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日本女子体育大学スカッシュサークル①

日本女子体育大スカッシュ お互いを思いやる心で成り立つ練習 

ピープル 2018/09/19

「大学では何か新しいスポーツに挑戦してみようと思った」スカッシュを始めたきっかけはほぼ全員が同じ答え。2018年度新人戦前日の9月14日、日本女子体育大学スカッシュサークルが練習するA--1笹塚店を訪問。体育大の学生が感じるスカッシュの魅力について話を聞いた。

 

早坂優花さん(健康スポーツ学専攻 4年)
中学・高校はバドミントンに取り組んでいた早坂さんは、大学2年からスカッシュを始めた。
同じラケットを扱う競技ということもあり、他の競技をやっていた人よりは動けると思うが、ラケットの扱い方もフットワークもバドミントンのそれとは異なるという。
バドミントンとは手首の使い方がまるっきり違うそうだ。
スカッシュの魅力は、いいショットが決まった時の爽快感。
特にニックショット(壁際の攻撃ポイントを狙ったショット)が決まった時はたまらないようだ。
また、相手が決まったと思ったショットを拾った時の気分も最高だと話す。
スポーツを通し成長したことは、基本的な挨拶をしっかりする礼儀が身に付いたこと。
関東学生選手権ではベスト16に入り、学生最後のインカレ出場が決まっている。
卒業後はスポーツ関係の企業に就職予定だそうで、これから「ゴルフを覚えようかな」とニッコリ。

左から)早坂さん、高屋さん

 

高屋美月さん(スポーツ科学専攻4年)
中学高校とソフトテニスに取り組んだ高屋さん。
高校生の時から、大学に入ったらスカッシュを始めたいと思っていたという。
福山雅治主演のドラマ『ガリレオ』でスカッシュをやるシーンがカッコよかったからと照れながら話してくれた。
スカッシュの魅力は、上手ではなくてもボールを打った時にいい音がすること。
壁に当たった音が響くと、ストレス発散になるそうだ。
「インドアなので日焼けもしないし」と笑う。
幹部代としては、学連役員を担当した。
他大学との交流や自分とはタイプの違う人達とも友達になり、コミュニケーションスキルを磨いた。
関東学生選手権ではベスト4に入り、インカレ出場を決めている。
卒業後はスポーツメーカーに就職予定。
将来的にはラケットの企画に関わりたいそうだ。

 

鈴木ももさん(スポーツ科学専攻2年)
中学ではソフトテニス、高校では硬式テニスをやってきた。
スカッシュは大学に入ってから始めたが、その魅力について「どこに打ってもボールが返ってくること」とテニスとの違いに触れ、「痩せます!」と運動量の多さをアピール。
日本女子体育大学スカッシュサークルの魅力について、「言葉にしないけれどお互いを気遣う空気」と表す。
「練習は思いやりで成り立っています」と言い、厳しいルールがなくても練習をなおざりにするような人はいないと語った。
スポーツを通して成長したことは、コミュニケーションスキルが磨かれたこと。
コミュニケーションを取るのは苦手だったが、2年生になり後輩に教える立場になり、外部でもコーチのアルバイトをするようになり、相手にわかりやすく説明する機会が増えた。
スカッシュ以外の場でも、コミュニケーションスキルがアップしたと実感できるようになったそうだ。

左から)竹嵜さん、鈴木さん

 

竹嵜里菜(スポーツ科学専攻 2年)
中学高校とバドミントンに6年取り組んだ。
大学では部活よりは練習頻度が少なく、しっかり取り組めるサークルと考え、スカッシュサークルに入った。
スカッシュの魅力は、前後左右どこの壁にボールを打ってもよいこと。
スカッシュサークルの魅力について尋ねると、「サークルの決まりはなくても一人一人がちゃんとしている。当たり前のことをちゃんとできる人達の集まりだから居心地がよい」と返ってきた。
人と話すことが苦手だったという竹嵜さんだが、「スポーツをしている時は初対面の人とでも話しができるし、仲良くなれる」とスポーツの魅力を語る。

 

佐藤真由さん(健康スポーツ学専攻 1年)
小学生の時から高校2年生までスピードスケートをやっていた佐藤さん。
ケガのために、スカッシュを本格的に始めたのはこの7月からになる。
ラケットを握ってボールを打つという競技そのものが初めてなので、これから楽しんで練習に取り組んでいく。
スカッシュの魅力については「相手と同じコート内にいること、スピード感や位置の取り方です」と説明する。
スポーツを通した成長したことは、「辛いことでもしっかり向き合い我慢強くなりました」と話し、「(同期から)出遅れたので、みんなに追いつき追い越したいですね」と語る。

左から)佐藤さん、河野さん

 

河野彩香さん(健康スポーツ学専攻 1年)
中学からテニスを始め、高校では部活ではなく大人に混じって練習をしていたという。
高校でオーストラリア留学が決まっていたため、部活には入れなかった。
留学先では水泳に取り組んだそうで、将来は外国人対象にスポーツを指導するような仕事をしたいと夢を描いている。
大学の新歓で初めてスカッシュを知り、楽しそうだったのでやってみることにしたそうだ。
スポーツを通し成長したことは、精神力が強くなったこと。
小さい頃はメンタルが弱かったが、メンタルが強くなり忍耐力がついたと話す。
「悔しい気持ちを力に変えられるようになりました」
今後の目標について、スカッシュは今より強くなり勝っていくこと。
学生生活では、「一人暮らしで自炊を面倒に感じていたが、家事にも取り組みしっかりと食事をとるようにしたいと思います」と語った。

 

後半へ続く

撮影協力
NAスポーツクラブA-1笹塚店
東京都渋谷区笹塚1丁目50−1    

 

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