TOPへ
【RanRun「働く」を考える】社会で働く若手女子へのインタビュー③

社会人1年目は毎日が勉強

キャリアアップ 2019/10/22

2019年のRanRunスキルアップ「働くを考える」は、インターン生の土屋里恵(昭和女子大学3年)が担当し、自身が就職活動に向かう前に知っておきたい情報として、同年齢で社会人として働く女性にインタビューを行った。

 

大学病院で医療事務の仕事に従事する原田沙羅さん(仮名)は、埼玉県在住の社会人1年目21才。
主な業務として、患者さんに対し事務的な説明や手続きを行っている。

 

仕事で辛かったこと

一年目は覚えることが多く、仕事をするにも毎日が勉強だ。

社会人になり一人暮らしを始めた。

家事など自分の身の回りのことをこなさなければならず、仕事との両立にはとても苦労している。

金銭的に余裕があるわけではないので、昼食はお弁当を作って持っていく。

朝早く起きなければならないのが大変だ。

精神的に参ってしまう時もあるが、そんな時は学生時代の部活動で経験した厳しい練習のことなどを思い出し、「あの練習を乗り越えたから大丈夫!!」と自分を鼓舞している。

部活動で鍛えた精神力が、今の自分を支えていると話す。

 

 

仕事や企業選びで大切だと感じること

福利厚生がきちんとしている企業を選んだほうがいい。

国が定める労働に関する法律なども多少勉強しておくと、その企業が法律をしっかり守っているか、自分の働く環境が法律に違反していないかなどがわかってくる。

逆に勉強をしておかないと、自分が不利益を被ることになる。

 

部活動で培った力は役に立つ

部活動で得た力はとても役に立っている。

今、とても実感しているのが、厳しかった練習を乗り越えて得た精神力や体力だ。

また、仲間で支え合っていくことの重要さやチームで動くときの協調性なども部活動を通して培った力だと思っている。

自分はまだ1年目ということもあり、上司や先輩との関係はとても大切にしている。

周りを見て、次に何を求めているかを考えて行動するなどの気配りも部活で磨いた力だ。

ただしお酒の席などのマナーは、部活動では学ぶ機会がなかったため、現在、先輩に教わっているところだ。

 

就職活動

現在、勤務している企業を含め数社の面接を受けた。

実は今の会社にはエントリーシートの提出を忘れてしまい、会社からの電話で慌ててエントリーシートを送った。

その時は(採用選考に)落ちたと思ったが、最終的に今こうして働いていることを考えると、人生何があるかわからないと感じる。

こうしたハプニングが起きても就職することができたことを考えると、就職もなにかの縁あってものなのかもしれない。

就職活動がうまくいかない、なかなか内定が取れない状況になっても、あまり気にせず自分なりに頑張ればよいと思う。

就活生へのメッセージ

就職活動は確かに大変だし、準備などもしっかりやっておくことは大切だ。

しかし、学生時代にしかできないこともたくさんある。

社会人になると、特に1年目は、自分に足りないことを補うための勉強などで、休みがつぶれてしまうこともある。

だから学生時代は、海外旅行に行ったり、友達と遊んだりすることも大切にした方が良いと思う。

学生の時ほどスポーツに打ち込む時間なども取れなくなってしまうので、「今」を大切に楽しんで欲しい。

 

 

 

原田さんとは高校で同じ部活に所属し、毎日一緒に練習に励み、苦楽を共にした仲間だ。

それぞれの道に進んでからはなかなか会う機会もなく、久々に会って話をすることができた。

一足先に社会に出た彼女は、同い年とは思えないほど物事を深く考え、周りに気を遣える人に成長していた。

彼女から直接話を聞くことで、大きな刺激を受けることができた。

 

土屋里恵(昭和女子大学3年)

 

 

 

RanRun Social

RanRunのソーシャルネットワークは、スポーツ女子インタビュー、大会取材やイベント風景、告知などの情報をリアルタイムでお届けします。