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グッドキャリア企業アワード2018プレイベント③

有限会社COCO-LO 従業員の「やりたい」を実現

キャリアアップ 2018/06/20

「従業員の得意なことを伸ばし、頑張りたいと思うことを支援しながら仕事に活かしていける環境作りをしていきます」
厚生労働省が開催したグッドキャリアデザイン企業アワード2018プレイベント(2018年5月29日)に登壇した有限会社COCO-LO(グッドキャリア企業アワード2016大賞受賞)代表取締役 雅楽川陽子氏が、「介護事業者が求める人材を活かす継続的なキャリア形成と多様な働き方の実現支援」と題し講演をされました。

 

有限会社COCO-LOは、群馬県桐生市で訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、通所介護事業所、リハビリジムなど介護事業を行っている従業員83人の企業です。

多様な勉強会の実施や、資格手当の拡大などキャリア支援に積極的に取り組む他、特別有給休暇制度を充実させるなど、取り入れやすい取組みを実行しています。

年間180種類以上の勉強会を開催

・社長勉強会、事業所別勉強会、職種別勉強会をそれぞれ月1回。
・介護の質向上カリキュラム(年4回)
・「学びたい」を叶える勉強会(随時)
・管理職勉強会月(1回)
・事業所見学会(週1回)
勉強会は参加自由のものもあり、参加ポイントが賞与に反映されるシステムになっているそうです。

勉強会への参加が個人のスキルアップと自信につながり、それが介護サービス全体の質の向上になり、結果利用者から高い満足度を得ることができます。

また、勉強会はスタッフの「話がしたい」という欲求を満たす場にもなっていると雅楽川氏は話していました。

 

 

従業員のモチベーションアップの取組み
「介護は無資格でもできます」と雅楽川氏は言います。
しかし、資格取得への意欲ある従業員が増えてきているのだそうです。
「いい仕事をしたい」という思いが資格取得へとつながっていると雅楽川氏。

同社では、元々資格手当が給与に上乗せされていくシステムになっていますが、従業員のモチベーションをあげるために、資格手当一覧を経営企画書内に開示しました。
資格手当の対象となる資格を従業員から募り、大幅に拡大したそうです。

資格を持ちながらも、更なるスキルアップを目指す従業員も多く、自己啓発やヤル気につながっているそうです。
資格取得は新しいことへのチャレンジという面と、これまでの経験を整理するという面があり、知識の見直しがランクアップにつながっていると話していました。

 

COCO-LOでは、管理者面談を年2回、社長面談を年1回実施し、従業員自身の強みや好きなこと、やりたいことについて話し合い、業務中の目標に落とし込みます。

従業員の皆さんは、自分の強みや得意分野を知ることで、それを業務に活かし、楽しく効率的・効果的に仕事に向き合っているそうです。
それは、従業員同士がお互いの個性を認めあう雰囲気作りにも成功していると言います。

Webデザインの勉強をしたいと打ち明けた従業員に対し、雅楽川氏は「やったらいいじゃない」と背中を押し、社内にWeb制作の部署を設けたと教えてくれました。

 

 

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