人に目標を語るとプラスに働くことを実感

「ヤッチャレ2021第1回目標の立て方ワークショップ」の振り返りイベントが2021年9月20日、オンラインで開催され、前回に引き続き参加させていただきました。
アドバイザーは、社会心理学を基にセルフコントロールについて研究されている沓澤岳さん。
前回のワークショップでは、「WOOP」という[1願い(WISH) 2結果(OUTCOME) 3障害(OBSTACLE) 4計画(PLAN)]の4つを立て、参加者に自分の目標を共有しました。
今回は前回の「WOOP」の進捗状況に関する振り返り項目の二点を共有します。
1つはこれまでの進捗を100点満点で表す。
2つめはその点数になった理由を表します。
私は前回「今年HSK5級に合格する」という目標を立てました。
そのために行う私の「WOOP」は次のようになりました。
- HSK5級に合格する
- 自分に自信を持つことができる。
- やる気をなくなってしまう。目的が分らなくなり諦めたくなる。
- 達成するための目的と達成した後の未来を紙に書き、目に見える所に貼る。
点数は80点にしました。
沓澤岳さんから、4の目に見える成果を考えることは大事であると、フィードバックがありました。
他の参加者は「時間がない時」と「時間がある時」の2つのパターンで「WOOP」を作成していて、勉強になりました。
また”時や気分によって、3で書いた障害以外に新たな障壁が生じる”と、他の参加者の感想からも、”完璧に目標を達成し続けることはなかなか難しい”という共通の悩みがあることがわかりました。
沓澤さんのアドバイスを基に、もう一度「WOOP」の作成に取り組みました。
私は目的、やる気の障壁をなくすには、環境を変えた方がいいと考えました。
そのため4にはやる気を損なわないように、「カフェに行って周りの刺激を受ける」と書き換えました。
沓澤さんはこれに対して、”カフェに行くタイミングまで書き足してみると、なお良い方向に進む”とアドバイスしてくれました。
他の参加者たちも目標を達成しやすくするために、アラームを設定して読書をするタイミングを作るなど工夫していました。
最後に沓澤さんから、「人間は言い訳をしてしまう生き物であるため、やるタイミングを明確に書き出すことがポイントです」とアドバイスがありました。
また「他人と比較せずに、目標達成のために取り組むことが大事です」とお話しされました。
今回で計2回「ヤッチャレ2021」のワークショップに参加させていただきました。
私はこのワークショップに参加するまでは、人に自分の目標を語るのは失敗した時に恥ずかしいという抵抗がありました。
自分の目標を人に語ると、その目標に対してアドバイスしてくれる人が多く、自分にとってプラスに働くことが多いと感じました。
「ヤッチャレ2021」に参加したことで、今まで躊躇していた自分の将来やりたいことなどを、周りの大人に語ることができるようになりました。
WebマガジンRanRun読者の皆さんも、「ヤッチャレ2021」に参加して、様々なバックグラウンドを持った方々と共に、未来に向けたチャレンジや過去の失敗へのチャレンジ目標を共有して実行してはいかがでしょう。
ヤッチャレとは
自分の目標を公言するイベント!
「柏の葉チャレンジ ヤッチャレ」は、市民発のチャレンジイベントです。
自分の新たなチャレンジ目標を紹介しあい、自分が学んだことをシェアします。
実行委員のメンバーは、産総研(産業技術総合研究所)人間拡張研究センターの研究者と柏の葉市民アドバイザー。
「イノベーションの第一歩はチャレンジ。チャレンジ文化を地域と醸成する」ことを目的に活動しています。
RanRun編集部 学生スタッフ AOI