いよいよ社会人。卒業証書を手にしたら

大学4年生のほとんどは、卒論が終わり、卒業旅行などで学生最後の時間を謳歌している頃ですね。卒業後は、1人暮らしが始まる人も多いでしょう。学生から社会人へ、これまでとは立場がガラッと変わります。社会人としての目線を持って行動することが求められます。その第一歩として、先ずは、周りの方への「挨拶」をしましょう。
大学を卒業し、社会人になることを報告することで、「社会人になる」自覚が生まれ、意識が変わってきますよ。
挨拶をする相手は、これまでお世話になった人生の先輩です。
<先生に感謝の辞を述べましょう>
大学の先生はもちろんですが、高校、中学、小学校とこれまで自分がお世話になった先生や職員の方はいませんか?習い事でお世話になった先生、コーチはいませんか?
これまでの学生生活を振り返り、自分のターニングポイントに関わってくれた大人に、ご挨拶をしておきましょう。
<就職活動でお世話になった方への報告と感謝>
就職活動でアドバイスしてくれた、相談に乗ってくれた人達がいますね。キャリアセンターの職員の方、社会人の先輩など、それぞれ関わった人は異なるでしょう。
そういった方々への、就職内定の報告は済ませていると思います。
ここで、あらためて卒業の報告と社会人への決意を伝えましょう。アドバイスしてくれた方達にとって、あらためて「よかった」と思ってもらえる関係を作っておきましょう。
<就職先の採用担当の方へ>
無事、卒業したことの報告と、「これからよろしくお願いします」という一報を入れることをおススメします。この時期の採用担当者は、皆さんの受け入れの準備や、次年度の採用対応等でかなり多忙を極めています。ちょっとした感謝のメールで癒されることもあるでしょう。
<そして育ててくれた保護者へ>
これは言うまでもありませんね。卒業の報告と、社会人としての決意表明を忘れずに!
社会人の目線と言いましたが、それは学生とどう違うのでしょうか。
仕事をするうえで、大切なことは、相手の立場になって物を考えるということです。
恐らく学生のうちは、自分の目線で判断する力を養ってきたと思います。
しかし、これからは相手の目線で考えるという作業が入ってきます。
仕事は、1人でするものではありません。必ず相手があります。一緒に仕事をする相手、取引をする相手、立場も様々です。
自分がよいと判断したことが、相手にとってもよいかどうか。
それを常に意識することが、仕事をうまく運ぶコツになってきます。
とはいえ、初めから上手くできる人はそうそういません。焦ることはありませんが、意識することだけは忘れずに!
その一歩として、お世話になった方達へのご挨拶です。
相手の目線に立って、感謝の気持ちを示すにはどう伝えればよいかを考えましょう。ここで言う挨拶は、言葉だけの挨拶ではありません。思いを乗せた「挨拶」です。
「挨拶」は、人とのつながりを強くし、広げていくための必須アイテムです。
これから始まる社会人生活を楽しく、実りあるものにするために、「挨拶」を大事にしてくださいね。