映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』

ただひたすらに未来を見据え、こだわりを追い求める彼女の姿はまさにパンクそのものだった。
『Vivienne Westwood』はイギリスを代表とするファッションブランドである。
1970年代に一世を風靡した「パンクファッション」を確立し、以降世界中で絶大な人気を誇っている。
そんな世界のトップブランド『Vivienne Westwood』を創ったのはたった一人の女性だ。
ヴィヴィアン・イザベル・スウェア。
好きなものしか作らないという信念が生むのは血の通った服。
不思議と人を引き付ける魅力を放つ彼女の服は、まさにデザイナーであるヴィヴィアンそのものである。
小柄な体に秘めたエネルギーと知的好奇心の源を辿ると、彼女が直面してきた困難の数々があった。
77歳にして生涯現役を誓い活動を続ける彼女の魅力の裏側にあるものとは・・・
本作ではヴィヴィアン本人と彼女を取り巻く人々へのインタビューをもとに彼女の生き様に迫る。
法政大学ボート部 伊東佑花
<作品紹介>
エリザベス女王から〈デイム〉の称号を与えられた英国初のファッションデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッド。
メリル・ストリープやヘレン・ミレンなど、生き方までがパワフルなオスカー女優たちが彼女のドレスでレッド・カーペットを飾り、『セックス・アンド・ザ・シティ』で主人公が纏ったヴィヴィアンのウエディングドレスは一瞬で完売した。
そんな数々の伝説のベールの裏側に迫るドキュメンタリーが日本上陸!!
秘蔵映像と共に語られるのは、音楽史を変えたパンクムーブメントを生み出すまでの秘話、デザイナーとしての躍進と挫折、無一文からの再出発。
世界的人気ブランドとして成功するまでの知られざる道のりが、自由で痛快な名言を織り交ぜながら披露される。
また、2度の離婚と25歳年下の公私にわたるパートナーとの関係も、家族の証言で明かされる。
さらに、3年間の密着取材でカメラが捉えたのは、ショーの直前まで続く厳しいダメ出しや、ニューヨークとパリへの新規出店を指揮する真のプロフェッショナルの姿。
“スーパーモデル“として時代を牽引したケイト・モスやナオミ・キャンベル、ファッション界の重鎮エディターのカリーヌ・ロワトフェルドやアンドレ・レオン・タリーら、豪華な顔ぶれが証言者として多数登場し、彼女の魅力を語る。
そして、2014年に環境保護団体グリーンピースと訪問した北極視察に密着するなど、環境保護アクティヴィストとして精力的に活動するヴィヴィアンの勇姿もスクリーンに映し出される。
原題・英題 Westwood: Punk, Icon, Activist
監督:ローナ・タッカー
出演: ヴィヴィアン・ウエストウッド、アンドレアス・クロンターラー、ケイト・モス、ナオミ・キャンベル、カリーヌ・ロワトフェルド、アンドレ・レオン・タリー
2018/イギリス/英語/カラー/5.1ch/ビスタ/84分/字幕翻訳:古田由紀子
配給:KADOKAWA
後援:ブリティッシュ・カウンシル
2018年 サンダンス映画祭 正式出品
©Dogwoof
2018年12/28(金)角川シネマ有楽町、新宿バルト9他全国ロードショー