TOPへ

まだエスカレーターの片側空けは常識だと思ってない?

キャリアアップ 2019/08/09

消費者行動研究がエスカレーターの安全利用啓発で活躍し、六本木ヒルズ・渋谷ヒカリエ・中野坂上駅のエスカレーターで 「人の行動を変えるデザイン」が続々導入されている。

本来エスカレーターは、“全ての人が立ち止まり、両側に乗る”ことを安全基準として設計されている。
現状の利用方法は事故に繋がり得るほか、半身不随の障害などの理由で一方に立たざるを得ない人もおり、全ての人が安全に安心して利用できるよう、様々な商業施設や交通機関が「歩行」「片側あけ」の慣習を見直す啓発キャンペーンを実施している。

文京学院大学(学長:櫻井隆)は、2017 年度より 経営学部新田都志子教授(流通・マーケティング研 究)のもと、「消費者の行動をデザインの力で変える」という観点で実施している「エスカレーター安全利用 啓発活動」の本年度の取り組みとして「両側乗車促進」を目標に掲げており、この度六本木ヒルズのメトロ ハット・NHK イベント会場(渋谷ヒカリエ)・都営大江戸線 中野坂上駅内にあるエスカレーターへデザインを提供致した。

デザイン監修は経営学部倉嶋正彦教授・研究室で行っている。
また、独自に行った「エスカレーターの安全利用に関する調査」にて、エスカレーターの「片側あけ」に おける意識の高まりを示唆する結果が出たことを発表した。

「エスカレーター安全利用啓発活動」文京学院大学 経営学部 新田ゼミ

マーケティングを研究対象とする新田ゼミでは、「社会の課題をマーケティングの力で解決する」というテーマのもと、2017 年より「エスカレーターの片側乗り」の現状を研究、首都圏の駅や商業施設、エスカレーター業界にヒアリングを重ねるとともに、消費者行動の観点から、ステップや手すりにおける「人の行動を変えるデザイン~思わずつかまりたくなる 「ぎゅっ」/思わず乗りたくなる足型」の考案・設置や、SNS を活用した意識調査を進めてきた。

 

2019 年度は、8 月 1 日時点で既に以下 3 つのエスカレーター安全利用啓発活動に参画し、各施設・ 交通機関にて、新田ゼミが提供したエスカレーターデザインが採用されている。

① 森ビル株式会社が六本木ヒルズで 7 月 22 日(月)から開催する「安全・安心なエスカレーターの乗り方」へ協力し、メトロハット エスカレーター3 基へのステップのデザイン施工、および実施効果検証

② 都営大江戸線 中野坂上駅のエスカレーターの手すりへのデザイン施工

③ NHK が 7 月 20 日(土)~24 日(水)まで渋谷ヒカリエで開催した「N スポ!2019 -SHIBUYA-」 企画内でのエスカレーターの手すりデザインと足型デザインおよび学生によるイベント登壇

 

六本木ヒルズ “メトロハット” エスカレーター3 基への足形ステップデザイン

森ビル株式会社が開催する「2 列に止まって乗ろうキャンペーン」へ参画し、六本木ヒルズのメトロハット エスカレーターに「右に乗っても良い」ことを視覚的に伝える足形のステップデザインを施した。

今回 デザイン施工をしたエスカレーターは、通行量が多いエスカレーターであること、また距離が長いことから事故発生の危険性が高く、安全利用の啓発に有効であると考え、対象として選ばれている。

また、この度のデザイン採用にあたっては、学生が男性用・女性用・子ども用・補助犬用などの複数パターン、また東京都が発表しているユニバーサルカラーデザインを参考にしたカラーバリエーションを提案。

実地検証を経て決定したデザインは、エスカレーターの上下切り替えに対応した、実用的なものとなっている。

同時に、8 月 8 日(木)~10 日(土)には、学生自ら、エスカレーターステップデザインの実施前後の行動変容について、デザイン実施後のアンケート調査をはじめとした実施効果検証を行う。

調査結果は、今後の取り組みに活かしていく予定だ。

 

 

0

RanRun Social

RanRunのソーシャルネットワークは、スポーツ女子インタビュー、大会取材やイベント風景、告知などの情報をリアルタイムでお届けします。