「スポーツボランティアとは」スポーツを通して社会と関わる

スポーツボランティアの経験はありますか?
卒業後の進路について、「なにかしらスポーツに関わっていたい」というスポーツ女子は多いです。一方で、「やりつくしたのでスポーツはもう引退」と言うスポーツ女子もいます。
そんな女子も、社会人になって少し慣れてくると、「スポーツに関わりたい」という想いがムクムクと湧いてきて、なにかしらアクションを起こそうとしている様子がみられます。
競技大会に参加している皆さんなら、大会のサポートをしているスポーツボランティアさんに会ったことがあるかもしれませんね。リオ五輪・パラ五輪の現地レポートをしてくれたMAKIKOさんの記事(https://ranrun.jp/topics/topics-160921)の中にも、大会を支えていたボランティアさんについての紹介がありました。
スポーツボランティアの仕事は、大きな競技大会だけではありません。日本国内でも、色々な形でスポーツを支えているボランティアがいます。
また、2019年ワールドカップ、2020年東京五輪・パラ五輪などのビッグイベント開催で、スポーツボランティアに対するニーズはさらに高まってくるでしょう。
スポーツ女子のキャリアデザインの中に、「スポーツボランティアとして社会で活躍する」という選択肢があったらいいなと、RanRunでは考えています。学生のうちにスポーツボランティア研修などを受講し、スキルを身に付けておくのもよいですね。
RanRunでは、日本スポーツボランティアネットワーク(JSVN)にご協力いただきながら、スポーツボランティアについて、仕事の内容や必要な資質、研修プログラムや大会事例など、ご紹介していきたいと思います。TeamRanRunとして、研修に参加するスポーツ女子も募集していく予定です。
「スポーツボランティアとは」
スポーツボランティアというと、競技大会のようなスポーツイベントの運営をサポートする人というイメージがありますね。しかし、それ以外にもいろいろな形でスポーツに関わる活動を支えているのです。
皆さんの中には、小さい頃に地域のスポーツ教室などに参加していた人もいると思います。地域の野球教室やサッカー教室、体操教室、スポーツクラブなどもスポーツボランティアによって支えられています。
スポーツボランティアには、大きく3つに分けて「クラブ・団体ボランティア」「イベントボランティア」「アスリートボランティア」があります。
クラブ・団体ボランティア
地域のスポーツクラブやスポーツ団体などの日常的な活動を支えるボランティアで、定期的に活動しています。
・ボランティア指導者
監督やコーチ、アシスタントスタッフなど
・運営ボランティア
クラブや団体の役員・幹事・世話係など
荷物の運搬や送迎運転手
広報やデータ処理などの事務担当
競技団体役員など
イベントボランティア
地域の市民マラソンや運動会などのスポーツ大会や国体・国際大会などのスポーツイベントを支えるボランティアで、活動は不定期です。
・専門ボランティア
審判、通訳、医療救護、大会役員、データ処理など専門的な知識や技術を要する
・一般ボランティア
給水・給食、案内・受付、記録・掲示、交通整理、運搬・運転、ホストファミリーなど、誰もが参加できる
アスリートボランティア
プロスポーツ選手やトップアスリートによる社会貢献活動
・オフシーズンに福祉施設などを訪問
・ジュニアのスポーツ指導
・地域イベントへの参加 など
スポーツが大好きで、競技スキルを持ったスポーツ女子の皆さん、大きなスポーツイベントのサポートや子供たちへの指導、スポーツによる地域活性化など、社会貢献できるフィールドがたくさんあります。
学生時代に培った力を大いに発揮して、社会で活躍して欲しいと思います。
次回のスポボラは、「Rio2016オリンピックボランティア活動報告 ~東京2020につなげる想い~」の取材報告です。
協力 日本スポーツボランティアネットワーク
https://www.jsvn.or.jp/index.html