• 金. 12月 13th, 2024

映画『エターナルメモリー』大橋未歩、金子由里奈監督が特別寄稿!心に染みいる特別エッセイフライヤーが完成!

本年度アカデミー賞®ノミネートをはじめ、世界中で賞賛&共感の声!
世代を超えて、観る者の心に深く刻まれる、真実の愛の物語。

今年の第96回アカデミー賞®長編ドキュメンタリー賞にノミネートされ、2023年サンダンス映画祭ワールド・ドキュメンタリー部門審査員大賞を受賞するなど高い評価を受け、観客たちに大きな感動を与えた”真実の愛の物語”『エターナルメモリー』が2024年8月23日(金)より公開になる。

著名なジャーナリストでアルツハイマーを患っている夫、アウグスト・ゴンゴラと、国民的女優でありチリで最初の文化大臣となった妻、パウリナ・ウルティア。
ふたりの、ささやかな幸せにあふれる丁寧な暮らしと、愛と癒しに満ちた日々を記録した真実のラブストーリー。
『83歳のやさしいスパイ』(2020)でチリの女性として初めてアカデミー賞®にノミネートされたマイテ・アルベルディが監督を手がけ、本作で自身二度目となるノミネートをはたす快挙を成し遂げた。

劇場公開を前に、現在ニューヨーク在住で演劇を学ぶ傍ら、テレビ出演や執筆活動、「厚生労働省循環器病対策推進協議会委員」及び「救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会構成員」を務めるフリーアナウンサーの大橋未歩さんと、映画『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(23)で第33回日本映画批評家大賞新人監督賞、第15回TAMA映画賞最優秀新進監督賞を受賞した映画監督の金子由里奈さんの二人が特別寄稿したエッセイがそれぞれ掲載されたフライヤーが完成した。
表面には本作に出演している、著名なジャーナリストでアルツハイマーを患った夫アウグスト・ゴンゴラと、国民的女優でありチリで最初の文化大臣となった妻パウリナ・ウルティア、おだやかでささやかな幸せにつつまれた仲睦まじい夫婦の様子をとらえたビジュアルが2種、裏面に大橋未歩さん、金子由里奈監督のエッセイがそれぞれ掲載されている。

大橋さんは「記憶の力を知る人 アウグストが残したもの」というタイトルで、自身の夫もジャーナリストであるという共通点を挙げながら「記憶という存在を頼りにし、記憶の中に彼を感じることで救われていた」と、記憶の力がもたらす希望と光に触れたエッセイを寄稿。
金子監督は「忘れられた記憶のゆくえ」と題し、「人間が社会で暮らしていく上で最も重要なことがこの映画には映されている」と彼らの記憶とケアについて語る。いずれも、本作『エターナルメモリー』と同様、いつまでも心にのこるような珠玉のエッセイとなっている。
エッセイフライヤーは、公開劇場となる新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAはじめ『エターナルメモリー』上映館ほか一部の劇場にて配布予定。

マイテ・ア ル ベ ル ディ監 督 インタビ ュ ーから

ーアウグストとパウリナを知ったきっかけについて教えてください。彼らの物語を映画にしようと思った理由は?ー
彼らはチリで長年にわたり、社会的によく知られた存在でした。
私はある日、大学でプレゼンテーションをすることになり、パウリナがその大学の演劇学部の学部長を務めていました。
彼女がプレゼンテーションをしているとき、その部屋にアウグストがいることに気づきました。彼はその時点ですでにアルツハイマーを患っていて、彼女が彼の介護を仕事や生活の一部にしているのを、目の当たりにしました。
彼は自宅にいるだけではなかったのです。
彼女の仕事に同行し、参加していました。
彼のために仕事が中断されることがあっても、彼女は恥じることはなく、彼がそこにいることを楽しんでいました。
アルツハイマーの患者が介護する人の生活にこれほど溶け込んでいるのを、見たことがありませんでした。
彼女は彼がその場にいることを、本当に喜んでいるようでした。

―この映画から観客に何を感じ取ってもらいたいですか。―
普段は孤立している人たちを、どう結びつけていくかを考えてもらいたいと思います。
アウグストは長らくアルツハイマー病を患っていたものの、比較的問題はありませんでした。
彼とパウリナはとても社交的で、新型コロナウィルスが拡大するまではそれが続きました。
私は、患者と介護者が つながる社 会について考えたいと思います。
そして、人々がありのままのこの映画に触れ、真実の愛について深く考えて、理解することに畏敬の念を抱いてくれることを望みます。

キャスト

アウグスト・ゴンゴラ
1952年1月2日生まれ。チリ・カトリック大学でジャーナリズムを学び、ピノチェトによる軍 事 独 裁 政 権 時 代 、独立 系メディア「 Te l e a n a l i s i s 」にてニュースを配信、司会者、ディレクターとして活躍。1990年から2010年までTVN(チリ国営放送)に勤務し数多くの文化番組を手掛け、2016年から2017年にかけて TVN の取締役を務めた。2023年5月19日逝去

パウリナ・ウルティア
1969年1月15日、チリ・サンティアゴ生まれ。チリ・カトリック大学を経て、舞 台 、テレビを中 心に女 優として活躍 。1 9 9 3 年には「 J o h n n y c i e npesos」で映画デビューをはたす。本作『エターナルメモリー』のプロデューサーを務めたパブロ・ララインの長編初監督作「FUGA」(2006)にも出演している。チリ初の女性大統領を務めたミシェル・バチェレのもと、2006年から2010年にかけて、チリ人女性初となるチリ国家文化・芸術審議会議長に就任した。

監督:マイテ・アルベルディ(『83歳のやさしいスパイ』)
プロデューサー:パブロ・ラライン(『スペンサー ダイアナの決意』)
出演:パウリナ・ウルティア、アウグスト・ゴンゴラ 
原題:LA MEMORIA INFINITA  英題:THE ETERNAL MEMORY 
2023年/チリ/スペイン語/85分
後援:インスティトゥト・セルバンテス東京 
提供:シンカ、シャ・ラ・ラ・カンパニー 
配給:シンカ

©2023 Viacom International Inc. All Rights Reserved.  

公式サイト:https://synca.jp/eternalmemory/

2024年8月23日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAにて公開

error: Content is protected !!