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仕事、家族、恋人 自分の生き方に向き合う 映画『ブルックリン』

大学に入学して一人暮らしを始めた1年生にとっては初めての夏休みで実家に帰る人も多いでしょう。これから就活を控えている3年生は、卒業後の生活の場をどこに置くかを考え始める頃でしょうか。就活が終わった4年生は、学生最後の夏休みを実家で過ごしているかもしれませんね。社会人1年生は、仕事に慣れてきましたか?

 

現在公開中の映画『ブルックリン』は、ふたつの祖国を持ちふたつの運命と愛の間で揺れながら美しく花開いていく女性の物語です。1950年代のアイルランドとアメリカを舞台にした作品ですが、きっと皆さんにも共感する部分があると思います。

 

第88回アカデミー賞®主要3部門〈作品賞、主演女優賞、脚色賞〉にノミネートされた作品です。『つぐない』で当時13歳にしてアカデミー賞®助演女優賞候補となったシアーシャ・ローナンの新たなる代表作になりました。青春恋愛映画ですが、女性の生き方を考える作品として、ご紹介したいと思います。

 

映画『ブルックリン』

 

アイルランドの小さな町に住むエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、美人でキャリアウーマンの姉ローズとは対照的に、大人しく目立たない存在です。欝々と過ごす彼女の将来を案じた姉は、エイリシュにニューヨークに行くことを勧めます。アイルランドから渡米しニューヨークへ。

 

将来への夢を膨らませアイルランドを出発したエイリシュでしたが、船では食中毒になるなど大変な旅となってしまいます。彼女を待ち受けたのは、小さな町の生活とはあまりにかけ離れた生活でした。

 

映画『ブルックリン』02

 

ニューヨークの高級デパートに就職したエイリシュは、仕事にもなかなか慣れることができません。下宿先には同郷の女性たちがいましたが、既に都会に馴染み洗練されているため、会話もままなりません。激しいホームシックに襲われます。

 

やがてイタリア系移民のトニーと出会い、エイリシュは恋に落ちました。この恋をきっかけに、エイリシュはニューヨーカーとしての生活を貪欲に吸収し、変化していきます。

 

映画『ブルックリン』03

 

ブルックリン大学で簿記を学び、週末は最新の水着を着てコニーアイランドで過ごすような生活。スィートな魅力とカリスマ性を持った洗練されたニューヨーカーへと変貌を遂げました。

 

そんなエイリシュのもとに、突然、姉の訃報が届きます。実家のことは姉に任せてきたエイリシュにとって、再び運命の転機となります。

 

アイルランドに帰郷した彼女を待ち受けていたのは・・・

 

故郷に残って母の面倒をみるか、ニューヨークに戻って恋人との人生を選ぶか。
エイリシュの選択は?

 

映画『ブルックリン』04

 

ブルックリン

原題・英題 :Brooklyn
クレジット :
監督 ジョン・クローリー
脚本 ニック・ホーンビィ
原作 コルム・トビーン
出演 シアーシャ・ローナン、ドーナル・グリーソン、エモリー・コ ーエン、ジム・ブロードベント、ジュリー・ウォルターズ
2015年/アイルランド=イギリス=カナダ/112分
コピーライト :©2015 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
公開日 :2016年7月1日
公開情報:7月1日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー