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9月29日ロードショー

女性の活躍!映画『ドリーム』NASAの偉業を支えた女性学者達

キャリアアップ 2017/08/15

それぞれに家庭を持ちながら、公私共に毎日をひたむきに生き、国家の威信をかけたNASAのマーキュリー計画に貢献しようと奮闘する3人の黒人女性。理不尽な障害にキャリアアップを阻まれながらも、自らの手で新たな扉を開いていく姿を描いた映画『ドリーム』が9月29日公開になります。アカデミー賞3部門にノミネート、全米で「ラ・ラ・ランド」を超える大ヒットを記録。働く女性に勇気と感動を与える実話を描いた作品をご紹介します。

 

1961年東西冷戦下、アメリカとソ連が熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた時代、ヴァージニア州ハンプトンのNASAラングレー研究所では、優秀な頭脳を持つ黒人女性たちが“西計算グループ”に集い、計算手として働いていました。

 

リーダー格のドロシー(オクタヴィア・スペンサー)は管理職への昇進を希望しますが、上司ミッチェル(キルステン・ダンスト)に「黒人グループには管理職を置かない」とすげなく却下されてしまします。

 

技術部への転属が決まったメアリー(ジャネール・モネイ)はエンジニアを志していますが、黒人である自分には叶わぬ夢だと半ば諦めモード。

幼い頃から数学の天才少女と見なされてきたキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)は、黒人女性として初めてハリソン(ケビン・コスナー)率いる宇宙特別研究本部に配属されます。

しかし、オール白人男性である職場の雰囲気はとげとげしく、そのビルには有色人種用のトイレさえ無いという劣悪な環境下。

 

 

それでも、それぞれ家庭を持つ3人は公私共に毎日をひたむきに生き、国家の威信をかけたNASAのマーキュリー計画に貢献しようと奮闘します。

 

1961年4月12日、ユーリ・ガガーリンを乗せたソ連のボストーク1号が、史上初めて有人で地球を一周する宇宙飛行を成功させます。

ソ連に先を越されたNASAに猛烈なプレッシャーが高まるなか、劣悪なオフィス環境に耐えながらも、ロケットの打ち上げに欠かせない複雑な計算や解析に取り組むキャサリン。

 

そのたぐいまれな実力をハリソンに認められたキャサリンは、宇宙特別研究本部で中心的な役割を担うようになっていきます。

また、ドロシーは新たに導入されたIBMのコンピュータによるデータ処理担当に指名され、メアリーも裁判所への誓願が実り、これまで白人専用だった学校で技術者養成プログラムを受けるチャンスを掴みます。

 

夫に先立たれ、女手ひとつで3人の子を育ててきたキャサリンに、教会で誠実なジム・ジョンソン中佐(マハーシャラ・アリ)との出会いが訪れ、プロポーズを受けることに。

 

やがて1962年2月20日、宇宙飛行士ジョン・グレンがアメリカ初の地球周回軌道飛行に挑む日がやってきました。

しかし、その全米の注目が集まる歴史的偉業となる打ち上げ直前、想定外のトラブルが発生してしまいます。

コンピュータには任せられないある重大な“計算”を託されたのは、すでに職務を終えて宇宙特別研究本部を離れていたキャサリンでした。

 

新たな時代を切り開いた女性達の奮闘を描いた『ドリーム』は、爽快でパワーをくれる作品です。

「仕事」への責任とプライドを持ったヒロインたちは、これから社会に出る学生にはロールモデルとして参考にして欲しい姿です。

 

 

主演を務めるタラジ・P・ヘンソンは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で第81回アカデミー賞(R)助演女優賞ノミネート、近年はテレビシリーズ「Empire 成功の代償」での活躍が目覚ましい女優。

『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞(R)助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、第89回アカデミー賞(R)作品賞に輝いた『ムーンライト』にも出演している個性派シンガーのジャネール・モネイ、同作『ムーンライト』で見せた熱演により第89回アカデミー賞(R)助演男優賞の栄冠に輝いたことが記憶に新しいマハーシャラ・アリに加え、ケビン・コスナーキルステン・ダンストといった実力と実績の確かな大スターたちが息の合った好演を見せていることでも話題を呼んでいます。

 

監督は、日本でもスマッシュヒットを記録した『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィ

また本作に深く共感し、音楽に加え製作にも名を連ねるのが、11度のグラミー賞に輝く人気実力ともに頂点に立つミュージシャン、ファレル・ウィリアムス。彼の書き下ろした楽曲が、本作にポップでポジティブなテイストを添えています。

 

作品名:

『ドリーム』

公開表記:

9月29日(金)TOHOシネマズシャンテ他、勇気と感動のロードショー!

配給:

20世紀FOX映画

クレジット:

ⓒ2016Twentieth Century Fox

 

■監督:セオドア・メルフィ『ヴィンセントが教えてくれたこと』

■脚本:アリソン・シュローダー、セオドア・メルフィ

■出演:タラジ・P・ヘンソン(『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』)、

オクタヴィア・スペンサー(『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』)、

ジャネール・モネイ(『ムーンライト』)、

ケビン・コスナー(『フィールド・オブ・ドリームス』、『マン・オブ・スティール』)、

キルステン・ダンスト(『スパイダーマン』シリーズ、『メランコリア』)、

ジム・パーソンズ

■全米公開:2016年12月25日

■原題:Hidden Figures

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