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クルーは特別な存在。たくさんの人に支えられたボート競技

クルーは特別な存在。たくさんの人に支えられたボート競技
ピープル 2016/11/04

「速いボートを見ているとドキドキする」というのは、2016年9月に開催された第43回全日本大学選手権大会を終え引退した山口大学ボート部元副将の小笠原清香さん。工学部4年のリケジョだ。小笠原さんに、ボートの魅力や部活を通して成長したことなどを聞いた。

 

ボートとの出会いは焼肉!

山口大学入学式の日、ボート部が開催する新歓イベントの焼肉に友達に誘われ付いて行った小笠原さん。それがきっかけとなり、ボート部の試乗会に参加した。
初めてボートに乗った時、自分が漕がずにじっとしている時に、前で漕いでいる男の先輩の背中が自分の目の前まできて、ドキっとしたそうだ。先輩のオールのブレードを見たら、水をかいてボートを進めているのがわかって、その水中の感じが見ていて気持ちよかったことを今でも覚えている。

 

ボートの魅力とやりがい

 

ボートの魅力とやりがい

ボートの一番の魅力は「速さ」という小笠原さん。速いボートを見ているとドキドキするそうだ。また、自分が漕いでいる時、「水面を進んでいく感じ」や「静水の時に進んだ船とオールの跡が水面に残る跡と周りの景色」は最高だという。

 

ボートは、練習が結果に出る競技とよく言われる。練習した分だけエルゴ(陸でのトレーニングマシン)のスコアが上がり、水上も速くなるので、練習した分だけの成果が目に見えてわかるそうだ。「だからといって結果に出ないから、負けたから、練習サボっているとかいうわけでは決してないですよ」とフォローする。

 

小笠原さんは、勝つためのきつい練習も、それを一緒にするクルー(一緒に乗る人)という特別な存在があったから、頑張ることができたと感じている。人を大切に思う心が育った。

 

仲間が辞めた時の辛さ

小学生の時は、地域のチームでサッカーをやっていた小笠原さん。中学高校は吹奏楽部とスポーツから離れていた。大学から体育会に入ったからかもしれないが、先輩の言葉やチームの感じをきついと感じた時があったと振り返る。

 

仲間が辞めていく時は、かなり辛かった。同期が辞めたいと言ったり、辞めてしまった時は、練習どころではなかったそうだ。「自分自身も辞めると言い出したこともあったので、人のことは言えないですけど」という。
後輩が辞める時は、自分たち幹部のチーム力の無さを痛感した。「いまだに改善されていないかもしれないので、人って難しいなと思います」。

 

他大学と一緒に合宿などをすると、他大チームがよく見えてしまい、決して自分達のチームも悪いところばかりではないのだが、「もっと頑張らなきゃ」と刺激を受けていた。

 

仲間が辞めた時の辛さ

 

ボート部の活動を通して成長したこと

世の中には色んな価値観、考え、意見、言い方、性格を持った人がいるということを実感する中で、少しはその中で生きていく力をつけたと感じている。
自分達でやっている以上、対策対応、改善は常に自分達自身に求められる。しかし、なかなか自分達のやっていることに自信を持てなかった。やがて「自分達が目的、目標とするものが何なのか」をちゃんと考えることが大切だとわかるようになった。

 

また、「自分自身が部活をやったり、ボートを漕いだりするのには、たくさんの人から支えられている」ということがちゃんとわかった。世代を超えて「自分が4年目の活動をする力」をたくさんの人がくれていたと思う。「やっている時は、あんまりわかってなかったかもしれないので未熟でしたね…」

 

ライフスタイル

部活の日の服装は基本ジャージだった小笠原さん。部活のジャージとTシャツとか、ROWINGと書かれたパーカーをよく着ていた。引退した今は、私服になっているそうだ。「ファッションとか流行には疎い方なので、そんなにこだわりはない気もします。カジュアルですかね。ブランドは特にないですし(笑)」

 

部活中のスケジュールは、早朝に漕ぐか走ったりして、日中は授業、夕方からまた艇庫入りして漕ぐという生活。完全オフは週1だったそうだ。

 

リケジョでは勉強との両立はさぞや大変だっただろうと尋ねると、「勉強の方は、頑張れば4年まで進級できるものなんだなと、今では思ってます」と返ってきた。専門的な分野の難しいテストがある時期は、友達に頼りきって乗り越えたそうだ。日々の授業の課題はコツコツというよりも、思い立った時に一気にやるタイプだそうで、1回落としてしまった授業は再履修で「落としたら留年で部活も辞めるしかない」と思いながらやっていた。

 

卒業後は?

大学院に進学する予定の小笠原さん。まだやりたいことは決まっていないが、自分が就きたいと思う仕事に就くことが目標だ。「そのために今は、卒論を頑張らないと」

 

ボート部の活動を通して成長したこと

 

大学でボート部をおススメ

他の学生より充実した生活になるし、とことんきついことも、挫折も、普通にバイトやサークルをしていては味わえないことを味わえます。いろんなことがきつい分、楽しかったり、嬉しかったりすることも同じくらい味わえました。就活にも役に立つと思います。人生最後の学生生活でしか、できないことだと思います。

 

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