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スポーツ女子インタビュー

明治大学ラクロス部女子 部員のメンタルを育てるのも主将の役目

部員のメンタルを育てるのも主将の役目
ピープル 2016/01/22

明治大学ラクロス部女子のチーム理念は、「社会で活躍するいい女」。ラクロスを通じ、「自ら気付き、考えて行動する」、「積極的にコミュニケーションをとる」、「マナーを守る」ことのできる女性を目指す。創部27年目、133名の部員をとりまとめラクロス日本一連覇を目指す明治大学女子ラクロス部主将 松本理沙さん(4年)、主務 神山菜緒さん(4年)に、ファイナル4への進出を決めた2015年10月10日、チームの魅力について話を聞いた。

 

松本理沙さん、神山菜緒さん

(左 松本理沙さん 右 神山菜緒さん)

 

主将の役割
明治大学女子ラクロス部は部員133名の大所帯。コートの中ではプレーヤーの一人として自ら頑張っている姿を見せるのが主将の役割だと話す松本さんは、エースストライカーとしてゲームを引っ張る。気迫に満ちたプレーは壮観だ。コートの外では、規律を守ることを部員一人一人に促し、女子ラクロス部として外部の目を意識させ、部員のメンタル的な部分を育てることを意識してきた。

 

日本代表チームの主将を経て
松本さんは、女子ラクロスU-22日本代表の主将も務めた。強い選手ばかりが集まった日本代表は、自分をアピールする人ばかりなので、チームとしてまとめるには別の苦労があったようだ。その中で、明治大学のチームでは、勝つことを人任せにして自分をアピールするところが足りないことに気付いたという。「なぜ、自分がラクロスをやっているのか」を問いかけるようにしているという松本さん。常に問いかけていないと、無駄な4年間になってしまうと思う。なぜ、朝早く起きて自分は頑張っているのかを部員へ問いかける。

 

明治大学女子ラクロス部

 

チームをひとつに
試合に出る人は133名中20名。試合に出ている人も出ていない人も、同じように1点の重みを感じて欲しいと松本さんは語る。試合に出ていても、得点できるポジションは限られる。点数はシュートを決めた人だけの力ではなく、グランド係がグランドを確保したり、集客係が観客を集め試合を盛り上げたりしてみんなで獲るものだから、点数が入ったら応援席の方を見てみんなで一緒に喜ぼうと声掛けをしてきた。みんなの中には家族も含まれる。応援席には保護者の姿も多い。日々の練習は家族の支えがなければ成り立たない。一緒に応援して欲しいと自分たちから呼びかけ、懇親会を開き活動報告会を設けている。

 

マネージャーから初めて主務に
明治大学女子ラクロス部は10名のマネージャーと4名のトレーナーがチームを支えている。大学に入ったらマネージャーになろうと決めていた神山さん、ラクロス部への入部を決めた理由は「一番キラキラしていたから」だそうだ。チームの魅力について、本気の遊びとしてラクロスに取り組んでいることと語る。部員は全員が係に就き責任を持って活動している。係がちゃんと機能しているか目を配るのも主務の役目だ。大学のラクロス部は朝練のところが多い。戦術のスポーツであるため、練習には全員が参加できることが大事だ。朝なら人が集まりやすいので、朝、練習して授業に行く。遅刻する心配がないから部員全員がフル単で進学し、留年する人もいない。ラクロスは学校からの評価も高いそうだ。

 

マネージャーから初めて主務に

 

ラクロスの魅力
Aチームが戦うリーグ戦だけでなく、それぞれ活躍する場が多いのもラクロスの魅力と神山さん。誰かが頑張る姿を見て、自分も頑張ろうとモチベーションが上がる。大所帯のラクロス部はA、B、C、1年生の4チームで動いている。チーム間の移動も多く、成長が見えれば上のチームに上がり、だめなら落ちるという厳しい面もある。チームごとの練習をメインに据え、全員で練習する日を減らした。一人一人の練習スペースを確保することで、各自が成長できる環境を作り、チームの底上げを図った。

 

練習が恋しかった就職活動
まだ体育会になっていない明治大学女子ラクロス部には部室が無い。スーツを持って朝練に参加し、途中抜けしてスーツに着替え、大きな荷物を抱えたまま企業説明会に向かった。荷物を抱えての説明会参加は本当に疲れたと神山さんは振り返る。就活だけしていると辛くて、早く部活に戻りたかったと語るのは松本さん。自分が何を頑張ればよいのかわからなくなって、辛くなった。今年から就活スケジュールがずれたことで、ラクロス部にとって大事な時期と企業説明会が被り、どちらを優先すべきか悩んだという。そんな二人だが、面接では自信を持って話すことができ、希望通りの企業への就職が決まった。
松本さんには、2017年のワールドカップで日本を背負ってラクロスをやってみたいという想いがある。就職後はクラブチームに所属し、土日を練習にあてる生活も視野に入れている。神山さんは、4年間ラクロスに関わって頑張ってきたので、卒業後は土日をしっかり休んで、女性らしい生活を楽しみたいそうだ。

 

モチベーションが上がる曲
松本さん ケツメイシ/ 仲間
神山さん Honey L Days/ まなざし
みんなでテンションを上げる時には、モモクロを歌う

 

全日本連覇!
取材後、勝ち進んだ明治大学女子ラクロス部は、2015年11月28日全日本ラクロス大学選手権大会優勝、2015年12月20日ラクロス全日本選手権大会優勝と2年連続優勝を果たした。

ラクロス全日本選手権大会優勝と2年連続優勝

 

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