだけでは、直線のコースをボートに乗ってタイムを競う、単純な競技だ。
しかし、実際ボートを速く進めるには、ただガタイをよくして体力をつければいいわけではなく、ボートに合わせた体作りや高度な技術力などが必要になってくる。
日本ではまだマイナースポーツだからか、これが正しいという教科書も少なく、奥が深い競技だと言う。
だからこそ未経験者ばかりの国立大学でも、日本一を狙うチャンスがある魅力的な競技なのだ。
ボート部の活動で成長を実感
見角さんは2年生の春に選手からマネージャーに転向した。
マネージャーを経験して成長できたことに、主体性とコミュニケーション能力を挙げる。
チームを勝たせるために自分にできることは何かを考えて行動できるようになった。
選手の時は自分の結果のことばかり考えていたが、マネージャーになって視野が広がり、チームを勝たせるために自分は何をすべきか考えるようになった。
先輩から引き継いだマニュアル通りに仕事をこなすだけではなく、常にプラスアルファでできることを考え行動していく主体性が身についたと感じている。
また、コミュニケーション能力を上げることができたと感じている。
もともと人見知りの性格で特に初対面の人と話すのが苦手だったという見角さん。
この部活の経験を通して、本当にたくさんの人と関わる機会があり、初対面の人とでも話せるようになった。
小さいことではあるが、自分の苦手な部分も克服できるのがこの部活の魅力だと話す。
3年生の時にはOB会費を集める役職を担当した。
1年間の集金目標を設定し、部員に協力してもらったり、戦略を立てたりして無事達成することができた。
目標達成のためにどう動くか、思考力や行動力が磨かれた。
現在は部の責任者である代表幹事という役職を担当している。
部員だけでなく、OB、コーチ、大学とも連携しながら部を運営していくため、多様な意見をどうまとめていくかという調整力や判断力を身に着けた。
見角さんからのPRコメント
「ボート未経験者が日本一を目指す」、この部活ではそんな挑戦ができます。
マネージャーの立場から言えば、この部活は学生主体の部活なので、日本一という目標のために自分がやりたいと思ったことにはどんどん挑戦できる素晴らしい環境が整っています。
いろんな経験を通して、思考力、行動力、リーダーシップ、協調性など本当に様々な力を身に着け、人間として大きく成長できる環境だと自信をもって言えます。
また苦楽を共にし、信頼し合える最高の仲間と出会うことができます。
4年間しかない学生生活を充実させるのにはピッタリの場所だと思うので、ぜひ少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
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