TOPへ

スカッシュってどんな競技?ルールを紹介

皆さんこんにちは!
関東学生スカッシュ連盟の熱海志保(日本女子体育大学)です。
毎月1回、この場をお借りしてスカッシュの魅力をお伝えしていきたいと思います。

よろしくお願いします!

 

―――『スカッシュ』ってどんな競技?

この質問に答えてもらうと、「壁打ちのテニス!」「部屋の中でやるやつ!」「オリンピックの追加種目から外れたスポーツ!」「わからない」等の答えが主流です。
確かに間違った答えではありません。
しかし!!スカッシュにはまだまだ知られていない沢山の魅力が隠されています!
そんなスカッシュを様々な視点から解剖して、スカッシュの魅力を皆さんにお伝えしていければと思います。

私自身スカッシュを初めてまだ2年目。はたまた、ラケット競技を専門競技としてやるのも初めて!そんな初心者に毛が生えたばかりの私だからこそ発信できる楽しみ方・スカッシュの魅力をお伝えしていきたいと思います。

 

 

―では改めて、スカッシュってどんな競技?

スカッシュは白い壁に囲まれた中でラケットと直径4cmの小さなゴム製のボールを使って行ういたって簡単なスポーツです!
テニスのようにダブルス制度はなく、1対1の勝負で行います。
イギリス発祥のスポーツで、19世紀初頭に囚人が壁に向かってボールを打っていたことが起源と言われています。
テニスと決定的に違うのは、対戦相手と同じコート上でボールを打ち合うということです。

縦9.8m×横6.4m×高さ5.6m以上という狭いコートの中を動き回るスポーツ、スカッシュ。
コートは狭いですが、その運動量はテニスの2倍から3倍と言われるほどの運動量なのです!
沢山汗をかいて、しっかり運動もできるのに、室内スポーツだから日に焼ける心配もなし!!
美容のためのダイエットにはもってこいのスポーツといえます♪

 

 ―スカッシュをやるために必応な道具は?

スカッシュでまず必要となるのは専用のラケット!
え?テニスのラケットと同じじゃないの?
いえいえ、全然違うんですよ。
写真でも見てわかる通り、テニスのラケットに比べてとてもスマートですよね。
重さもスカッシュのラケットは一般的に110g~200gととても軽いのが特徴なのです。

そして次は専用のボール!
先程も少し述べましたが、直径4cmのゴム製のボールを使用します。

テニスボールと比較するとその小ささがお分かり頂けるかと思います。
公式の試合で使われるものは黄色い点が二つある弾みにくいボールを用いて試合を行うのですが、初めての方は試合球ではない弾みやすいボールを使うといいですよ!

そして最後はアイガード。
透明のサングラスのようなものです。
私たちのような大学生でも、サーブの速度が時速200kmを超えてくる選手もごろごろいます。
そんな勢いのあるボールが目に当たっては失明の危険性が伴います。
なので、専用のゴーグルを身に着け、安全にスカッシュを楽しみましょう♪

 

―スカッシュはどんなルールなの?

スカッシュのルールは複雑に見えてとても単純なのです!

(1)サーブを打つ人は、右か左のサービスボックス(コート上にある四角いスペース)に、片足か両足を入れて前の壁に引かれている上の線と真ん中の線の間にボールを打ちます。

※サーブの時のみ、必ず右からサーブを打った場合左側コートの後ろ1/4に(反対からサーブの場合も同様)ボールを打つようにしなければいけません!サーブ時のみ、直接前の壁を狙わないといけません。

(2)その後は左右の壁、後ろの壁も使用して打っても大丈夫です!しかし!!いかなる場合であっても必ず1度は前の壁にボールを当てないといけないのです。なので、後→横、横→横などの打球を打った場合、相手のポイントになってしまいます。

(3)点数が加算されていく方法は以下の通りです。

・ボールがツーバウンドした場合

・前の壁にボールが届かなかった場合

・前の壁の下の線より下だった場合

・前後左右の4面ある壁の線の上だった場合

点数を獲得する主な方法は、この4つになります。

 

―スカッシュ特有のルール 

スカッシュは対戦相手と同じコート上で戦うことが特徴のスポーツです。
なので、どうしてもボールやラケットが相手に当たってしまうことがあります。
こういったラケットがぶつかってしまいそう、相手が邪魔でボールが打てないといった場合には、ラケットを振らずに審判のほうへ「プリーズ!」と伝えます。
このことを“アピールをする”と言います。

このアピールにより、審判は以下の対応を行います。

(1)「イエスレット」→申告者の申告が認められます。しかしながら、点数は加算されずにサーブからやり直すことになります。

(2)「ノーレット」→申告者の申告は認められません。通常通り試合が進められる為、対戦相手に点数が加算されます。

(3)「ストローク」→申告者の申告が認められます。それと同時に、申告者側に点数が加算されます。

どんな時にこのルールが出てくるか等は、また別の機会に詳しくご説明致します!

 

―スカッシュの得点の数え方

スカッシュの得点の数え方は、ラリーポイント方式になります。

ラリーポイント方式とは、1ゲーム11点先取!ゲーム数は、3ゲームもしくは、5ゲームマッチで行われます。
ラリーポイント方式では、サーブ権が関係なくラリーに勝てばポイントが取れる方式です。
この辺りはテニスと同じですね!

※しかしながら10オール(10対10)になると以降2点差がつくまで終わらないタイブレイクとなります。

 

―最後に…。

スカッシュの魅力はまだまだたくさんあります♪

次回は、今回の内容から少し発展させた実践的な内容に踏み込んでいきたいと思います!
是非来月もご覧いただけると幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

関東学生スカッシュ連盟 副委員長
日本女子体育大学    熱海 志保

 

RanRun Social

RanRunのソーシャルネットワークは、スポーツ女子インタビュー、大会取材やイベント風景、告知などの情報をリアルタイムでお届けします。