関東学生庭球同好会連盟 テニス大会の運営で成長を実感

第12回ガールズフレンドシップテニストーナメント2016(6月11・12日)を終えたばかりの関東学生庭球同好会連盟の信濃恵美里さん(早稲田大学3年)と荒木理沙さん(慶應義塾大学3年)に、連盟の仕事や学生生活について話を伺った。
関東学生庭球同好会連盟は、関東地区の50大学から約120のテニス同好会が所属する学生組織だ。現在、11名の役員が大会運営や季刊誌の発行などに携わっている。
ガールズフレンドシップは、文字通り女子だけが参加する1泊2日の大会。楽しそうな様子をtopics で紹介しているので、ぜひ、ご覧を!(第12回ガールズフレンドシップ報告)
テニスサークルを選んだ理由は?
中学時代はバレーボール、高校では男子サッカー部のマネージャーをしていた信濃さん。早稲田大学にはテニスサークルが公認非公認を合わせると300以上はあるという噂があるのだとか。入学式前日に声をかけられブースを訪問したことが、現在のテニスサークルに入るきっかけになったそう。
信濃恵美里さん
中学高校と陸上部だった荒木さんは、大学でも体育会陸上部に入るつもりでいたにも関わらず、「テニスサークルの勧誘の凄さに負けました」と言い、「私は話を聞いちゃうタイプなんで」と笑う。慶應義塾大学のテニスサークルは、公認非公認合わせて40弱くらい。
優しく面倒をみてくれる先輩がいたこともあり、入部を決めた。
どこの大学もテニスサークルの数が多く、新歓の時期は新入生の争奪戦になる。荒木さん曰く、テニサーに捕まっている人は話を聞いてくれる人と思われているため、1つのサークルの話を聞くと、別のサークルが次に話をしようと並んでいることが多いそうだ。
荒木理沙さん
テニスの魅力とは?
連盟の仕事があり、なかなか練習に参加ができていないと話す2人だが、それぞれが感じているテニスの魅力について話してもらった。
中高とチーム競技に関わってきた信濃さんにとって、初めての個人競技。チームに左右されることなく、全てが自分にかかってくることが魅力だと感じているそうだ。
一方、陸上の短距離走をやってきた荒木さんは、個人競技の楽しさを知っているが、1人で戦うことの辛さも知っている。ダブルスは、点を取るとハイタッチをしたり、2人でワチャワチャできて、「1人じゃない」という安心感を魅力に挙げた。テニス歴は浅いので、やればやるほど上達を感じられることが楽しいそうだ。
連盟の仕事
信濃さんの所属する早稲田大学のテニスサークルは、幹部代の3年生から2人ずつ連盟に役員が選出されることになっている。同期が30人いる中で、自分が選出された時は、連盟の業務で忙しくなるとサークルの練習になかなか参加ができなくなると思い迷ったそうだ。
「でも、入ったら楽しいのでよかったです」とにっこり微笑む。
荒木さんの所属する慶應義塾大学のテニスサークルでは、連盟への役員選出は絶対ではないが、先輩に誘われて入ったそうだ。連盟に入る学年もバラバラだという。連盟が主催する大会に参加し楽しかったので、運営に関わりたいと連盟に入る人もいる。テニスサークルの延長ではなく、別のサークル活動のような側面もあるようだ。
連盟に入ると1年目は、1人が2つの大会運営を担当する。1年目の信濃さんは、最初の大会としてガールズフレンドシップの大会委員長を務めた。11人の役員が責任感を持って仕事に従事しているので、やりがいを感じているそうだ。
現在、広報を担当している荒木さんは、昨年、大会運営を担当した。連盟の役員は色々な大学のメンバーで構成されているので、他大学の学生と一緒に仕事をする楽しさがある。大会運営で、さらに多くの大学の学生と出会うことができるのは魅力だと教えてくれた。
ガールズフレンドシップを終えて
連盟に入って半年の信濃さん。ガルフレの準備の段階では、忙しくも長くもあり、周りに迷惑をかけることもあったが、「今、考えるとそれほど大変じゃなかったかも」と振り返る。
選手達が楽しそうに参加していたことで、やりがいを感じることができた。
次は、3ヵ月という長期間のサークル対抗のトーナメントを担当する。95団体が参加する大きな大会だ。トーナメントの組み合わせは決まった。夏休みには合宿を行うサークルも多く、サークル同士の日程調整やコートの予約など持久力のいる仕事になる。
広報の仕事
2年目の荒木さんは、今年は広報として大会の写真撮影や毎月テニス雑誌に掲載される記事の編集、年2回発行される季刊誌の編集をしている。写真撮影のためにカメラを購入するなど力が入る。今年はHPのリニューアルも行っている。
連盟の仕事を通し成長を感じたことは?
「やりたくないことから逃げなくなりました!」と語るのは信濃さん。やらなければならないことをちゃんとやるようになり、責任感がついたと自分でも感じている。
人前に立って何かをすることが苦手だったという荒木さんは、「まだ成長過程ですが」と前置きしながらも、1年目に大会委員長として人を動かすことを学び、人に指示を出すということができるようになった。人前で話をする機会も増えたそうだ。
今後の大会予定
★「第19回ビギナーズフレンドシップ」8月31日・9月1日に宿泊型の大会を開催。
★「第36回新人ダブルストーナメント・第20回チャレンジカップ」9月5日から3ヵ月かけて開催し、決勝戦は12月3日を予定している。他大学の学生と交流し、テニス仲間や友達が増えるチャンス。
★「第44回関東学生庭球同好会連盟 クラブ対抗トーナメント」9月5日から3ヵ月かけて開催。
★「FESTA 2016」9月23日~25日に開催。全国の庭球同好会連盟が参加するため、300名くらいが集まる大きな宿泊型の大会だ。エントリーの締め切りは8月15日!
役員募集中!!
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一緒に活動しましょう!!
関東学生庭球同好会連盟公式HP https://kantorenmei2021.wixsite.com/kantorenmei
RanRun yukiyanagi 写真提供 関東学生庭球同好会連盟