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ゼビオpresents体育会学生のためのキャリアセミナー

ゼビオ社員が働き方をプレゼン「スポーツに関わる仕事」

キャリアアップ 2018/09/29

「スポーツを4年間やりきってください!」ゼビオ株式会社(本社:福島県郡山市)代表取締役社長加藤智治氏は、イベントに集まった体育会学生達に語った。「ゼビオpresents 体育会学生のためのキャリアセミナー」が2018年9月25日、就職活動を控えた体育会に所属する大学2、3年生を対象にベクトルスタジオ(東京都港区)にて開催された。

第1部は、職種の異なる現役ゼビオ社員6名によるスポーツとの関わりやゼビオでの働き方についてのプレゼンテーションが行われ、「スポーツに関わる仕事」「スポーツを続けながら働く」といった視点で具体的な働く現場の話を聞くことができた。

第2部では、「アスリートナビゲーター活躍プロジェクト」スペシャルアドバイザーを務める北島康介氏、女性専用フィットネススタジオ「SPICE UP FITNESS」を展開する株式会社ヴィーナスジャパンの代表取締役社長 岡部友氏、ゼビオ加藤社長によるスポーツ経験とキャリアとの関わりをテーマにしたパネルディスカッションが行われ、スポーツによる社会貢献や体育会学生の持つ価値について語られた。

これから社会に出る学生が自分の活躍するイメージを描き、自信を持って就活に臨める機会となった。

ゼビオ株式会社の属するゼビオグループは、日本が抱える様々な社会問題をスポーツが持つ力で克服し、2020年、そしてその先の未来を明るい世の中にするため、スポーツが持つ可能性を信じ進んで行く想いを「スポーツで叶える。」という言葉に込めている。

大学時代にアメリカンフットボールをやっていたスーパースポーツゼビオ郡山西ノ内店アナライザーチームの横山輝氏は、「体育会の強み」について話し始めた。
3年生まで試合に出られなかったという横山氏は、最後の学年では試合に出たいという想いからカラダ作りに取り組んだことを例に挙げた。
部活動生の多くは、自身の目標を設定し課題解決に向けてトレーニングを積み、結果を出すというプロセスを繰り返しながら、心身共に成長を遂げている。
横山氏は部活動生のそういったプロセスが、社会人の行動プロセスと似ていると話す。
つまり、社会人に必要な資質を学生時代に自然と磨いていることになる。

スポーツは仕事の役に立つのかという問いに、「(スポーツで培った力を)100%出せていると思っています」と答えた。

 

スーパースポーツゼビオ浜松武宮店でスポーツナビゲーター(販売員)を務める小川直之氏は、自身の業務について「スポーツの感動価値を提供する仕事」と話す。
店舗に訪れたお客様とのコミュニケーションを通し生まれたストーリーを紹介した。
小川氏の流暢な話し方は、流石接客のプロだと感心させられる。

加藤社長は全国の顧客から届くハガキについて触れ、苦情よりも褒める内容が多いなか、小川氏は全国で最も名前が挙がるスポーツナビゲーターだと紹介した。

 

「スポーツをしている女性は美しい」と話すのは、スーパースポーツゼビオ博多マルイ店店長の浦川真穂氏。
浦川氏はソフトボールをやっていた元スポーツ女子だ。
日本におけるスポーツ女子の割合が未だに低いことを挙げ、日本の女子はキレイになりたいと思った時にスポーツをするという発想がないと指摘する。

スポーツを頑張っている人をサポートしたいと同社に就職した浦川氏。
配属された博多マルイ店は女性に強いお店で、浦川氏は3代目店長になる。
女性社員の中には商品開発やバイヤーを担当する人もいると紹介し、「お客様のためにやりたいことができる」と同社の魅力を語った。

 

バイヤーと商品開発の仕事について話をしたのは、クロステックスポーツ株式会社の鯨岡洋介氏。
バイヤーは顧客ニーズに応じた商品を仕入れ、マーケット(市場)を作るのが重要な仕事と説明し、「商品を通じてお客様に感動を与える仕事です」と語った。

商品開発のキックオフは、顧客アンケート等の分析からスタートする。
開発した商品が店頭に並び、それが売れた時の感動について鯨岡氏は熱く語った。
ニーズにすぐ応えることができるのは、小売りだからこそできるメーカーの機能だと説明する。
仕事の魅力は「チャレンジできること」と語る。
挑戦した先にしか進化はないと言い、就活を迎える学生に向け「挑戦できる環境かどうか」を考えることをアドバイスした。

加藤社長は、ほとんどの社員がスポーツに取り組んできており、スポーツビジネスのあらゆるシーンで活躍の場があると話した。

 

クロススポーツマーケティング株式会社の飯島由人氏は、自身の仕事を新しいスポーツマーケットを作る仕事と説明。
ゼビオグループはグループ内にマーケティング会社を持ち、産業を活性化させるためのマーケティングを行っている。
飯島氏は店長としての長い経験があり、その経験を活かして「もの」から「こと」で感動を与えていきたいと話す。

今後の課題としてスポーツの裾野を広げることを挙げ、マイナースポーツの活性化を図りビジネスとして成功させると意気込んだ。

 

ゼビオ株式会社商品部の橋本百代氏は、山梨大学サッカー部出身の現役アスリート。
卒業後はスポーツ業界で働きたいと考えていたが、大学でのサッカーに後悔が残った。
昨年、ゼビオグループは女性アスリートの価値向上を目指し女子サッカーチーム「栃木SCレディース」を発足させた。
橋本氏は、仕事をしながら現役のサッカー選手として活躍するという第3の道を選択、仕事もサッカーもステップアップを図る。

仕事はスポーツナビゲーターから商品部に異動になり、メーカーから買い付けた商品を店舗に下ろす業務を担当している。
「卒業=引退ではなく、(競技を)やりきったと感じた時が引退の時」と話し、現役アスリートとして社会に出ても、全力で挑戦して欲しいと学生にメッセージを送った。

加藤社長は同社が掲げるアスリート社員活躍プロジェクトについて話し、現在50人のアスリート社員を2020年までに100名にしたいと意欲を見せる。

仕事とスポーツを両立し、現役を引退した後のセカンドキャリアは、社員として100%仕事に向き合い活躍できると話した。

 

 

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