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「Shall we dance?」競技ダンスでコミュニケーション

ピープル 2017/03/31

パートナーがいないと成り立たない競技ダンス。相手を尊重し、意見を出し合いながら「上手くなる」「大会で勝つ」を目的に技を磨いている。優雅、華やかな動きをするための筋トレも欠かさない。海外の人とも言葉は通じなくても踊ることができるコミュニケーションツールだという。ALL一橋大学競技ダンス部の津田塾大学主将・森栞奈さん(学芸学部3年)と東京女子体育大学主将・藤原咲那さん(体育学部3年)に話を聞いた。

 

 

競技ダンスとの出会い

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6歳からクラシックバレエをやっていた森さん。高校2年まで続けていたバレエだったが、学業との両立が苦しくなり、嫌になってしまったそうだ。入試が終わり、大学ではダンスに取り組みたいと思ったという。

新歓の時期に、大学の中庭でドレスを着て2人で楽しそうに踊っている競技ダンス部のパフォーマンスを観たことがきっかけになった。ガッツリとダンスをやりたいと思っていた森さんは、複数あるダンスの中から競技ダンスを選んだ。

1人で悩んだバレエとは違い、2人で踊る競技ダンスは「相手のために頑張れる」と森さん。

 

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6歳から器械体操に取り組んでいた藤原さんは、高校ではインターハイや国体に3年間出場したアスリートだ。しかし、大学では何をやろうかと考えた時、好きなダンスを選んだ。その理由を尋ねると「体操は燃え尽きた」と話す。

YouTubeで競技ダンスの動画を観て、「勝つためのダンス」アスリートとして取り組むダンスをみつけた。東京女子体育大学は、成績として結果を出しているダンス部だった。

 

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ALL一橋大学競技ダンス部は、一橋大学・津田塾大学・東京女子体育大学の学生で構成されている。それぞれの大学のカラーがあり、考え方の違いなど意見がぶつかることもあるそうだ。それがお互い良い刺激になっている。モダンダンスを専攻する森さん、ラテンダンスを専攻する藤原さんは、それぞれの種目を技術部長として引っ張る立場にもある。お互いの意見を出し合い、補い合う。視野が広がった。主導者同士、支えあう大事な存在になった。競技ダンス部に入らなければ、出会うこともなかった2人だ。

 

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モダンとラテン

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種目決めは希望制。1年生から2年生になるタイミングで希望を出す。
バレエをやっていた森さんは、ドレスを着て優雅に踊るモダンダンスを選んだ。
チュチュがドレスになり、トゥシューズがヒールの高いパンプスになった。

 

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もっともっと上手くなりたい!

鏡の前で自分の動きを確認する。
皆、普段の生活の中でも、鏡や窓ガラスなど自分の姿が写ると、ついつい姿勢を確認してしまうそうだ。

 

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自主練日のこの日は、各自、腕の高さ、顔の向き、姿勢、表情などの動作を確認しながらフロアを動き回っていた。「笑顔」は大切な評価ポイントだ。

 

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後輩への指導も大事な役目。自分の練習の合間に、技術指導に当たる。

 

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体操選手だった藤原さんは、ラテンダンスを選んだ。
レオタードがドレスに、裸足からヒールの高いサンダルを履いてのパフォーマンスになった。

 

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曲調によって、手の動きも足の運びも異なる。
曲からイメージした色をダンスで表現するのだという。

ジャージが普段着だった生活から、女性らしいふるまいを意識し私服を着る生活に変えた。
スキンケア、歩き方にも気を遣う。常に、今の動きはどの筋肉を使っているか意識するようになった。

居酒屋とコンビニエンスストアでアルバイトをしている藤原さんは、その間も筋トレと表情を意識して動いているそうだ。「姿勢がいいね」「笑顔がいいね」とお客さんから言われるようになった。

歯科医院で受付のアルバイトをしている森さんも、「私もつま先立ちをしたり首を伸ばしたりしています」と笑う。

 

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試合で着るドレスは、先輩から借りるか自分で買う。20~30万円する高額なドレスは易々とは買えない。
上級生になったら自分のドレスが欲しいとアルバイトをして貯めているそうだ。

「自分のやりたいことのためにアルバイトをする」
遊ぶためのお金欲しさにアルバイトをするのとは目的意識が違うとプライドをみせる。

競技ダンスは、メイクや髪型も大切な評価ポイントにつながる。
自分のメイク道具を揃え、先輩に教わりながら自分に合ったメイクを探す。
インターネットで海外のダンサーのメイクや髪型などを参考に勉強しているそうだ。

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お化粧したりヘアアレンジしたりする時間は、女子大生として楽しい時間。
普段とは違う、新しい自分になれるのが嬉しいという2人。
メイクをした試合時の写真を見せてくれた。

 

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「空」をテーマとしたフォーメーション作品に取り組んでいるモダンチーム。
レベルが異なる8組でフォーメーションを組み、ひとつの作品を作りあげる。
技術部長として指導に当たる森さんだが、全員を同じレベルにそろえることの難しさを感じながら、バレエの経験が役に立っているという。

チーム目標は団体戦で勝つこと。
パートナー同士はとにかく話し合い意思疎通を図る。

 

競技ダンスを通して成長したこと

「がまん強くなった」というのは森さん。
どんなに辛くても、大変でも頑張れる精神力がついたという。
「ダンスをやりたい!」と思った時の気持ちを大切に、絶対守ろうと決めた。
何度も辞めたいと壁にぶつかった経験から出た言葉だ。

「たぶん、誰でもそういう経験してきたと思います」といい、後輩がそういう状態になった時は声をかける立場になった。

「今は辛いかもしれないけど、ダンスを教えてくれた先輩達に恩返ししないまま辞めていいの?一緒にやってきた仲間のために頑張ろうと思えないかな?部に貢献するために頑張ろうよ」そう話すようにしている。

 

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「会場を盛り上げるダンサーになりたい!」
周りの人を意識するようになったというのは、藤原さん。
体操は自分との勝負できれいに技を決めて成功だったが、ダンスはリーダーと二人三脚で競技するため、相手のことを考えるようになった。

また、周りにどうみられているかを常に意識し、自分のためでなくリーダー、観客、練習をサポートしてくれる応援者など多くの人のために頑張ろうと思う。

 

「勝ちたい」から始めた競技ダンスだったが、「勝ってエンターティナーになりたい」と少し目的が変わってきた。観ている人も巻き込んで、会場と一体感のあるダンスをやりたいというのが、今の藤原さんの目標だ。

リーダーの考えを聞き、一緒にどういうダンスをやりたいか、周りの人にどんな感動を与えたいかなど話をしている時に充実感を感じるそうだ。

「ダンスだけでなく、勉強も含め全てにおいて全力で取り組みたいです。1秒1秒を全力で頑張ります」

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大学競技ダンス部をおススメ

色々な考え方の人と出会うことで自分の価値観が変わり、新たな自分を発見できます。
また、競技ダンスは華やかなドレスを着て、非日常を味わうことのできる競技です。
筋トレなどのきつい練習もありますが、だからこそ仲間との絆ができます。
他大学や幅広い年齢層との関わりも深く、視野が広がり社会人の考え方も学べます。
礼儀作法、目上の人に対するふるまいなども自然と身に付きます。
言葉が通じない人とも、「Shall we dance?」の一言でダンスを通してコミュニケーションをとることができます。
「普通の大学生活だけではなかなか経験できないメリット」がたくさんあります。
今年は、ストリート風の競技ダンスを取り入れるなど新しいことへの挑戦も考えています。
一緒に、やってみませんか?

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Team RanRun 学生スタッフ取材記事
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