なんだって、いける。パタゴニア 2016秋

「Up for Anything=なんだって、いける。」パタゴニアが展開しているキャンペーンのキャッチフレーズです。それは、可能性は無限大!という意味ではないでしょうか。「自分の可能性を限定せずに、チャレンジしてみては?」というメッセージのように感じます。
パタゴニアといえば、アウトドア用品、ウエアの有名ブランドですが、環境問題への徹底した取り組みをされていることはご存知ですか?
今年の秋・冬商品と共に、その取り組みについて、少しご紹介したいと思います。
「死んだ地球では、ビジネスは成り立たない」
これは、20世紀最大の環境運動家と言われるデビッド・ブラウワーの言葉ですが、パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードもまた、「自然の資源を使う企業が環境問題に取り組むべき」という理念を持って、パタゴニアを展開してきたとお聞きしました。
衣類はどこで作られるのか
人が生活するうえで、欠かすことのできない「衣」。パタゴニアは、お客様に提供する衣類について、原材料の調達元、サプライチェーンなどの情報を公開しています。
サプライチェーンというのは、原材料から製造、販売までの工程や物流の流れ全体を表す言葉です。
つまり、製品ひとつひとつが、どこで採取された原材料を使い、どこの工場で処理され、縫製されたかといった工程がわかるようになっているそうです。
そうすることで、ダウンジャケットに使われている羽毛が、強制給餌や生きたまま羽毛を採取されていない鳥のものであることを確認できるようにしました。
貧困の問題を抱える国の工場を使い、フェアトレードすることで、人権の問題にも取り組んでいます。
こうした説明をお聞きすると、商品それぞれに企業理念がつまっていることがわかりますね。
写真は、この秋冬商品の展示会に行った時に撮影させていただいたものです。
ポケットのアクセントが可愛い。
ポンチョ、裾のラインが可愛いですよね。
ウィンターシーズンに向け、商品のバックグラウンドについてもちょっと意識しながらお店を覗いてみると、視点が変わって面白いですよ。
パタゴニアでは、「衣」だけでなく「食」についても展開をしています。日本の環境問題を解決する食品の提供を9月からスタートしたようです。