東京家政ラクロス部 自分の知らない自分に出会うラクロスの魅力

「お互いにちゃんと褒め、いいところをみつけてもらえる仲間」東京家政大学ラクロス部の皆さんは、部の魅力をそう表す。家族より一緒にいる時間が長いが、大学内のどの部より活動しているという自負もある。主将の新海友恵さん(家政学部新4年)に、ラクロスの魅力、活動を通して成長したことなどを聞いた。
ラクロスとの出会い
小中学校は野球、高校でハンドボールをやっていた新海さんにとって、大学でも運動部に入るのは自然の流れだった。東京家政大学の中でガッツリ活動している部活は少なく、一番活動しているラクロス部に入部を決めた。授業のある日の練習は板橋キャンパスの体育館で週2の朝練と週1のナイター練、休日は狭山キャンパスのグラウンドで練習をする。
ラクロスの魅力について、「誰でも輝けること」を挙げる。チームスポーツなので、一人だけ上手くても成り立たない。「みんなの持ち味を活かして勝てるスポーツです」と語る。
主将の役割
東京家政大学ラクロス部は、4年生が主将、3年生2名が副主将を務める。新海さんは3年生で副主将を経験した。主将は副主将以外の学年内メンバーが話し合って決める。新海さんに主将に選ばれた理由を自己分析してもらった。「場の雰囲気を盛り上げるのが好きだから、試合中も練習中も意識して声掛けをしています。そういうところではないかな」
主将の仕事は、チームリーダーとして全体をまとめること。副主将は補佐として主将をサポートし、主将不在の時は代理を務める。5人の幹部で毎回練習後にミーティングを行い、チーム運営について話し合っている。
新海さんに主将としてどんなチーム作りをしたいか聞いてみた。
ただ勝つことを目的とするのではなく、みんなが頑張り、納得できる状態を作って勝ちに行く。試合に出ていない人は試合に出ている人に期待を託し、しっかり応援する。試合に出ている人は、出ていない人の期待をしっかり背負って試合に出る。日頃の練習活動に参加してこそ生まれる絆、仲間意識を大事にしたいようだ。
1年生が多いため、上から引っ張るのではなく、下から押し上げていかないと強いチーム作りはできない。3年生は下の子達のレベルアップに意識を向けていくことになる。
東京家政大学ラクロス部にはアップに入る前の儀式がある。
円陣を組み目標を叫ぶので、ぜひ、見てくださいと言われた。
15チームの時から受け継がれてきたスタイルだという。
また、練習に入る前は全体で円陣を組み、ひとりひとりが練習目標を宣言していた。各自の目標を口に出すことで、目的意識を持ってその日の練習に打ち込むことができる。
チームを誰よりも愛している人
部員に新海さんはどんな主将か尋ねてみた。「小学校の先生みたい。ちゃんとみんなのことを考えている人」と言われ、照れ笑いする新海さん。
「みんながチームを好きになるようにするには、自分が誰よりもチームを好きじゃないと」と話してくれた。
新海さんは、教師志望のため今年は小学校と中学校で教育実習を控えている。教職課程で学んでいることが、主将いう役割を果たすうえで活かされているようだ。
ラクロス部の活動で大変だったこと
昨年は副主将とポジションのリーダーの兼任だった。自分のプレーに行き詰まり、何をしても上手くいかない状態の時もある。「自分の調子が悪くてもリーダーとしてやらなければならない時はきつかった」という。プレーの上手い4年生が頼りだった。
スポーツを通して成長したこと
「人のことを意識するようになった」と新海さん。チームスポーツは自分だけでは勝てない。自分が点を決めても、チームが勝たなければ喜べない。自分中心ではなく、チームとして勝つことを優先して考えるようになった。
今後の目標
チームの目標は「二部昇格」。そのために、上手い人だけで練習するのではなく、学年関係なく同じレベルを求めていくという新海さん。みんなが同じ意識を持って練習できるよう声掛けをし、常に「伝える」ことをしていくそうだ。
個人の目標は得点を決めること。目に見える結果を残したい。「アタックとしてベスト12に入りたい」と意気込む。
大学ラクロス部のススメ
東京家政大学のどこの部よりも一番活動しているのがラクロス部だと思います。真面目で、元気で、仲が良いチームです。
仲間がいることで、つらいことも乗り越えることができます。
良いところも悪いところも言い合える仲間です。良いところはちゃんと褒め合える仲間です。人の目が多いので、自分の知らなかった自分を知ることができます。
新しい自分に出会いに来てください!
RanRun yukiyanagi