昭和女子大合氣道部 努力が報われる達成感。部員絶賛募集中!

「合氣道の演武を初めて生で見て、速攻入部を決めました」
そう語るのは、昭和女子大学合気道部部長の諸瀬祐里さん(3年)だ。中学、高校と卓球部だった諸瀬さんだが、大学に入学してみると卓球部が存在しなかった。大学でも絶対、運動部に入ろうと思っていたところ、新入生歓迎会で合氣道に出会った。諸瀬さんに、合氣道の魅力、部長の役割、ライフスタイルなど話を聞いた。
合氣道との出会い
大学の新入生歓迎会で、「大学から始める人が多い」「初心者大歓迎」という文字に惹かれ、合氣道部の演武を観に行った。「カッコイイ!自分もできるようになりたい」そう思い、演武が終わるとすぐに入部届を提出したという。
意気揚々と入部したものの、初めの頃は、大事だとわかっている基礎練習に苦しんだ。「これをやれば、もっとステップアップできる」自分を励まし頑張ったそうだ。
大会に出場し、入賞した時は本当に嬉しかったと語る。「今までの練習は間違っていなかった。努力してきてよかった」達成感を味わうことができた。
合氣道の魅力について尋ねると、「自分が苦手だった技が、ふとした瞬間にできること」と教えてくれた。
昭和女子大学合気道部は部員数が少なく、練習をする時のモチベーションをなかなか上げられないこともあった。「やはり人数が多いほうが、気持ち的に盛り上がるから」と話す。
「現在、合氣道部は部員を絶賛募集中です。少しでも興味をお持ちの方はお気軽にご相談ください!」諸瀬さんからの熱いメッセージだ。
部長の役割
現在の部員は3年生4人、2年生1人、1年生4人の計9人で活動している。「上手くならないと先輩に追いつけない」先輩に対する強い憧れから、合氣道を続けてきた。そんな諸瀬さんは先輩からも後輩からも支持され、指名されて部長になった。
当初は戸惑いもあったが、同期の存在に助けられたそうだ。「みんなが積極的に動いてくれたから、やってこられた」と話す。
部長の主な役割として、部員をまとめたり、練習メニューを考えたり、声出し、OGとのコミュニケーションなどがある。今は、1年生に技を教えているところだ。
部長になってみて、書類関係の仕事が多いことに驚いた。
試合前のルーティン
試合前日から食べる量を少なくする。高校時代、卓球部のコーチから朝・昼と試合が終わるまでは食べない方がいいと言われ、現在も続けているそうだ。
試合の合間にウィダー、カロリーメイト、チョコレートなどを食べる。
試合の前日は全く緊張しないという諸瀬さん。実は試合当日に一気に緊張がやってくるタイプだ。試合前のルーティンとして、友達に思いっきり背中を叩いて「渇」を入れてもらう。こうすることで「気持ちが軽くなる」と笑顔で答えた。
ライフスタイル
現在1人暮らしの諸瀬さんは、基本食事は自炊。大好物だという肉の中でも、1番好きなのは牛肉だそうで、すき焼きをよく食べる。合氣道は階級がないので、好きなものを好きなだけ食べるそうだ。長期休みは実家に帰省するため、練習が全くできない。そんな時は、体力が落ちないよう自主的にランニング行う。
日本文学専攻の諸瀬さんは、オフの日は本を読むのが好きな文学少女だ。ジャンルを問わず、作家読みをよくするという。
モチベーションが上がる曲
友達が歌う「ひこうき雲」を聴くと、励まされた気分になる。
取材 益永美希(昭和女子大学3年)