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主将の仕事で、自分を律することを学んだ

主将の仕事で、自分を律することを学んだ
ピープル 2016/10/07

目標は1部リーグ昇格!
ラクロスリーグ真っ只中というのに、雨天続きの9月中旬。東洋大学女子ラクロス部の練習を拝見するため東洋大学朝霞キャンパス(埼玉県朝霞市)を訪れると、雨で朝練が中止となり、体育館でトレーニングを始めるところだった。朝9時、1限の授業がないメンバーが参加し、トレーナーの指示に従って筋力トレーニングを行う。
就活を終え、最後のリーグ戦に励む東洋大学女子ラクロス部主将 矢田友理絵さん(4年)に、話を聞いた。

 

ラクロス部主将

今年度の東洋大学女子ラクロス部は、プレーヤー、トレーナー、マネージャー全体で84名。例年なら40~50名のところ、今年は新入部員が一気に30人増えた。ラクロスの人気が伺える。実は新勧に力をいれたそうで、ユニフォーム姿とクロスを持って「可愛さ」を前面に出して勧誘した。説明会では、ラクロスの魅力を徹底的に解説。ラクロス部は体育会だが、サークルには負けじと食事会、体験会、コンパ、ミニゲーム大会などのイベントを開いた。東洋大学内で一番新勧イベントを行ったのではないかと自負する。

 

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部員が一気に増えたことで、主将として大変なことも出てきた。全体になかなか目が行き届かず、組織として動かすのが大変になった。なかなか下からの意見を聞き取れないと感じた矢田さんは、元々ラクロス部内にあった「親子制度」を活用することにした。1~4年生で親子を作り、4年生が親になって、1~3年生の面倒を見る。また、係を作って主将の仕事を分担した。それで全体に目が行き届くようになった。これは、組織運営の実績として、就活でもアピールしたそうだ。

 

主将は大変なことも多いが、そのやりがいについて矢田さんは、「自分の発した言葉でチームが鼓舞されること」と言い、自分次第で試合の流れが変わることを実感してきた。その責任もあり、夜、寝る前に自分を律することができると話す。

 

ラクロスの魅力

中学高校時代はハンドボールをやっていたという矢田さんに、ラクロスの魅力を尋ねると、大学から始める人が多い「カレッジスポーツだということ」と返ってきた。経験者が少なく、スタートラインがほぼ一緒なので、下が上を抜かすこともできる。「それでいて、華のある競技ですよね」と笑顔を見せる。

 

現在、リーグ戦の最中だが、試合に勝った時は、スタンドも一緒になって喜んでくれるのが楽しい。試合前は、対戦相手の試合をスカウティング班のメンバーが偵察に行く。データを見て勝つための戦略を立てることも、ラクロスの楽しさになっている。

 

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部員約80名のうち、リーグ戦のベンチに入れるのは20名(Aチーム)。他の部員のモチベーションを保つことが課題だったが、今年初めてBチームを準リーグに参加させた。すると、Aチームに上がりたいと頑張っているBチームのモチベーションがグッと上がったという。「準リーグの存在は大きいですね」と矢田さん。

 

ラクロスで辛いことはなにかを尋ねると、「疲れます」と苦笑い。走れないと勝てない競技なので、走り込みの練習は欠かせない。体力をつけるための体づくりも大切だ。もともと、体を動かすことが好きな矢田さんは、3日連続で動かない日は辛くなるそうで、「体を動かさないと死んじゃう」と笑う。
シーズンオフの代替わりの時期と年末年始の時期に、それぞれ2週間ほど練習が休みになるが、大学に来て自主練をしているそうだ。

 

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ライフスタイル

他大学のラクロス部同様、授業のある日の練習は朝練のみになる。1限の授業がある子は、練習は休み。2限のある子は、途中抜けといった形で対応している。部員は、朝練のある朝霞キャンパスの他、白山キャンパス(東京都文京区)、川越キャンパス(埼玉県川越市)の学生もいる。練習後は、着替えてお化粧をしてから、それぞれのキャンパスで授業を受ける。
矢田さんを含む朝霞キャンパスの部員は、ほとんどがラクロス部のグッズ(Tシャツと短パン)やジャージを着て過ごす。「1、2年生の頃はファッションにも気を遣いますが、3、4年生になるとジャージで過ごしちゃいますね」と矢田さん。
都内にある白山キャンパスの部員は、私服に着替えて向かうので、オシャレ度が違うのだとか。矢田さんがキャンパス内で私服を着ていると、周囲に驚かれてしまうそうだ。

 

お化粧に関しては、部活以外のときはほとんどの部員がメイクをしているそうで、お化粧に気を遣う人が多い。オンオフの切り替えになっているという。しかし、就活メイクについては情報を持っておらず、「いつもより薄くすればいいよね」で過ごした。

 

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就活を終えて

健康スポーツ学科で学ぶ矢田さんは、もともと体育教師を目指していた。卒業後は、フィットネス系の企業でインストラクターの仕事をする予定だ。将来の目標は、「仕事を続けている限り、(体が)動ける女性でいること」と言い、イチロー選手のようにありたいと照れながら話してくれた。今よりも体力のある体づくりをしていきたい。

 

東洋大学女子ラクロス部

「熱い部員が多いです。1年生も熱いものを持った元気な子ばかりです。
みんなでまとまって何かをやる時の盛り上がり方は、他の部には見られないと思います」と矢田さんは語る。

 

矢田さんはどんな主将かこっそり部員に聞いてみると、「みんなをまとめるのが上手いよね」と教えてくれた。

 

モチベーションが上がる曲

情熱のうた  /  カラーボトル

 

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