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バトミントン女子インタビュー

バトミントンサークルVAMOS 「楽しむこと」は強さになる

ピープル 2017/09/30

 

 

「向いていないと決める基準なんてありません。とにかく楽しもう!」

バトミントンサークルVAMOSで副部長を務めていた野口生未さん(昭和女子大学3年)は言います。

 

学生スタッフの村田千明です。

身近なスポーツ女子を紹介するということで、友人であるバドミントン女子の野口生未さんにインタビューさせていただきました。

 

 

大学ではバドミントンサークルで頑張っている野口さんですが、小学校3年生まではテニス、中学高校ではスポーツではなく、吹奏楽や軽音部で音楽活動をしていました。

音楽の楽しさに触れてきた野口さんでしたが、高校生活が終わりに近づくにつれ、進路で迷いが出てきたといいます。

「このまま音楽の道に進もうか、でもそれでやっていけるのだろうか」

悩んだ末、音楽の道一本に絞ることはせず、昭和女子大学に入学しました。

 

大学に入ったのだから、なにかサークルに所属したい!

音楽関係ではなく、またスポーツに取り組みたいと考えた野口さんは、競技候補としてサッカー・テニス・バトミントンの3つに絞ったそうです。

しかし、昭和女子大学にはサッカー部は存在せず、テニスやバドミントはサークルがあったものの、自分が思うような活動とは違っていたといいます。

 

大学に入って最初に仲良くなった友人の誘いで見学したのが、現在所属しているバトミントンサークルVAMOS。東京工業大学・昭和女子大学・清泉女子大学を中心に活動しているインカレサークルです。

サークルのメンバーたちがプレイの仕方を丁寧に教えてくれ、楽しくたくさん練習できる場だと確信したそうです。

サークルでの活動は最初に感じた雰囲気そのまま、時に楽しく、時に真面目に、練習に励む日々で、3年間活動を続けてきました。

バドミントンの練習は、週2~3日。始めの30分、二人一組で基礎の打ち合いを行い、その後はひたすら試合をやります。

 

VAMOSが所属する関東大学バトミントンサークル連盟(UBF)が主催する大会に出場し、シングルス・ダブルス・ミックスいずれも賞を取った野口さん。

頑張った証である賞状やメダルを披露してくれました。

 

野口さんが試合前などに聴いていた曲は、ONE OK ROCKの「完全感覚Dreamer」ではなく、替え歌の方の「完全完食Dinner」。

英語の歌詞の空耳を日本語に訳してあるもので、原曲を知った後に聴くと大会前にも関わらずクスッと笑ってしまうのだとか。

 

それで緊張がほぐれ、「“楽しんで”プレイしてこよう。難しく考える必要はない。楽しむことが大切なんだ」と思えたといいます。

その結果、メダルや賞状を獲得する結果を出してきました。

 

VAMOSの部員数は約90人。野口さんはサークル内の投票で副部長に選ばれ、役職に就きました。主にイベントの準備、大会や合宿の予定・スケジュールなどをSNSでメンバーに共有するなど、(野口さん曰く)裏方の作業を担当。

バトミントンに取り組む姿勢だけでなく、人としてもメンバーからの信頼が厚いことがわかります。

8月の夏合宿に張り切って参加してきた野口さん、9月でサークル活動は引退になりました。

現在は、残りの夏休みを利用してインターンに励んでいます。

インターンの勤務を終えた後に、アルバイトにも行っているのだとか。頑張り屋さんです。

 

最後にメッセージをお願いしました。

「自分にはスポーツはできないと最初から決め込むのはよくないです。向いていないと決める基準なんてありません。先ずは一回やってみてください。一回でも楽しいと感じたら、続けてみるべきです。とにかく、楽しもう!」と言い、スポーツはプレイで楽しむだけでなく、仲間との繋がりから生まれる楽しさもあるはずだと教えてくれました。

 

 

野口さんへのインタビューを通し、「楽しむ」ことはそのまま、何かを達成する強さになるのだと学ぶことができました。

 

 

昭和女子大学3年 村田千明

 

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