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RanRun就活応援講座(直前編)企業研究・業界研究・仕事研究 

「広報の仕事」 バイエルホールディング株式会社 ①

キャリアアップ 2018/03/09

こんにちは。学生スタッフの園部洋奈です。

「スポーツ女子就活応援講座」第二部の最初は、バイエルホールディング株式会社の広報本部で活躍されている中村友美さんに、「広報の仕事/製薬・外資」のテーマでご登壇いただきました。

 

中村さんが携わる広報本部の仕事は、会社のPRだけでなく、現代女性がキャリアプランや人生設計において重要となる月経やホルモンバランスなどについて正しく知り、適切に対処できるようヘルスリテラシーの向上を目指した啓発活動もされています。

中村さんがお話ししてくださったポイントをこれから社会に出る女子のみなさんにシェアしたいと思います!

 

バイエルとは?

「アスピリン」という薬は聞いたことがある人もいるでしょう。そう、バイエルとはあの解熱鎮痛薬「バイエルアスピリン」を製造している会社です。

バイエルは、いわゆる「外資系企業」。ドイツで発足し、日本でもすでに100年以上の歴史がある会社です。今では78カ国でグループ企業を展開し、ライセンスビジネスの展開も合わせるとその数120カ国にまで上るそうです。

 

事業領域は「医療用医薬品」「コンシューマーヘルス」「クロップサイエンス」の3つ。

「医療用医薬品」とは、いわゆる処方薬のことで、バイエルは循環器領域、腫瘍・血液領域、ウィメンズヘルスケア領域、眼科領域などの薬剤を提供しています。

「コンシューマーヘルス」の領域では市販薬、栄養補助食品、フットケア、日焼け止めなど、みなさんもお店でみかけることのある商品をカバー。

そして「クロップサイエンス」の領域では農薬や種子、エンバイロサイエンスと呼ばれる緑化製品や生活環境製品、さらには動物用薬品も含んでいます。

 

またバイエルドイツ本社では、CSR活動(企業の社会的責任)にも力を入れています。

文化的取り組みとして、音楽、オペラ、ダンス、演劇、アートの分野で優れたイベントを企画し、また才能ある若手アーティストたちに他に例をみない⻑期にわたるサポートを実施しています。

 

さらにはスポーツでも、ドイツ最大級のスポーツ・スポンサーとなっており、またプロスポーツ、アマチュアスポーツ、障害者スポーツをサポート。

個々の選手、チーム、スポーツ団体、プロモーターもスポンサードしています。

 

一般的に広報の役割は4つ

1つ目はセンサーとしての役割

ビジネスに影響を与える出来事をいち早く察知して、経営陣や社内の関係者に伝えることが欠かせません。

 

2つ目は社会一般的な見方・常識を社内へ伝える役割

顧客目線の一般的な視点で物事を見て、社内にフィードバックすることが必要とのこと。どうしても専門性が高くなってしまう事柄も多いので、社会に伝えるには一般的な視点も必要ですね!

さらにはOne Voiceとして会社で統一したQ&Aも作成するそうです。

 

3つ目はコミュニケーターとしての役割

社外のコミュニケーションの目的である「企業はいつでも質問に答える」という姿勢を持ち実践します。

また、会社として発信したメッセージについては、質問に真摯に対応し同意を得ることも大切です。社内のコミュニケーションにおいては、「今何が起きているのか」「それに対し会社はどう行動することが期待されているのか」を全社員に知らせることでコミュニケーションを円滑に図っています。

 

そして最後はモニターとしての役割

自社で実施したイベントや活動について、社会の期待に応えているかを確かめ、関係者にレポートしています。

バイエル 広報本部では、自社のホームページやFacebookなどの多数のメディアを活用し、さらにはPRイベントなどを通じ、メディアのみならず広く一般社会への情報発信なども行っているそうです。

 

広報と広告は違う!

広報と広告という2つの似た言葉。どちらもよく耳にしますよね。でもふたを開けてみると役割が違うのです!

バイエルで広報のお仕事をされている中村さんがこの2つの違いをわかりやすくレクチャーしてくださいました!

 

広報は言い換えればメディア報道。第三者であるメディアが客観的・社会的に発信してくれるものです。

それに対して広告はエビデンスに基づき自社から見解や主張を社会に発信できるものです。

6つの観点から広報と広告の違いを考えます。

手法の観点では広報は無償で会社の情報を社会に提供できます。それに対し広告は自ら有償で広告を出稿しています。

掲載を決定するのは、広報はメディア側。掲載するかどうかはメディアの自由なのです。しかし、広告は会社が有償で掲載するものなので、会社に決定権があります。

 

表現に関してはどうでしょうか。広報は第三者が発信するものなので、とても客観的です。しかし、広告は自社で手掛けるものなので、主観的になります。

 

情報信頼性の観点では、一般的に広報は受け取り手の信頼が高く、それに比べて広告は低いといわれています。これも表現の違いと同じで、発信者が第三者なのか当事者なのかで、信頼性は変わってきますよね。

 

メディア間の波及の可能性、つまり何か一つのメディアに取り上げられたら他でも取り上げられる可能性については、広報はメディア報道であるため波及力は高いです。

一方、広告には波及効果はあまりないと考えてよいでしょう。

 

最後に、内容や時期などのコントロールにおける違いは、広報に関しては自社でコントロールすることは困難です。広告は自社でコントロールが可能といえます。

 

2つの間で良し悪しはなく、会社のPRのためにはこの2つの手段を効果的で適切に使い分ける必要があります。

つい混同しがちなこの2つの言葉、役割は違うんですね!

勉強になりました!

②へ続く

 

東京外国語大学 園部洋奈

 

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