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スポーツ女子インタビュー

昭和女子クリケット みんなが楽しく練習に来てくれるチーム作り

目標は、みんなが楽しく練習に来てくれるチーム作り
ピープル 2016/04/08

野球の原型と言われるクリケットは、球技としての競技人口がサッカーに次いで世界で2位というメジャースポーツだ。日本では競技人口がまだまだ少ないが、クリケットの魅力、チーム作りなどについて、昭和女子大学クリケット部キャプテンの堀之内美里さん(2年)に話を聞いた。

 

クリケットとの出会い

大学に入学してから、クリケットを知ったという堀之内さん。中学ではバドミントン部、高校では吹奏楽部だったそうだ。大学ではスポーツに取り組もうと、学科の友達とサークルを見て回ったという。初めて知る競技だったが、フレンドリーな先輩たちに魅力を感じ、入部を決めた。

 

堀之内さんにクリケットの魅力を尋ねると、「オールマイティに全部できるところ」と返ってきた。クリケットは、選手全員が「打つ」「投げる」「守る」をできなければならない。その分、課題も多いが、面白さも増す。

 

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また、個人競技じゃないところが好きだという。理由は、「一人じゃないという安心感」。
1回アウトを取るごとに、中央に集まって作戦を立てながら盛り上がるのだそうだ。

 

キャプテンの役割

昭和女子大学クリケット部は、部を引っ張るキャプテンと、会計などの事務を担当する代表がいる。堀之内さんは、先輩からの指名で昨年の10月からキャプテンになった。自分はキャプテンというキャラでは無いと自己分析する堀之内さん、指名された時は驚いたそうだ。

 

練習の仕切り、試合での指示出しなどをする側になり、クリケットについてもっと勉強しなければならないと痛感したという。試合では、全体を見渡して指示出しをしなければならない。投げる順番、打つ順番を考え作戦を立てる。男子チームは勉強熱心で動画などで研究していると聞き、アドバイスをもらっているそうだ。

 

全体をまとめる難しさも感じている。自分自身が上手くならないと、指示を出しにくい。
「自分が上手くならないと」何度も繰り返す。

 

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練習日は週2回。次の練習日まで間が空くため、進歩が遅いと感じてはいるが、練習量を増やすことも難しくジレンマを抱えているようだ。みんなが楽しく練習に参加できることが最優先と考え、チーム作りをしている。人数が少ない分、みんなと仲良くなれるといい、練習をしながら団結力がついたと語る。同期は7人だが、そのうち4人が2年生になって留学してしまった。その間、1年生との距離が縮まった。1人暮らしの部員の家に泊まりに行くなど親睦を深めているそうだ。

 

ファッション

クリケットの無い日は、メイクなどもしてファッションにも関心があるそうだが、練習や試合の時は部員みんなジャージで移動すると苦笑。共学の女子は会場に来てからジャージに着替えていたりするので、女子大の学生の方が案外と気にかけていないのかもしれないですよと堀之内さん。

 

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今後の目標

サークルとしては、勝てるチーム作りが目標だが、先ずは部員が楽しく活動できるようにしたいという。堀之内さん個人の目標を尋ねると、物事を計画的にできるようになることと。周りに気を配り、自然な気遣いができるようになりたいと教えてくれた。

 

試合などここぞと言う時にすることを尋ねると、「前髪を留めます!」と即答。前髪をピンで留めたり、アップにしたり、編み込んだりと方法は色々だが、前髪にこだわりがあるそうだ。

 

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