東京から世界へ――。
東京都が次世代ファッション人材の育成を目的に実施している「若手デザイナー パリ・ファッションショー挑戦プロジェクト」において、2026年1月25日(現地時間)、フランス・パリでのファッションショー開催が決定しました。
厳しい審査を勝ち抜いた13組14名の若手デザイナーが、半年間の育成期間を経て、世界最高峰の舞台に挑みます。
本プロジェクトは、東京都が実施するファッションコンクール「Next Fashion Designer of Tokyo(NFDT)」および「Sustainable Fashion Design Award(SFDA)」の受賞者を対象に、パリでのファッションショー挑戦を支援する取り組みです。
選出された13組14名の若手デザイナーは、2025年7月から約半年間にわたり準備を重ね、ランウェイショー形式で新作ルックを発表。
東京発の創造力と可能性を、世界のバイヤーやメディアに向けて発信します。
ショーの演出・ルック制作の指導を務めるのは、パリ・ファッションウィーク公式スケジュールに11年・24シーズン連続参加する「ANREALAGE(アンリアレイジ)」代表取締役社長・デザイナーの森永邦彦氏。
ショーディレクションやプレス・バイヤー誘致、ヘアメイクなど、ANREALAGEのショー制作チームが全面協力し、実際のファッションの現場と地続きの環境で若手デザイナーを支援します。
自分がこれまでファッションの現場で積み重ねてきた経験を、次の世代につなげたい。20年以上ショーを続けてきた中で得た経験や人脈を、誰かに手渡していきたい。その思いから、今回の取り組みに深く関わっています。
当初は、ルック制作や演出といった部分で、作品を「ショーとして成立させる」ことが目的でした。
しかし、自分が指導する以上、形だけ整えばいいとは思えなかった。やるならば、本気で向き合いたかった。そこで、アンリアレイジのショーを共につくってきたチームに協力を仰ぎ、ディレクター、PR、ヘアメイクなど、プロフェッショナルが実際に関わる環境を整えました。
若い才能が、現実のファッションの現場と地続きで体験できる場をつくりたかったのです。
講義の中で一貫して伝えているのは、外に向けて評価されることだけに意識を向けるのではなく、自分の内側にある世界を深く見つめてほしい、ということです。
外の世界で壁にぶつかることは、誰にでもある。そのとき、自分の内側に確かな世界があれば、それは揺るがない自信になる。内面の世界が満たされていれば、結果として外の世界とも自然につながっていくと、考えています。
応募者たちが本気で取り組む姿を見て、僕自身も強く刺激を受けてきました。
もう少しで花が咲きそうな才能を、このまま埋もれさせたくない。パリでショーに挑戦する人が、これからも東京から続いて出ていく流れをつくること。それは、ファッション業界にとって持続的な未来につながると信じています。
力のあるブランドが生まれるために必要なのは、まず挑戦する人の絶対数を増やすこと。その一歩になればと思っています。
ANREALAGE 代表取締役社長・デザイナー
森永 邦彦(もりなが・くにひこ)
1980年生・東京都国立市出身
早稲田大学社会科学部卒業
バンタンデザイン研究所卒業
2025年1月に行われた前回のショーでは、パリ旧証券取引所「Palais Brongniart」を会場に、約270名が来場。
世界から注目を集めるイベントとなりました。
今回はさらに規模を拡大し、次世代の日本ファッションの創造性を世界に示す場として期待が高まっています。
日時:2026年1月25日(日)18時開始
会場:パリ市内
選出デザイナー:13組14名
■ 選出デザイナー一覧
〈NFDT〉
〈SFDA〉
※各ブランド、デザイナーの詳細はNFDT・SFDAの公式Instagramでご紹介しています。
東京都は、東京をパリ・ミラノ・ニューヨーク・ロンドンと肩を並べる世界的なファッション拠点として育成することを目指しています。
インクルーシブデザインやサステナブルファッションを重視し、若い才能が早期に“本物の舞台”を経験することで、日本発ブランドの未来を切り拓いていきます。
2026年1月25日(日) パリでのファッションショー開催(ランウェイショー形式にて新作ルック等発表)
2026年2月 活動報告(予定)