2019ラクロスリーグのシーズンがやってきた① 立教対早稲田

第32回関東学生ラクロスリーグ女子1部Bブロック立教大学VS早稲田大学戦、1部Aブロック慶応義塾大学VS明治大学戦が2019年8月31日、駒沢オリンピック総合運動場第二球技場(東京都)で開催された。
今にも雨が降りだしそうだった空模様が、強い日差しと猛暑に変わり、試合開始前から応援席もヒートアップしていく。
日本ではカレッジスポーツの代表格に成長したラクロスだが、まだ観たことがない人にその魅力を伝えようと、自身もラクロス初見のRanRunインターン生達が取材を始めた。
初めて見たラクロスの試合は、想像以上に疾走感があり、ボールの小ささに驚いた。
第一試合は立教大学対早稲田大学。
超集客試合とあって、応援席はほぼ満席状態。
応援席でスタンバイしていた立教大学女子ラクロス部の1年生は、今日の応援は会場をムラサキに染めることに注力していると教えてくれた。
確かに立教の応援席を見渡すとムラサキ一色だ。
これは早稲田側も同じ。
「会場をえんじに染めよう計画」を徹底し、観戦に来る保護者にはなるべくえんじ色のものを身に着けて来場するように周知した。
大学のイメージカラーで応援席を染めることで、選手達の士気を高め、応援団の士気も高まる。
9時50分、ドロー。
試合開始3分、先制点を決めたのは立教大学#1大川選手。
その6分後、早稲田#85山辺選手のショットが決まり1-1に。
立教#3前西選手が2点目を決め、2-1立教リードで第1Q終了。
続く第2Qでも立教が2得点を挙げ、4-2とリードを広げる。
勢いのある立教、対する早稲田は持ち前のスピード感で食らいついていく。
ハーフタイム終了後の第3Q開始3分後、早稲田#83田代選手がショットを決め4-2。
そして迎えた第4Q、立教が2得点を挙げ6-2と差を広げる。
早稲田が1点を返すも、6-3で立教が勝利した。
立教のプレーは、冷静な判断や適切なポジショニングなど徹底した無駄の排除が感じられた。
自身が求められた動きを瞬時に判断し対応する。
早稲田は、先制点を決めた立教に流れを作られたことで苦戦を強いられた。
しかし、最後まで誰一人諦めることなく、フィールドを駆け周る姿はまさにえんじ色の戦士だった。
今回、ラクロスリーグの会場を訪れ、驚いたことがある。
大学スポーツにおける大会運営は、学生が主体となって行われていることを初めて知った。
大会本部で運営に携わるスタッフの大半が学生であり、受け付け、アナウンス、トラブル対応など様々な業務を担当し活躍していた。
取材 昭和女子大学3年 中嶋香子