TOPへ
ようこそ
ゲスト さん

社会的スキルを磨いたラクロス早慶戦実行委員の仕事

社会的スキルを磨いたラクロス早慶戦実行委員の仕事
ピープル 2016/06/03

「いつもお世話になっておりますで始めるんですよね」メールの冒頭挨拶の言葉を初めて知ったと語るのは、「第24回早慶ラクロス定期戦」実行委員で企画部門長を務めた慶應義塾大学ラクロス部女子の野明千晴さん(3年)だ。運営部門長を務めた早稲田大学女子ラクロス部の石川久美子さん(3年)とともに、実行委員の仕事、ラクロスの魅力について話を聞いた。

 

早慶ラクロス定期戦

早慶ラクロス定期戦は、毎年、早稲田、慶應のラクロス部からそれぞれ3年生男女各1名、2年生男女各1名の計8名が実行委員として運営する。今年は来場者約5,900名が訪れ、会場となった慶應義塾大学日吉陸上競技場は満席だった。裏方としてイベントを作り上げた達成感は、2年生への引き継ぎを終えた後に味わえそうだ。

 

写真右が石川さん

写真右が石川さん

 

第24回早慶ラクロス定期戦

 

パンフレット制作は野明さんの担当だった。一人で担当するため、慶應だけでなく早稲田のページも作りましたと苦笑い。毎日、大量のメールでのやりとりに追われたそうだ。ただ内容を制作するだけでなく、ご協力いただく企業への連絡等、社会人との連絡業務で社会的スキルを磨くことができたと言い、「就活で活かせます」と笑顔をみせた。

 

部員達が着用するTシャツ

 

石川さんは、部員達が着用するTシャツの発注業務を行ったが、ここでは企業からの指示でLINEによる連絡だったそうだ。石川さんは、当日のBGMの編集を担当し、徹夜で編集作業を行ったため、「当日は寝てなかったなぁ」と苦労したことを思い出したようだった。

 

ラクロスの魅力

早稲田も慶應も女子のラクロス部員は100人を超える大所帯だ。大学の部活の中でも最大規模といえる。ラクロスが日本に入ってきてからの歴史は、他の競技に比べ遅い。慶應の体育会では41番目に登録された部だそうだ。早稲田大学で実施されているアスリートプログラムでは、ラクロスが最後に登録された。今では、人数が一番多い部活になっている。

 

野明千晴さん

野明千晴さん

 

高校まではテニスをやっていた野明さんは、個人競技ではなくチーム競技に取り組んでみたいと思い、大学ではラクロス部を選んだ。体育会に入るつもりではなかったものの、一生懸命やっているところを探すとやはり体育会になってしまった。ラクロス部の練習を見た時に、部員達がキラキラしてみえたそうだ。

 

ポジションはアタック。アタックは得点に絡めるポジションではあるが、一人で勝てる競技ではない。考えた通りのプレーができた時の喜びは大きいし、みんなで戦っているという一体感がラクロスの魅力だと野明さんは話す。女子ラクロスは、プレーヤーだけでなくマネージャー、トレーナー、アナリストなどスタッフ全員で一つのチームだと言い、それぞれがチームメートとしての存在意味を見出せるよう幹部は引っ張っていると説明してくれた。

 

石川久美子さん

石川久美子さん

 

高校まではバドミントンをやっていた石川さんは、大学でも部活に入りたいと思っていたが、違うスポーツを始めたいと考えていたそうだ。試合を見てラクロスに決めたという。同じくポジションはアタック。初めてラクロス部のミーティングに参加した時に、机上の戦略会議を見てその複雑さに面白さを感じたという。試合でその複雑なプレーが決まった時は、練習してよかったと達成感を味わうことができるそうだ。

 

ラクロスで難しいと感じることはあるか尋ねると、「タイミング」だと言う。パスを出したい時に誰もクロスを出してこない、ボールをもらいたい時になかなか目が合わないという時もある。ラクロスは戦術の競技ではあるが、「パス」と「キャッチ」が最も大事。クロスワークの練習を積むことが成果を生む。

 

写真中央が野明さん

写真中央が野明さん

 

ラクロスで培った力

「チーム力がついた」と野明さんは言う。ラクロス部の活動ではラクロス以外にもやることが多く、みんなで協力しないとならない。大変そうな人がいれば助けてあげなければと思い、チームメートの活躍する姿を見れば心から嬉しいと思う。助け合い、気配りができるようになったと振り返る。

 

石川さんは「コミュニケーション力」と答える。バドミントンのシングルスをやってきた石川さんは、ラクロスの練習で驚いたことがある。1回1回の練習に、話し合う時間がある。
自分の思いをあまり口にするタイプではなかったが、言わざるを得ない状況に置かれたことで、言えなかったことが言えるようになり、自分の思いを発信する力がついた。

 

今後の目標

慶應義塾大学ラクロス部女子は、ラクロスに3つある「リーグ戦」「準リーグ戦」「Vリーグ戦」の全てで優勝してこそ、日本一と位置付けている。野明さんは自身が出場するVリーグでの優勝を目指し、チームに貢献することが目標だと意気込みを語った。

 

石川さんは、病気治療のために現在ラクロス部の練習を休んでいる。4年生で復活できるよう治療に専念する。今回、早慶戦の実行委員としてラクロスに絡むことができてよかったと振り返る。今年の早稲田大学女子ラクロス部は気合いが違うと石川さんは教えてくれた。昨年、早稲田はファイナル4に残れなかったけれど、今年は優勝を狙える空気がある。

 

モチベーションを上げる曲

野明千晴さん ももいろクローバーZ / 走れ!
石川久美子さん 嵐 / To be free

 

Team RanRun 学生スタッフ取材記事
RanRunは、あらゆるスポーツの日本代表を応援しています
学生スポーツ団体が情報発信
RanRun編集部広報担当ブログ
RanRunをフォロー中!学生団体一覧
RanRunのイベントへの出演者・参加者募集