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RanRunマナー講座 知って得する就活のコツ

好印象な「面接時の退室の仕方」

マナー講座-面接会場に入る際のマナー
キャリアアップ 2016/06/01

学生時代は、毎週末、山に登っていた私ですが、最近はめっきり体を動かすことがなくなり、スポーツ女子の皆さんに恥ずかしい生活です。でも、スポーツを観ることは大好きです。特に、フィギュアスケートとテニスの錦織選手の試合は、ほぼ全部観ていますし、最近は卓球にも興味があります。

 

私よりずっと若い選手の皆さんですが、学ぶことがとても多いのです。特に、劣勢になっている時のメンタルの持ち方。まずは、しっかり準備して試合に臨むことが大切ですが、思うようにいかないことも多くあります。

 

でも、決してあきらめず投げ出さず耐える。そうやって劣勢を覆していく試合がたくさんありますね。

 

就活も、たとえ今、劣勢だとしても、同じことだと思いますよ。

 

さて、RanRunマナー講座では、4月から面接時のビジネスマナーを学んでいますが、6月は「退室の仕方」です。

 

●面接を終わってからも、あなたは見られている!!!

緊張の面接が終わり、面接官の「以上で面接を終わります~」の声を聞いたら、ホッとしますね。気持ちは分かります。でも、そこで気を抜いてはいけませんよ!面接が終わっても、あなたはまだまだ見られているのです!

 

就活セミナーでも、退室時になると、それまでの緊張したビシッとした態度が無くなり、急に素の顔になって、へらへらしたり、解放されたように楽しそうに歩いたり。そこまでの良い印象が台無しです。面接官は、そんな態度も良く見ています。少なくとも面接会場を出るまで、もっと言えば、訪問した会社を出るまで、気を抜いてはいけません。誰がどこであなたの様子を見ているかわかりませんよ。では、退室時に、気を付けなければいけないポイントはどこでしょうか?まず、動画を見てイメージを掴んでみてください。

 

 

いかがでしたか?

 

ポイント①まず、面接官へのお礼です。

わざわざ大切な時間を使って皆さんの話しを聞いて下さったのです。始めは、「面接を終わります」とおっしゃった面接官の方を見て、笑顔で「ありがとうございます」と言います。そして立ち上がり、再度お礼を言って、お辞儀をします。この時は、複数の面接官がいらしたら、全員を見渡して、気持ちを込めて「ありがとうございました。失礼致します」と言いましょう。

 

ポイント②次は出口までの歩き方です。体をゆすったり、猫背になったり、速足になったりすることなく、落ち着いて、堂々と、胸を張って歩きましょう。

 

ポイント③出口のドアの所で、そのまま出てはいけません。立ち止まって振り返り、姿勢を正して、面接官の方を見て、「失礼致します」と言って丁寧にお辞儀をしてから、部屋を出ます。この時も、にこやかな表情と明るい声で挨拶することを忘れずにね。

 

●会社に入ってからも同じ!

退室時のマナーは、面接時だけでなく、就職してからも全く同じです。お客様の会社に伺った時等、このマナーがそのまま役立ちます。忘れないでおきましょう。

 

●面接の緊張感もルーティンで乗り切る!

ラグビーの五郎丸選手のポーズで一躍有名になった「ルーティン」という言葉。多くのスポーツ選手がルーティンを取り入れていますが、スポーツ女子のみなさんも、何かルーティンがありますか?

 

 

ルーティン(routine)とは、決められた一連の動作。何かに取組む際に毎回すること。ルーティンをすることで、精神的に落ち着き、追い詰められた場面でも実力が発揮できるというメリットがあるそうです。五郎丸選手とともにあのポーズを作り上げた、ラグビー日本代表メンタルコーチの荒木香織さんが、面接の当日と同じように、面接時に着る服を着て、メイクもして、実際の面接をイメージして、同じようにやってみるという練習を充分にしておくが大事だと、テレビで話されていました。確かに、慣れない服を着て、ヒールの靴を履き、普段と違うメイクをして出かけたら、それだけで緊張します。自分らしさを出すこと等、難しいでしょう。ですから、本番通りの練習が大事なのです。

 

面接で話すことについても同様だと思います。想定される質問に対する返答を、内容を考え、紙に書いただけで終わりにしていませんか?文章で考えた時には完璧だと思ったのに、いざ話そうとしたら上手くいかなかったという経験はありませんか?書いた文章と話す言葉は違うのです。ですから必ず、面接時と同じように、立って、面接官がいることをイメージしながら、話す練習をしておくことが重要です。何度も練習して迷いがないようにしておくと、心に余裕が生まれ、本番でも自然に落ち着いて行動できるでしょう。

 

次回からも、日頃から意識しておく事で就活時にも活かせるように、ルーティンにして欲しいことをお話ししていきます。7月は「感じの良い表情の作り方」です。ポイントを押さえて表情を作る練習をしておくと、緊張する場面でも、自然に感じの良い表情ができるようになりますよ。

 

 

動画出演協力

東京大学お笑いサークル「笑論法」

 

出演者募集

このコーナーで、就活のスキルアップとトレーニングを受けたい大学生のスポーツ女子を募集しています!

応募についての詳細はこちら↓↓↓

 

【マナー講座トレーニングの応募について】

先ずは、RanRun編集部までご連絡ください。
お問合せは、office@ranrun.jp  担当 栁(やなぎ)までメール送信。
件名に、「スキルアップトレーニング応募」と入れてください。
本文には、大学名、スポーツ種目、氏名、連絡先メールアドレス、電話番号を明記してください。
折り返し、担当よりご連絡させていただきます。
皆さまからのご応募をお待ちしております。

 

<講師紹介>

原律子先生

原 律子

フリーアナウンサー/日本女子大学文学部国文学科卒

学生時代は、山登りに熱中したスポーツ女子

テレビ、ラジオの局アナ、シンガポール日本語放送局DJを経て、

現在、企業研修講師、イベントMCなど

♪モチベーションを上げる曲は、ルイ・アームストロング/ What a wonderful world

 

 

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