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グッドキャリア企業アワード2018プレイベント②

株式会社NTTデータ「人財は会社の財産」

キャリアアップ 2018/06/13

厚生労働省が開催したグッドキャリアデザイン企業アワード2018プレイベント(2018年5月29日)では、受賞歴のある企業3社(株式会社NTTデータ・有限会社COCO-LO・トラスコ中山株式会社)が登壇し、自社の取組みについてプレゼンテーションを行いました。

 

「株式会社NTTデータ(グッドキャリア企業アワード2016 大賞受賞)では、人財を会社の財産と捉えています」と話したのは、同社人事本部人事統括部人財開発担当の杉山志保氏。
「変化する時代に対応したキャリア設計支援と多様な研修による人財育成」というタイトルで講演されました。

 

創業から30周年を迎えた同社は、「将来にわたるビジネス革新を技術の活用により、ともに実現するパートナーになる」をグループビジョンに掲げています。

そのために大切にする価値観のひとつとして「チームワーク」を挙げ、「多様な個性や考え方を持ったメンバーがチームを組み、ひとつの目的に向かって知恵を出し合い、協力しあいながら取り組む仕事は、個人ではなしえない大きな成果を生み出す」と説明しました。

 

教育・育成の原点は、社員が自発的に目標を持って「学び成長したい」と考えること。
社員ひとりひとりが自ら成すべきことを考え、学び、行動を改革し、事業そのものを変革していく。

そのための社員の成長を支援する仕組みとして、キャリアの発達段階を5年ごとに設定しています。
中期経営戦略で「高度な専門性」と「変化への対応力」を備えたプロフェッショナル人財の育成を目指しています。

入社から5年間は、基礎固めの時期。
職種を特定せず、経験を蓄積し、その後の仕事人生の基礎を固めながら、仕事に対する自分なりの価値観を持つ段階になります。

5年~10年目は専門性を見極めていく時期。
経験と経験からの学習を充実させ、良質な仕事経験を通じて大きく成長する時期だと捉えています。

10年目くらいから専門分野を確立し、キャリアの足場を固めていく時期。

さらに専門性を高め、プロフェッショナル人財として組織に貢献し、キャリアの足跡を残していくと図表を使って説明しました。

具体的な取組みのひとつに、社員の到達レベルを認定するとともに、自律的なキャリア形成を支援するための仕組みとして、人財タイプごとの能力開発ロードマップを提示する「プロフェッショナルCDP(Career Development Program)の導入があります。

人財タイプというのは専門性の種類のことで、NTTデータでは現在プロジェクトマネージャーやアプリケーションスペシャリスト、ソリューション営業など10種類を設定し、それぞれのタイプに4つのレベルを定義することで、社員各々が目指す姿を提示しているのだそうです。

今春入社した新入社員に対しても、最初からキャリアの話をすることで、自分の将来像を描けるようにしていると杉山氏は話していました。

 

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